レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

新体制発表会 書き起こし(多少省略)

1部

ご挨拶 渡部社長より

今シーズンも開幕まで1か月まであと数日というところまで迫ってまいりました。今シーズンの始動日が1月5日、開幕が昨年よりも早いため2日前早いスタートでした。

1月5日に多くのサポーターにお集まりいただき、改めてサポーターの皆さんの、街の期待感の表れだったと思いますので、我々力強くスタートを切れるように頑張っていきたいと思っています。

 

まず先にお詫びではございませんが、このオフ期間に多くの選手たちがチームを離れることになりました。サポーターの方の中ではすごく気持ちの切り替えの時間がかかった方もおられるかと思います。ただ今期集まってくれた選手たち、非常に力強く特徴のある選手たちが集まってくれましたし、ドリブルであったり空中戦の強い選手や、ゲームメイクのできる選手、非常に特徴のある選手たちが集まってくれました。

またのちほどご案内ができたらと思っています。

 

まず今シーズンクラブのスローガンを先に発表させていただきます。

クラブのスローガンは『全力』です。そしてスローガンに込めた思いというのは、クラブが一丸となり、全力で進むための3つの姿勢をこの下の感じ3つに表しました。

左の漢字。この「前」という漢字は

・未来への挑戦や成長を象徴し、困難を乗り越えて前進する意思 

を込めて表しました。

そして真ん中の「禅」は

・集中力を保ち、チーム全員が同じ方向(目的)に向かって心を一つにする

という意味で「禅」という漢字を使いました。

最後の「善」は

・フェアプレーであったり誠実プレーや行動を通じて地域社会に貢献する姿勢。

をあらわしたものになります。

今シーズンはこの全力という姿勢でチームを乗り切りたい?と思っています。

 

2024シーズンの振り返りをしたいと思います。

簡単ではありますが戦績についてお伝えすると

15勝8分15敗 勝ち点53 順位11位

昨シーズンの目標が勝ち点53、失点45といっておりましたので、勝ち点2点足りず、失点は44とクリアしたものがあった。

昨シーズンのはじめチームの再構築を昨年宣言したが、このクラブの守備の構築というものは進んだと思いますが、もう二つ勝ち点が足りなかったというところは、まだまだ得点力、チームの総合力を上げていかなければと思っております。

後程強化部について葛西のほうからお伝えさせていただきます。

 

また、運営面のほうでの入場者数の実績になりますが、こちらは2024年シーズン平均入場者数6089人(前年比138%)でした。この数字自体はJ2リーグの入場者数伸長率のランキングでは1番だった。J2リーグの中で一番伸長率が高かったということで数値が出ました。ここに自信を持ちつつもまだまだ周りの他クラブに比べると7000、8000、10000(人)を超えるクラブもありますので、ここに近づいていけるように我々努力していきたいと考えています。

その中でも集客の重点施策として昨年から始めたこの総力1万人プロジェクト、これはシーズン通して1試合4回は最低でも1万人を超える試合を達成しようと始めたものでございます。

このなかで8月の2試合を達成することができ、4試合中3試合を勝利を届けることができたので、このような施策を通して皆さんに勝利を届けながら、喜んでもらえる試合を展開していきたいと思います。

ここからは競技面については葛西からお伝えさせていただきます。

 

強化部葛西部長より

昨シーズン目標を掲げてシーズンを戦ってきた。その中で勝ち点53と勝利としてあと1勝足りなかった。失点についても途中難しい時期はありましたが、最終44という形で達成ができた。

ただ、得点のところがなかなか伸び悩んだところがあり、最終的に得失点-1となりました。

昨年我々が再構築するなかで3つの言葉を使ってチームを強化をすることを考えていました。1つ目は能動的なアクション、2つ目は組織的な守備、3つ目は素早い攻撃。

来シーズンもこのスタイルは変えずに、この3つを掲げながら、より2024シーズン以上のサッカーをできるように取り組んでまいります。

そのなかで、先ほど話させていただきました得点のところ。昨シーズンもセットプレー、ショートカウンター、クロスを掲げて、ここを改善しようと取り組んてきました。

セットプレー 得点9(15位) 失点13(12位) 得失点-4(13位)

ショートカウンター 回数44.1(3位)シュート率23.2%(15位)得点率1.6%(17位)

クロス 回数15.5(4位) 成功率25%(4位) 成功数3.9(3位)

ショートカウンターの回数はJ2で3位でした。すごく素早い攻撃は発揮できたと感じてはおります。クロスのところ、選手の頑張りもありましたが、チームとして回数、成功率、成功数ともにリーグの中で上位の数字が残せたのかなと考えております。

その中で課題として感じていたのが、セットプレーのところ。すべてがすべてそうではないとは考えていますが、みなさんご存じのとおり昨シーズンはJ2のなかで身長が一番低かったというのは多少なり影響あったのかなと。それでもチームとして工夫して戦っていただいていましたけども結果としてこういう風になってしまったというところは受けてめて進んでいかなければならないと考えています。セットプレーの得失点差がリーグ平均と比べても4点負けている。上位のチームを見ると苦しいゲーム、最後残り時間が少ない中で得点をするということはすごく大事な局面になってくるなかで、自分たちは優位に立てなかったと感じています。得失点共に改善したい。

