レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

尹監督に引きずり込まれたのではなく自分達で沈んでいった。 レノファ山口vsジェフU千葉 @維新 2021年5月5日

維新は勝つ場所なんだ!!

あまり負け試合後はtwitter、特に運営さんのツイートは見ないようにしているのですが、同じ気持ちの方が多かったですね。

くやしい。そう!悔しいですよ。ホームなのに何回連続で水溜りがあるんだよ!グラウンドキーパーさん今節もお手数おかけします。。。そんなジェフ千葉戦でした。

正直最後の高井選手のシュート以外得点のニオイがしなかったです。ホントにうまくやられてしまったなと思います。シュート6本。枠内1。これって最後の1本ですよね?そんな試合です。でもこんな試合だからこそ次に繋げる。いや、もう見なかったこと、この試合はなかったことにして次に行くしかないんです。という事で。今回も読んでいただき、、、

とはいきません。ちゃんと振り返ります。

では、今節はこのトピックスで振り返っていきたいと思います。

 

1)中央をうまく使っている山口?

2)クロス対応はやはり狙われていた。

3)自滅だったよな。。。

 

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【山口】52分小松⇒河野 佐藤⇒神垣 59分眞鍋⇒石川 74分浮田⇒澤井 田中⇒梅木

【千葉】70分船山⇒福満 見木⇒ブワニカ サウダーニャ⇒大槻          

両チームフォーメーションは割とがっちりはまる組み合わせの対戦でした。

また相変わらずざっくりの図でいうと

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このような形で組み合ったものでした。

前提として中二日でアウェイ帰りの山口、中3日新潟⇒山口の千葉。足元は不安定。正直あまりホームの理は無かったです。疲労もあったでしょう。

その中でこの噛み合った状態での千葉の前からのプレスは厳しいものがあったかなと思います。

ただし、新潟戦ほど「これはちょっと厳しい」、ヴェルディ戦ほど「うまくやられた」という気がしない、という思いはないでしょうか?だからこそ悔しい。

 

そして前半を見ているときにちょっとした違和感、この時点では期待を感じていたのが、飲水タイムに入った際の解説の中島さんのこの言葉です。「中央をうまく使っている山口が~」

ん?中央うまく使った試合などこの11試合であったか??

僕の印象ではございません。ただし、うまく使ってほしい願望は多々ありました。箱の使い方や、ブログ当初の梅木への期待などはそれです。「箱」で仕事がもっとしてほしい。という思いでした。※梅木選手には今も期待してます!

 

多少話がずれますが、ジェフのミドルゾーンでの守備ですが、フォーメーション通りの3-3-2-2というよりも5-4-1、5-2-3のような形でセットしたものと思っています。

今節の前の2試合、相模原と新潟の試合、ジェフがダメな時はほぼ5-2-3のような形で、前線の3枚がプレスに行っても、中盤のダブルボランチの脇あたりを使われてしまうと、WB、サイドのCBがそのボールにいけずにずるずる交代してしまう現象がありました。

 

そこで、試合後の渡邉監督の「こうなるとわかっていた。ただ、内容がなかった。自分の責任だ」という発言ですが、多少中央を崩すというプランがあったのではないか、というのが僕の感想です。このプランは託していたのかなと思います。

いつものように相手SB裏を狙う姿勢は見せつつ、外回りでボールを回すものの、

12:15あたり、16浮田⇒10池上⇒15川井と左から右サイド。そして中央の8田中へボールが渡ります。そして14小島39見木の間を縫うパスで10池上へボールが渡ります。

同様に18:20、8佐藤⇒18小松へやはり小島見木の寄せと絞りの甘さを突いてタテにボールが出ます。

そして23分LCB28眞鍋⇒10池上へと内側のレーンでのタテパスが入ります。千葉のCH5小林の裏をうまくとった池上から8佐藤にわたり、小林が出てしまったスペースに46高井が落ちてきて、フリーの状態で佐藤からパスを受ける。

このような形でこの時間帯3本も箱に入って前をうかがうプレーが出ていました。

 

