レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

トンネル抜けたらスタジアム

※試合レビューではないです。いわきの居酒屋での出来事を備忘録として記事調で残したいと思います。

 

トンネルを通り抜け、

 

山(丘)を登って、

 

長閑な公園を歩いて行ったら、、、

 

 

現れる【いわきグリーンフィールド】。2023年J2リーグ第3節、レノファ山口が対戦するいわきFCのスタジアム、今回の目的地です。

実は関東に住んでいながら東北遠征に行ったことがなく、そもそも東北へはスノボーしに行くか、入社当時に青森の得意先へ半年いったことがあるくらいで、東北地方にはほぼ縁がありませんでした。

そんななか、J3よりいわきFCがJ2へ昇格してきました。アンダーアーマーと組んでチーム作りをしているという数年前より噂になっていたチームということもあり、どんなところなのかなと興味をもちました。また、自分が行けそうなレノファのアウェイということで今回いわきグリーンフィールドへ行ってきました。(※いわきFCフィールドへは行ってません。行くという発想がなく、もったいないことをしました。。。)

東京の自宅から特急を使わず約4時間。水戸を経由して到着です。まず改札を出るとこのような歓迎のボードが。

スタジアムにも歓迎のボードが飾られており、どのスタジアムでもいろいろな形で見られますが、こういうのはアウェイサポとしてはうれしいものです。

スタジアムは専用スタジアムで良い雰囲気であり、どこか牧歌的な雰囲気もあり、快晴も相まって気分は高まります。

昨年はJビレッジと併用だったようですが、いわきグリーンフィールドを改修し、座席数も2300席から5030席へ。そして立派なスクリーンも。チームがカテゴリーを駆け上がっていくのに合わせて、スタジアムも改築していっています。

 

試合はなんとか苦しみながらも0-1で勝利!アウェイに来ましたし、勝ち点3もとれたのでやることは1つ!祝杯!そのために車ではなく電車できましたから。(車でも全然来やすいと思います。駐車場も僕が行った1時間前でもある程度公園入口のことろでも空いてました。観客数は2600人くらいでした。)

 

試合後は最寄り駅の湯本を離れて、電車で10分のいわき市の中心部いわき駅へ。この駅を降りてもやはりJ2昇格の弾幕が貼られ、街頭にもペナントが掲げられていました。

そしてふらふらしていて出会ったのがこちらのお店。なんとレノファの子供用?のユニフォームを店頭に飾ってくれています。これは行かねばと入店。

カウンターへ案内されて料理に舌鼓を打っているとこんな会話が、


ほかのカウンター席の常連の?お客さんと大将さん、おかみさんの会話が。

客「あそこに飾られている服はなに??」

将「サッカーの山口のだよ」

客「山口ってあの山口?遠いところだよな」
将「いわきと今日試合なんだよ」

か「お客さん来るかなって思ってこの前買ったんですよ」

客「へ~いわきってJ2にあがったんだよな。今つよいの?」

か「よくわからないけど、遠方の方来るなら飾ってみようかなって」

あ~、そのユニフォームにつられたのがここにいるんですよ~。と思っていたら、10分後くらいに隣のお客さんがお会計。なんと「僕、そのユニフォームあったからこのお店は入ったんですよ」

え?!それ丸々同じこと言おうと思っていたよ。と驚いて「僕もです!」とパーカーの下のユニフォームをチラリ。

なんとまあ、まさかの同じユニフォームでつられた人間がカウンターに二人とお店の方も驚かれており、そこから大将さんらとサッカーの話へ。(すみません、WBCの話とかしてましたよね。。。)

将「いわきはJ2に上がったっていうけど、どう?順位表したのほうだったじゃない」(いえいえまだ始まったばかりです)

「お客さんっていわきに来てくれるのかな~。シャトルバスも湯本だからとまっちゃうじゃない?」

(僕らはきましたよ!)

「湯本は旅館で、いわきはビジネスホテル、泊まったりしてくれてるかな?昨日は来てなかった気がするんだよね」

(さっき何人か山口の人いましたよ。それに清水や磐田などサポーター多いところからきてくれますよ)※隣の男性の方は湯本に前日泊されてたとのこと

「え?この前静岡のチームきたでしょ?」

(それは藤枝です!別のチームです。)

「静岡は3チームもあるの?」

J3合わせたら4つです。そのなかでも清水や磐田はJ1で優勝経験もありますし、サポーターさんその分多いですよ)

「そうか~来てくれるとうれしいな~」

(店の前のユニフォーム飾ってくれたの、うれしいもんですよ)

「でもさ、さっきも言ったけど、いわきにお客さんはきてくれるのかな。湯本やJビレッジでお客さん終わっちゃうんじゃないの?」

「サッカーで盛り上げていくのはわかるけど、ちゃんと俺らにもお客さんきてくれるといんだよな」

「この平地区は~・・・」

 

などなど、正直ここまでいわきFCの話をするとは思わなかったです。

自分が山口にも川崎にも住んでおらず、おらが村のチームという感覚があまりないファンなのもありますが、こんな風にホームタウンの方がそのチームに期待をしていることや一方で不安や不満のようなモヤモヤしたものももっているんだなと感じました。

カテゴリーが変われば競技場をもっと回収しないけないこと含めて、「とんとん拍子に上にあがると、いろいろ考えることもあるんだな~」としみじみと会話をしてくれた大将さんの姿が印象的でした。

僕が店を出るときには、もともと大将さんと会話をされていた常連さんも「サッカーファンあついな~。じゃあね~」と笑顔で送り出してくれました。

2015年12月に発足したいわきFC。クラブが進むとともにこのホームタウンの方々も、いわきFCへの関心なども変わってくるのかな。今はまだどのようにホームタウンがこのいわきFCと関わっていくのかなど拡大中なんだろう。10年後ここを訪れたらまた違う光景が広がっているに違いない。普段とは違った遠征の思い出として残るだろうな、残したいなと思い記しました。

いつも以上にまとまりませんでしたが、ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。