ショートカウンターは回数、チームのスタイルとしてはよかったもののシュート率、得点率のところはリーグの下位になってしまっているところは改善点と考えています。

クロスのところは数も成功率も成功数も上位のところ。より高めていき、自分たちの強みにしていきたいと考えています。

もう一つ勝敗に関わるところで、先制数というところを出させていただきました。

前半戦は先制した数は19試合のなかで13回とできたというのはリーグで2位。後半戦は19試合中6試合(17位)になってしまったというところはと改善であると感じています。なぜかというか先制勝率を見てもらうと自分たちの数字は68.4(11位)と真ん中くらいだが、どのリーグを見ても約7割くらい先制したチームが勝つというものがあるので、やはり自分たちが前半戦できていたようなしっかりと組織的に守りながら、相手から先に点を取るというところは改善していかなければならない。そのために一番最初人お話しさせていただいた素早い攻撃というところは必要かなと感じています。

 

そして非先制勝ち点率です。先制されてしまった場合、リーグ平均でも3割近くなので7割は負けてしまうという数時になるので、やはり先ほどお話ししたセットプレーのところはすごく大事な要素になるのではないかと考えています。

ラスト15分の失点が13失点とリーグ12位。ここも改善していかなければ自分たちの順位だったり勝ち点だったりが積み上げられないのかなと感じています。

で、非先制試合勝ち点です。先制されても勝ち点0で終わるのではなく最後引き分けて勝ち点1をとる、もしくは先制されて追いつき最後逆転して勝ちにつなげるというところはしっかりとつなげていきたいと思います。

 

来シーズン、2025チームの目標ですが、昨年から1勝分上乗せで考えました。失点に関しては上位6チーム、失点40というところは自分たちも達成しないと、自分たちもそこにたどり着かないなと感じていますので、失点数のところは40にしました。

最終的に得失点プラスで終わったシーズンはないので、今シーズンJ2 10年目にというところで、得失点プラスでおわれるようにしたいなと思っています。

勝ち点58 失点40 得失点差+

 

大きなテーマとしてはJ1基準の選手、チームになっていきたいなと思っています。

J1基準といっても曖昧ですし、みなさんそれぞれで基準があると思いますが、イメージとしましては、自分たちが今戦っているJ2リーグの中でどういったプレーができている、どういった結果が出ているところではなく、チーム・個人・組織として上を目指いしていくという意識を選手・チーム・クラブスタッフ全員がその基準を持ちながら、より意識を高めながらチームを作っていきたいと考えています。

 

来シーズンの選手ですが、キーパー4名、DF9名、MF9名、FW9名の31人で戦おうと思っている。スタッフに関しては今シーズン2人増員しました。理由としては結構個人個人にアプローチすることがありまして、昨シーズンのスタッフも頑張ってくれたが、すべてに目が届かない、手が届かないという場面がどうしても出てくるので、手と目をふやしたいということでスタッフの数をふやして。

あとは意図したことではありますけど、平均年齢もだいぶ下がっているので、若い選手たちにしっかりとアプローチして、選手の成長を促せる体制を取らせていただいております。

 

経営について

渡部社長より。

クラブ経営についてお伝えさせていただきます。まず先に数値目標を共有させていただきたいと思います。

昨年入場者数平均6089人のところから、今期は7000人をめざしていきたいと考えています。(総入場者数133,000人)

また、重要な昨年シーズンチケット1356人⇒1400人 

ファンクラブ1626人⇒3000人

JリーグID38,400人⇒45、000人

LINE8,222人⇒10,000人

youtube17,169人(再生回数3,340,000回)⇒登録者数20,000人(再生回数3,500,000回)

を改めて狙っていきたいと思います。この数字を挙げていくことで、認知はもちろんですが、我々のサービスも向上していきたいと考えています。

次に今シーズンの売上高の目標をお伝えさせていただきます。

売上15億円(前年比120%)とさせていただいてます。昨年私が3か年計画をお伝えしました。平均入場者数のことろは5,500人と記載させていただきましたが、上振れをしまして6000人を超える入場者数になりましたので、今年は平均入場者数を7000人、そして(来年は)8000人と数字を伸ばしていきたいと考えています。

また、今期の(売上の)着地見込みを12.45億と考えておりますので、よりストレッチした売上高の目標を掲げ進んでいきたいと思います。

 

 

そして、実績の推移で行きますと、この売り上げに対してチーム人件費がどのくらい費用をかけているのかというところでございます。

今季は4億7000万円くらいを見込んでおり、来年はプラス1億円くらい伸ばしていけるようにやっていきたいと思っています。やはりチーム人件費というところの割合が大事になってきますので、現時点でのJ2平均の売上高と平均チーム人件費をみていただくと、まだまだ我々はこの平均値に人件費にも売り上げに関してもここに近づけていかなければならいとかんじており、あえて皆さんに共有させていただきました。

 

今シーズンJ2で戦うクラブの分析を簡単にさせていただくとやはりトップの2クラブは40億円を超えるクラブで格差があるのですが、我々はこの一番下の9クラブの中に所属しております。この9クラブの平均は10億位となっております。(2023年度決算の数字)

ここの上位の今治FCの約13億円から上位グループの下の大分トリニータのところを見ていただくと、13億円と18億円とここの乖離がいかに近づけていけるかということが、我々の数字面での課題になるかなと思います。

なので、これによってチーム人件費への、選手への投資スタッフへの投資、も変わってくるので、我々としてもここを追っかけていきたいと考えています。

で、収益の計画で行きますと、収益の柱は3つありまして、高校料収入と入場料収入、グッズ収入があります。今期は広告料収入は7億円(前年比118%)を目指していきたいと考えており、入場者収入は2.35億円(同155%)、グッズ収入は1.7億円(同112%)と考えており、今までどれも達したことがない数字ですので、ここにしっかりチャレンジしながら自分たちの目標をクリアしていきたいと思っています。

 