2)ただ、飲水タイム後、全く別の展開になってしまいます。おそらく上の図で示した通り、千葉のサイドのCB3岡野、13鈴木が積極的に山口のFW18小松と46高井に寄せてきます。13鈴木が10池上が中間ポジションを取ろうとしているところまで寄せてきます。またボランチの2人のうち落ちてビルドアップに加わろうとするほうには強めのマンマークがつきます。特にこの時間帯過ぎてから田中陸にはピッタリマンマークがついておりました。そして中途半端にDF陣から出たボールに対しては容赦なく寄せが強くなり、山口は受け身に回り始めてしまいます。

DF陣のパスのスピードが遅くない?なんかちょっとずれてない?観戦しているこちらが思うタイミングでほぼプレッシャーを受けてしまいます。このあたりが連戦での強度の弱さ?いや、眞鍋はずっと出ていないし、これは山口全体の問題かも。。。と思ってしまうシーンが続いてしまいます。

皮肉だったな~と思うのは37分。また8佐藤から箱の位置でフリーになった46高井へパスが供給され、小松や浮田がチャンスを迎えそうになった直後のGKからの流れから失点してしまいます。

GKから左サイドのスローイン右サイド・・・まあ不要でしょうか。色々な方がツイートされてましたね。ワンクッション内で裁かれてしまった分大外での時間を作らてしまいましたね。

試合後インタビューで得点をした10船山が「後ろと駆け引きをしていた。そこを狙っていた」と言っておりました。奇しくも前回、町田の長谷川が止まってフリーに受けている、中島もペナルティアーク付近で受けようとしている、など、山口のDF陣が下がりすぎたり、スペースを空けてしまうことを書きましたが、千葉もそこを狙っていたようです。得点自体は精度の高く素晴らしいものでしたが、クロス対応を狙われてしまった失点シーンでした。

 

3)後半に入り正直山口の選手はガツンと来る千葉の選手を嫌がっていたかなと思います。特に18小松が変えられましたが、多少体張るのが疲労なのか、避けていたのか裏に抜けようとするプレーが多くなったので5分ほどでの交代だったのかなと思い増しました。まあ草野負傷後結構体張って裏走ってかなり消耗はしていたと思います。

54分には池上がこの試合でねらい目にしているボランチのこの時は裏を取って、バックヘッドで河野。そして池上⇒浮田とつなぐことができますが、正直これが最後であったかなと思います。

4-4-2にフォーメーションを変更して千葉の噛み合わせをずらしますが、70分に河野⇒浮田とつながりますが、中はまだ整っておらず。

たらればですが、箱の中でボールを受けようとする意識の強い、河野がスタメンだと面白かったかなと思います。小松のランニングもいいのですが、この日の千葉のCBは強固ではねかえす力があることや裏抜けもさせてもらえてなかったので、それよりも箱の中で惑わす方がチャンスは多かったのかなと思います。

 

イエローカード自体はそれぞれ1枚?2枚?でしたが、選手のイライラしているような状況を見る限り、1枚でよかったかなというのも印象です。ただ、このイライラや8佐藤の負傷も痛く、箱へ出すパスも減ったり、焦りなども含めてマークが外れていないのにパスを出し競り負けて、ボールがとられるの負の連鎖もありました。特に千葉の小島、小林の位置で奪われてしまうとカウンターでゴールを脅かされるなど厳しい状態がずっと続いてしまいました。

また、前節の町田戦ではスカウティングでしっかりセットプレーの弱点が出せていたのでしょう。ショートコーナーなど混ぜつつ相手を惑わせていましたが、今節は結構素直にセットプレーを行ってしまっていたかなというのもあります。

イライラや小さなミス、ネガトラの距離感の悪さ、工夫のないセットプレーなどもあり、千葉にうまくやられたこともありますが、自分たちで何かしらができたのではないか。中を崩すのならそこをつぶされたら次はどうするの??何もできなかった・・・負けた原因は自分達と思う理由です。

 

書けば書くほどまだ何か理由があるのではないかと探してドツボにはまりそうなので、今回はこの辺で次に向かいたいと思います。

悔しい!まだできる!次は勝つ! 

うん、次は勝つ!ですよ。まだ12節。ただ、この団子状態。勝っても負けても順位変動が激しくこの流れで負けると一気に置いて行かれます。苦手金沢ですが、勝ってもらいましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(文中敬称略 すみません)