そしてホームゲームの目標は先ほどお伝えした通り、平均入場者数は7000人。そして入場料収入の目標は2.35億円としています。

おもに重点的に取り組んでいきたいものはこの5つがありまして、まずは

・1万人プロジェクトの展開。

 昨年は2回達成したのですが、今年は確実に4回の試合を達成したいと考えています。

・チケット価格の改定

・イベント広場の変更

・企画力強化(イベント・来場者配布物など)

・メディアの連携強化

 

チケット価格の変更とイベント広場の変更について詳しくお伝えできればと思います。

大きく分けるとこの4つの変更点がございましてまず

・フレックスプライス制度の導入

これは対戦相手であったり、対戦の時期によって価格が変動していく制度でございます。よりファン・サポーターの方に満足度を高めるためのものでございます。

価格のところは3パターンに分かれており、基本的には2つ星のところが通常の試合のパターンになるので、ここの価格と思ってください。

この来場が多く見込まれる試合であったり、連休の時に開催される試合についてはこの3つ星のパターンになる可能性がございます。この1つ星の時はなかなかないのですが、平日などの開催などで実施する予定です。

そして席種関割の変更ですが、4席種だったものが7席種にかわっております。

また、チケットの価格の改定についても価格が多少上がっております。我々の運営のコストも上がっておりますし、皆様にとっても経済のところで物価の高騰などもあると思いますが、ご了承いただければと思います。

そして、ホームゴール裏とビジターゴール裏の変更がございますので、こまかいですが、それに伴って選手のバスの入場のところも変わる予定でございますので、ご了承ください。

イベント広場の変更についてです。以前はこちらの関係者駐車場と書かれているところにありますが、それが反対の駐車場だったところに変更になります。反対側が駐車場になります。細かいところでいうとチームのベンチであったり、チームバス、また控室も反対側になりますので、ご認識をお願いします。

 

またホームタウン活動に関しましては、我々がこの地域に所属するクラブとして、普段は応援さえる側にありますが、改めて我々が地域を応援する側に立って、しっかりと地域に色々な取り組みとして選手・フロントスタッフが地域に溶け込んでイベントであったり様々な企画を通して、日常にあふれてコミュニケーションをとっていくことでより根付いたクラブになっていくのかなと思います。

そういったことを通して昨年は319回活動回数がありましたが、よりそれを伸ばしてその循環を13市6町の方々と県も巻き込んで作っていけたらと思っています。

 

今シーズンの開幕節のカードは「アウェイヴァンフォーレ甲府」 2月15日14時からになっております。

ホームゲームはV・ファーレン長崎と対戦します。2月23日13時からですね。維新みらいふスタジアムで行われますので、ぜひ皆様よろしくお願いします。

 

あためまして、今シーズン全力で戦っていきたいと思います。これから新加入選手たちがあいさつすると思いますが、多くの選手が変わっています。ただ、特徴のある選手たち、また以前いた、戻ってきてくれた選手もいますので是非顔であったり名前であったり覚えてもらって。その中でこの1年間を戦っていきたいと思いますので、1年間よろしくお願いいたします。

 

ユニフォームの紹介

モデルは15板倉選手

ユニフォームパートナー

ユニフォーム全面胸 upr株式会社

ユニフォーム背面上部 山口マツダ株式会社

ユニフォーム背面裾  UBE株式会社

ユニフォーム全面右鎖骨 不二輸送機工業株式会社

ユニフォーム全面左鎖骨 株式会社山口銀行

ユニフォーム左袖  インバースネット株式会社

パンツ全面     株式会社フジ

ユニフォームサプライヤー FINTAジャパン

 

upr酒田社長 ご挨拶

今シーズンもユニフォームの胸のスポンサーをつとめさせていただきますurpの酒田でございます。

いよいよ2025シーズンが始まろうとしております。当社は2014年のJFLリーグから胸のユニフォームのスポンサーを務めさせていただいております。今年で12年目と早いものだなあ感じております。JFLJ3のときはユニフォームのurpというロゴは白地に赤・緑・青でやっていたのですが、

J2シーズンよりレノファさんと一体となって戦うということで、それを込めて白地をやめて白い縁取りでuprという文字をやってきました。当社は7㎜くらい厚かったのですけど、徐々により一体化していきたいということで、7㎜だったのは3㎜と、気づかれた方がおられたかはわかりませんけど、そういう形でやってまいりました。

このたび、今シーズンレノファ山口さんから新しいユニフォームのデザインをもらって、今板倉選手が着ていただきましたけれども、黒の基調もはいるということもありまして、ロゴを白にしたいとおっしゃられて、今シーズンから白になりますけども、よく考えてみると、我々も本当はより一体となりたいということで、昨シーズンから縁取りをやめようかなとと思っていたんですが、どうしても赤とオレンジが重なってしまってちょっと色が見えないなということでやっていたのですが、今年は白ということで今見たらかっこいいなと、いい感じで仕上がっているなと思っています。

今年は白い文字なので、今年はホームで先ほど社長もホームで勝つ試合を増やすとおっしゃっていましたので、白星という意味において白いロゴもいいのかな~と感じております。という形で今シーズン選手も大きき変わったりした新しいシーズンになりますが、楽しみな選手も多く入ってきてくれたと思います。

ぜひ皆様にもスタジアムに足を運んでいただいて、大きい声援でレノファを応援していきましょう。本日はありがとうございました。

 

 

山口マツダ

山口マツダ株式会社は、山口県プロスポーツチームであるレノファ山口FCがサッカーを通して地域を盛り上げ、ふるさと山口の誇りを育み、あされ続けるクラブであることを願い、設立当初からサポートを続けています。

私たちも地域に根差す企業として、いつの時代も地元山口が活気にあふれ、生まれ育った故郷に誇りを持つ人が増えることを願っています。レノファ山口FCの活躍はクラブミッション「心をつなぎ、感動を届ける」のとおり、私たちに感動を与え、地域の絆を深めてくれると信じています。

2025シーズンもレノファ山口FCの応援を通じて地域の皆様と共に感動を分かち合い、山口を盛り上げていくことができればと思います。

 

UBE株式会社

私たちUBE株式会社(宇部市)は、2025シーズンユニフォームパートナーとして、社員一同、引き続きレノファ山口FCを全力で応援いたします。昨シーズンは「地域とともに新たな価値を創る」というレノファ山口FCのビジョンが、当社の創業の精神「共存同栄」と重なり、大きな感動と希望をいただきました。

2025シーズンも地域の皆様、サポーターの皆様と共にチームを全力でサポートしてまいります。そしてレノファ山口FCと力を合わせ、更なる地域の発展を目指し、より多くの感動と希望を届けていきたいと願っております。

≪いざ、J1の舞台へ!≫

 

不二輸送機工業株式会社

私たち不二輸送機工業株式会社は2025シーズンも引き続きユニフォームパートナーとしてレノファ山口FCを応援いたします。昨シーズンは選手の果敢なプレーで上位に食い込むなど山口県をぶち盛り上げてくれました。

今シーズンもレノファ山口FCの活躍を期待するとともにレノファ山口FCに寄り添い山口県に「夢と元気と感動」を多くの人へ届けられるよう皆様と共に取り組んでまいります。

維新みらいふスタジアムをオレンジに染めてみんなで応援しましょう!

 

株式会社山口銀行

私たち株式会社山口銀行は、2025シーズンもユニフォームパートナーとして、社員一同、引き続きレノファ山口FCを全力で応援させていただきます。

レノファ山口FCの昨シーズン前半の快進撃は、私たちに多くの勇気と感動を与えてくれました。レノファ山口FCの選手が、新しいユニフォームで2025シーズンを切り開き、私たちにさらなる勇気と感動を与えてくれるものと確信しています。J1昇格という「新世界」を目指し、2025シーズンの大海原を果敢に公開するレノファ山口FCを、地域の皆様と共に全力でサポートしていきます。レノファ山口FCの活躍を祈り、一丸となって応援しましょう。

 

株式会社フジ

私たちフジは、2025シーズンもオフィシャルパートナーとして、レノファ山口FCを応援させていただきます。

選手・スタッフ、ホームタウンの皆さまとともに、感動を生み出し喜びを分かち合いたいと思います。

昨年はJ1昇格の姿が見えた年でした。

2025年は、更なる飛躍ができると確信しています!目指せ、J1昇格!

 

 

第2部

2025シーズン新チームスタッフの紹介

横谷亮コーチ

大宮アルディージャからきました。チームの今後、さらなる成長であったり、飛躍であったりに貢献できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

坂本哲也 フィジカルコーチ

ツエーゲン金沢より来ました。皆さんとシーズンが終わった後に喜びあえるように選手をサポートしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

赤坂健介アシスタントコーチ

ヴァンラーレ八戸から来ました。今年の志垣監督を支えて、山口をスポーツで盛り上げられるように精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

 

佐藤謙介アシスタントコーチ

昨シーズン限りで現役を引退させていただきました佐藤謙介です。

今シーズンより強化部スカウト兼アシスタントコーチとしてまたレノファ山口FCに携わらせていただくことが本当に自分自身うれしく思っております。

チームの力になれるように頑張りたいと思います、よろしくお願いします。

 

増成暁彦トレーナー

日テレ東京ヴェルディベレーザという女子チームから来ました。

チームの一助になれるよう力いっぱい頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

椛澤勇斗 通訳

台湾の台中ステートというクラブから来ました。外国人選手がしっかりチームにフィットできるようにサポートしていきますので、応援よろしくお願いいたします。

 

藤川大樹マネージャー

ベルガロッソいわみというチームから来ました。チームが今シーズン素晴らしいシーズンを送れるよう全力でサポートしていきます。よろしくお願いします。

 

以上、2025シーズンの新トップチームのスタッフ紹介になりました。

 

 

第3部

本日この場での登壇はかないませんでしたが、背番号1番ニックマルスマン選手からのビデオメッセージになります。

コンニチワ。

みなさん、ニックマルスマンです。新しく加入するGKです。

オランダ出身で、エールディビジやMLSでプレーしていました。そして私の新しい冒険が、日本のレノファ山口FCで迎えられることを楽しみにしています。新しいスタッフや選手、ファンの皆さんにお会いできるのが待ちきれません。

2025シーズン素晴らしいパフォーマンスを達成できることを願っていますし、始まることが待ちきれません。またお会いしましょう。

 

志垣監督

今シーズンも監督を務めます志垣です。改めまして今年もよろしくお願いします。

今回のオフでかなり我々が想像していたよりも多く選手たちが流出してしまいました。その中でクラブのマネーゲームになっても勝てないですし、今回来てくれた選手のなかでもハード面、クラブハウスなどがネックになったものがあります。今回流出してしまった選手もいち監督としては上積みという点では非常に残念ではありますが、指導者としては上のチームから引き抜きにあってステップアップしていく、同カテゴリーであってもその中でカテゴリーは存在していると感じている。

その中で上のチームに引き抜かれていった選手がでた、評価してオファーしてくれた点ではポジティブなてんと感じている。そういう選手もサポーターの方も応援してくれると嬉しいです。

そして今回即戦力級の選手たちが集まってくれました。山口でサッカーをしたいと二つ返事来てくれた選手もかなりいます。心強いメンバーが集まってくれたと感じている。  危機感等をもってシーズンにのぞむことは大切な部分と感じてはいますが、危機感以上に期待感のほうが多い、ポテンシャルの高い選手が集まってくれたと感じている

クラブの建てた目標をより早く達成して、より高みを目指してこのメンバーと共に躍進できるような、躍動できるようなサッカーをして一つでも上の順位で終わりたいなと。

昨このメンバーでターからいい夢を見させてもらったと声をかけてもらった。夢で終わるのではなく、今回は夢を実現できるようにこのメンバーと共に、スタッフと共に、残ってくれたメンバーと共に、新たな新加入。新スタッフと戦っていきたいと思います。

 

背番号4 松田佳大

京都サンガFCから加入しました。山口のために覚悟をもって戦いたいと思います。たくさんの応援よろしくお願いします。

 

背番号5 善岡佳太

モンテディオ山形から来ました。自分の持っているすべての力をだしレノファに貢献できるように頑張りたいと思います。

 

背番号7 三沢直人

ヴァンフォーレ甲府から来ました。全力で戦います。よろしくお願いします。

 

背番号9 有田稜

モンテディオ山形からきました。自分が点を取ってチームを勝たせられるよう頑張ります。よろしくお願いします。

 

背番号11 横山塁

モンテディオ山形からきました。必ず結果を出してチームに貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

 

背番号13 宮吉拓実

一日一日を大切に精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

 

背番号18 亀川諒史

アビスパ福岡から来ました。レノファ山口FCの躍進のために全力で戦います。よろしくお願いします。

 

背番号27 小澤亮太

日本体育大学からきました。レノファ山口FCの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします。

 

背番号33 木村有麿

履正社高校からきました。全力で取り組んで一日でも早く勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします。

 

背番号34 古川大悟

C大阪から来ました。チームのために走ります。よろしくお願いします。

 

背番号40 成岡輝瑠

清水エスパルスから移籍してきました。皆さんと共に上を目指せるように頑張ります。よろしくお願いします。

 

背番号45 山本桜大

柏レイソルから来ました。結果にこだわってレノファの勝利に貢献できるよう頑張ります。よろしくお願いします。

 

背番号49 峰田裕哉

大阪体育大学からきました。自分のプレーで見てる人が心躍るような熱くなるようなプレーをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

背番号55 岡庭愁人

FC東京からきました。強い覚悟をもってこのチームに来ました。ピッチ内外において圧倒的な存在になれるよう日々精進してまいります。よろしくお願いします。

 

背番号76 磯谷駿

福岡大学からきました。レノファ山口のために全力で戦います。よろしくお願いします。

 

質疑応答

YABかしわださんより代表質問

⇒志垣監督

今回の補強ポイント。顔ぶれを見てのご感想は?

今シーズンの編成をするにあたって強化部と話をしたのは、去年に比べてさらに要求レベルを高めていこう。要求レベルを質をさらに上げていけるスタッフ・選手を編成しましょうと話をしました。

そのなかで去年少し足りなかった、ディスカッションして、時には口論になることがあるかもしれませんが、狂うくらい。我々のバックスタンドに「諸君狂いたまえ」という横断幕掲げられていますが、狂うくらいそれくらい本気ですべてをぶつけあってやりあえるチーム編成をやっていきましょう、と。

今回新加入選手と顔を合わせるなかで、既存の選手とともに良い競争ができるのではないか、みんな本当に素晴らしい目つき・体格をしていますし、今日練習試合をやりましたが、期待感にあふれるわくわくするプレーを見せてくれました。

本当にいい一年になるのではないかと感じています。

 

⇒新加入選手へ  「レノファに加入される理由」

松田

きっかけ、決め手は強化部長の葛西部長と話したときのインスピレーション。自分の目指しているところを一緒に目指そうといっていただいた。

自分がここで勝負したいと思った。

 

善岡

早い段階からレノファへの加入をしてほしいという理由などを伝えてもらった。そういうことを色々考え決めさせてもらった。

 

三沢

鳥取の時に少し志垣さんとやっていた。声かけてもらったときに信頼のある監督と思ってきた。

 

有田

最初にオファーをもらった。自分が山口でどういうサッカーをするかをイメージした時にすごくはまったので、加入させていただきました。

 

横山

自分の特徴であるサイドの仕掛けであったりこのレノファが求めているものを照らし合わせたときに、ここであったら戦っていけると感じた。

 

宮吉

このチームのピッチ内外でチームの力になりたいという思いで加入させていただきました。

 

亀川

オファーをいただいたときに山口の力になりたいと思って加入させていただいた。

 

磯谷

強化部の葛西さんをはじめとする、強化部の方の熱量が一番高く、練習参加をさせていただいたときにこのチームなら自分の特徴が出るなと思ったのと、地元である山口県を盛り上げたいと思い加入させていただきました。

 

岡庭

葛西さんや志垣さんと話したとき、自分の特徴はこのチームにフィットするなと思ったし、より山口をいい順位に導きたいと思い決断しました。

 

峰田

大学の時に一番最初にオファーをもらったのがレノファであり、葛西さんや強化部の方ら熱い誘いをいただいた。迷うことなく決断しました。

 

山本

早い段階からオファーいただいて、熱意ある言葉をいただいたんで、ここで活躍したいと思い決めました。

 

成岡

サッカー面であったり色んなことでいいなと思った。一番はサッカー選手として成長したいと思って、新しいチャレンジをしたいと思って決断しました。

 

古川

ステップアップできるというのはもちろんのことですが、このチームなら自分がもう一段階二段階成長できると思って移籍を決めました。

 

木村

大学進学や海外へ行くことを考えていたが、日本のJリーグで勝負をしたいと考え、レノファが一番成長できると思って決めました。

 

小澤

何チームか練習参加をさせていただいた中で、レノファが一番早くオファーをくれた。成長ができると思ったのもレノファだったので決断しました。

 

今日配信を通じて多くのファン・サポーターが見ていると思います。ご自身のストロングポイントは?レノファでどう生かしたいか?

 

松田

長所は対人であったり、ヘディング。そういうところを見ていただけたらと思います。よろしくお願いします。

 

善岡

長所は対人・ヘディング、スピードを生かしたカバーリングといったところで、レノファの失点数を減らすことを目標にして頑張りたいと思います。

 

三沢

キック精度だったりシュートなので、そういうことを試合で見せていけたらと思います。

 

有田

ゴール前で仕事をすること。守備で戦うところです。

 

横山

サイドの仕掛けであったり、シュート・クロス。皆さんのわくわくどきどきするプレーを見せていけたらいいなと思います。

 

宮吉

ゴール前やPA周辺で自分の強みを出していけたらいいなと思います。

 

亀川

サイドバックをやっているので、守備でも攻撃でも色々なところに顔を出して、勝ちにこだわっていければと思います。

 

磯谷

左足のキックと粘り強い対人の守備です。

 

岡庭

攻守においてのハードワークとサイドの人間なのでクロスといったところはかなり自信を持っています。フォワードの選手や2列目から飛び込んでくる選手に合わせるのは得意なのでそういうところを見ていただけたらと思います。

 

峰田

自分の最大の特徴は空中戦の強さです。守備で跳ね返すことはもちろんコーナーキックやセットプレーでの得点も狙いつつ、またCBなので後ろからチームを鼓舞する声のところも見ていただけたらと思います。

 

山本

前前へのプレーだったり、ドリブルでしかけたりフィニッシュのところを見ていただけたらと思います。

 

成岡

ボール扱いのところであったり、決定的な仕事ができるポジションなのでアシストだったりゴールというところを見ていただけたらと思います。

 

古川

背後への抜け出しからのチャンスメイクだったり、ゴールとうのは自信を持っているのでそこを見てほしいです。

 

木村

サイドからのスピードを生かしたドリブルとか、仕掛けとかでチャンス作ったり、ゴールできたらいいなと思います。

 

小澤

縦への推進力だったりスピードとかの攻守における対人が特徴であると思っているので、そういう部分でチームに貢献できたらと思っています。

 

「なぜその番号にしたのか」

松田

好きな選手がセルヒオラモス ファンダイクだったりなので4番なので強い憧れがありました。その背番号をつけて今年は戦います。よろしくお願いします。

 

善岡

高校1年生のときに高校3年の先輩にあこがれており、その背番号をつけさせていただきました。

 

三沢

誕生日が平成7年7月7日なので。

 

有田

このチームのエースストライカーになりたくて9番にしました。

 

横山

高校3年生の時につけていた番号。山形の藤本よしき選手が11番なので、その人をみてかっこいいと思った。

 

宮吉

13番がすき。昨年は板倉選手がつけていただいてましたが、譲ってもらうかんじでつけさせてもらった。

 

亀川

特に番号にこだわりはなかった。いくつか希望を出していたなかで18番が空いていたので。

 

磯谷

大学1年生の時につけていた番号が76だった。初心を忘れないということで。

 

岡庭

5番をつけたかったが、(善岡)佳太君に取られてしまったので。5と言ったら攻守における対人の特徴があったりするので、55にしました。

 

峰田

大学でもレノファでも先輩の菊池流帆選手が最初にレノファでつけていた。おいつけおいこせで、追い越したいと思い49番をつけさせてもらいます。

 

山本

一年目にもらった番号が45番だったので、その番号で結果を出したいと思い45番にしました。

 

成岡

プロデビューした番号が40番だったのでその番号にしました。

 

古川

プロ1年目につけていたのが34番だったので初心を忘れないように34番にした。

 

木村

ぞろ目がよかった。

 

小澤

小学校中学校につけていた番号だったので、それにしました。

 

「目標にしている選手」

松田

先ほども言った通り、セルヒオ・ラモス選手だったり、ファンダイク選手にあこがれいますけど、日本人だと吉田麻也選手が好きでよく見ています。

 

善岡

 

CBだが特にあこがれているCBの選手はいないが、クリスティアーノ・ロナウドに小さいときからあこがれています。

 

三沢

好きな選手はジダンです。

 

有田

目標にしている選手はレヴァンドフスキです。

 

横山

特にいないです。

 

宮吉

柳沢敦選手にあこがれて尊敬していました。

 

亀川

とくにいないです。

 

磯谷

とくにいないです。

 

岡庭

長友佑都選手にあこれていて、そういう意味5番。

 

峰田

メストエジルをよく見ていた。センターバックだと神奈川県出身なので、良く見に行っていた中澤佑二のような固い鉄壁の守備ができる選手になりたいと思います。

 

山本

よく見ていた選手はアレクシス・サンチェス選手です。

 

成岡

モドリッチが好きです。

 

古川

元日本代表の巻誠一郎さんだったり、佐藤寿人さんにずっとあこがれています。

 

木村

ネイマール選手だったり 三笘薫選手

 

小澤

内田篤人長友佑都選手を目標にしています。

 

山口県の印象」

松田

来たことがなかったが、サポーターの方と触れさせていただいたら暖かかった。温泉に行ってみたい。

 

善岡

海が好きなので夏とかに角島に行ってみたい。

 

三沢

フグが有名なのは知ってる。食べてみたい。

 

有田

地元が小倉なので、角島や唐戸市場によく行っていたので、みんなにお勧めしたい。

 

横山

フグを食べたい

 

宮吉

以前旅行で唐戸市場や瓦そばたかせさんをいただいたので、また行っておいしいものをいただきたい。

 

亀川

色々なところに行ってみたいので、色々おすすめな場所だったり店だったりを逆に教えていただけたらなと思っています。よろしくお願いします。

 

磯谷

自分は下関出身なので、まず人があたたかい。海の幸・自然の景観がよいところ。

 

岡庭

母がたの祖父母が山口出身なんですが来たのは覚えていないが、 岩国神社は行ってみたい。

 

峰田

自分も山口に来たのは初めてだが、エンブレムにもなっている五重塔のお寺にはいってみたい。

 

山本

フグ食べたい

 

成岡

おいしいものが好きなので、おいしいものをたくさん食べたいです。

 

古川

パンが好きなのでおいしいパン屋さんを教えてほしいです

 

木村

お風呂がすきなので湯田温泉に行ってみたい。

 

小澤

自分も温泉が好きなので、温泉に行ってみたい

 

山口新聞 あさいさん

岡庭選手、横山選手 小学校5年生から高校卒業まで同じチームでプレーしていたと知りました。また、プロで同じチームでプレーするにあたって思うことはありますか?

横山

小学校の時からユースまでFC東京で一緒にプレーしていた。岡庭と右サイドで一緒に組んでいた。小学校のころから印象は変わらないが、ストレッチの時など昔を思い出して新鮮な気持ちになった。

 

岡庭

率直に一緒にプロの舞台でプレーできるのはうれしい。今日の練習試合で塁らしいプレー、シュートやクロスを見せてくれた。お互い生かしていき、よい影響をチームに与えられる存在になっていきたい。

 

NHK ぐしさん

有田選手、背番号9番にした理由としてストライカーになりたいとのことでしたが、改めて数字目標があれば。サポーターの皆さんにどういうプレーを見せたいなどあれば。

 

二桁得点です。前の選手が点を取らないとなかなか厳しいゲームになると思うので、少ないチャンスをものにしてチームの勝利に貢献したいと思います。

 

 

宮吉選手 亀川選手

今シーズンチームのテーマがJ1基準のチームになるとのことで、長年J1のチームでやってきたお二人だと思いますが、お二人から見てレノファに足りないところや自分の経験をどう還元していこうかという考えがあれば教えて下さい。

 

宮吉

数日間一緒に練習・トレーニングをつんでいますが、非常に選手が意欲的にやっていると思う。クオリティの高い選手が集まっていると感じている。ただ、ゲームで結果を得るためにはピッチに立っている11人、ピッチにたてないメンバーを含め、選手・スタッフ・フロント・サポーター・スポンサーが一丸となって戦わないといけないと感じているので、そういったところを大切にしながら戦っていけたらと思っています。

 

亀川

若い選手も多いし、活気があって意欲的な選手が多いなと感じている中で、試合というのは練習でやってきたものしか出ないと思っている。練習の厳しさだったり、これからもう少し要求するところは要求することが必要となってくると思っている。J1でやっているほとんどのチームはそういうことがやれている部分だと思っているので、こういうJ2のチームが上にいくためには、そういうチームよりももっとやっていかなければならいと思うので、これからもっと全員で高めていければと思っています。

 

⇒志垣監督 新体制発表会ではなかなか固いと思うので、なかなか個性や面白いことが言いずらいかと思いますが、監督から見て新加入選手についてこいつのここが面白いなどあれば。

 

数日しかまだ経っていないので見えてない部分もあるのですが、高卒の木村は関西出身なので何かやってくれるのではないか。

木村 一発芸やります。

 

チームの目標について 勝ち点58があった思います。

三か年でJ1へ行くというのがあったのかなと思っている。去年の順位で考えるとJ1昇格ではなく、7位や8位相当であると思う。J1昇格プレーオフではないということは、もちろん渡部社長などが決めたと思いますが、そこを納得してそこに決めた理由などがあれば教えてください。 

着実に一歩一歩すすんでいくというプロセスは大事と思っている。クラブとして目の前の試合を1試合1試合確実にたたかっていくスタンスを変えずにやっていきたい。   やはりJ1を目指すにあたってピッチレベルのこと、クラブ規模など一歩一歩スタッフ・選手や周りの環境も成長していかなければ、突発的な飛躍・活躍は後で重荷になってしまうこともある。ひとつひとつ力をつけていくというクラブの目標・意思の表れというのは大事であると感じている。

ただ、ピッチレベルで戦っている選手・スタッフは上しか見すえてないと感じてますし、あくまでも数字の部分というのはクラブから課された最低限の目標と思っている。 しっかりとそこを早めに達成して、上のほうに、上の高みを目指していきたい。

 

TYS おださん

成岡選手 以前2022年、2023年でレノファプレーしていましたが、その時も持たれていたレノファの印象を持たれていたと思います。それについてうかがいいたいのと、それと比べて今年合流されて数日経ち、その印象はかわりましたか?

 

前来たときは二つとも夏からだった。ある程度チームの形が決まっていた。サポーターの方も半年試合をこなしてきた中で入ったので、暖かい中で迎えていただいた。雰囲気はよい印象でした。

今年は新しい選手も多いですし、スタートから一年間からやるのはレノファでは初めてなので新鮮な気持ちが強いです。

 

新体制発表会までに編成の雑感

まじか~!こんだけ選手が引き抜かれるか??

新加入選手が多く入ってきた。結構今のサッカーに合いそうな選手な感じ。ただ、ちょっと出場時間長くて、中心選手からとられていったな~…

 

なんてことを年末に感じていましたが、いやいやちょっと待て。このオフの動きを逆風に捉えていたが、果たしてそうなのか?

2024年を振り返れば去年は選手の入れ替えはそこそこに、それ以上にチームのやり方がかわりました。

 

『(ボールを)保持にこだわりすぎているところがあった』

『前に蹴りたい、ではなく、相手の困ることをやりたい』

 

変わり具合で言えばチームの方針が変わったこともあり、去年のほうが変化自体は大きかったのではないか、と年明けあたりから思っています。

 

昨年の新体制発表会で言及されたチームスタイルの変更。それが功を奏して失点が大きく減り、失速はあったもののJ2リーグでの躍進につながりました。

それをそのスタイルをより熟成させるのが2025年なのではないでしょうか。

 

では、簡単にこのオフの動きをみていきます。

この数年のレノファを支えた関、前、佐藤、ヘナンの退団、1年で一気に主力となった相田、新保、若月と屋台骨が抜けてしまいました。

そのためもう一度チームの軸を作らないといけないのは確かですし、新加入選手がフィットするかどうかは未知数です。

 

抑えておきたい移籍してきた選手の傾向としてまず期限付き移籍の選手達。

去年やその前はどちらかというと20歳前半の選手たちが多く、どちらかというと所属元チームの有望株の力を借りるという側面があったように思えます。

ただ、今年は有田、横山、松田、岡庭とJ1から、またはJ2上位からのレンタル。年齢の25歳前後とまさに働き盛りの面々と傾向が変わったように思います。

ただ、傾向を一気に色々変えるのではなく、宮吉や亀川など育成年代から代表で活躍をした頼れるベテラン枠を補強。また、山本桜のようなこれまでの上位チームのギラギラした若手の獲得は継続しています。これからもレノファに預ければ選手が伸びる、という流れができるといいな~と思っています。

古川の獲得がJ3猛者の獲得が継続しているか、と言われると人数が1人であること、もともと志垣チルドレンであったことを考えると継続なのか?というのは最近はちょっとわからないなというのが率直な感想です。

 

ただ、今回の補強でわかりやすく身長を考慮して選手を取ったのではないか、と思います。志垣監督もメインではないとは言いつつも、多少獲得するなかで条件としてあったことをにおわせていました。

「レノファ山口FC」2025始動日、志垣監督コメント | やまぐちLIFE by 山口宇部経済新聞

単純に所属選手の身長だけでも約4㎝高くなっていました。じゃあスタメンは?となってもなんとなくで組んだ下記のメンバーでも約3㎝ほど高くなりそうです。

 

 

 

ではこのオフの移籍は実際どうなの?というところで個人的に気になっているのが2点あります。

・昨年の出場時間

ボランチの層の薄さ

まずこれが今年所属選手の年齢と昨年の出場時間の散布図になります。(年齢は2025年4月1日時点を想定 出場時間はカップ戦も含む)

 

今オフでレノファの引き抜かれた選手たちが、2500分を超えていたことを考えると2000分を超えている選手でさえも古川のみ。

1500分前後、500分前後に選手たちが固まっており、去年活躍していたかなどを考えると多少どうなの?と感じるところはあります。

逆にそういう燻ぶった猛者を効率よく獲得できたという考え方はもちろんできます。この辺りは新体制発表会でどのような説明があるのかなどは注目したいと考えています。

 

ボランチの薄さ

そして次がボランチの層の薄さです。想定を考えると、池上・三沢・田邉・成岡になるかと思います。

まず4人が少ないということよりも去年のレノファのやり方を考えると相田のようなこぼれ球を拾う選手はいるか?田邉はある程度去年代役をやることはありましたが、池上・三沢・成岡はどうなのか?というのが若干あります。

ここについては河野がSHを務めていたように、ポジションコンバートが今後あるのか?それか新しい選手の獲得はあるのか?

ポジションは違いますが、新保や前などはこぼれ球奪取数も高かったため、ボランチの選手以外もこのこぼれ球奪取数については求められるのではないかなと思います。

 

【公式】2024シーズンのレノファ山口FCのこぼれ球奪取総数:J2リーグの個人スタッツ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

と、多少疑問点を書いてきましたが、基本昨年のサッカーが出すことができれば勝ち点60に挑戦できるのかなと思います。

繰り返しにはなりますが、選手は変われど監督が目指すサッカーが変わらなければ、割と手堅くモダンなサッカーのレノファ。大きく崩れることはあまりないと思っています。

昨年発表して中期計画。その2年目が今年になります。監督の早期の契約更新の発表は期待の表れでしょう。

1年目である去年で得た手ごたえと反省。それをどのように昇華した姿を見せてくれるでしょうか。

まずは1年目の総括をしたうえで今年どのような数字目標でったり、定性的な話がされるのかなと、新体制発表会2025を楽しみにしたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

※文中敬称略

 

 

uprの酒田社長が出られる新体制発表会なんか特別なことでも話されるんですかね…スポンサー周りの話?組織的な話?

レノファ山口FC2024シーズンを振り返る

2024年シーズンが終わり、早いもので1か月経ち、契約更新、契約満了、移籍のニュースもそろそろ本格化してくる時期になりました。

遅くなりましたが、2024年シーズンのレノファを振り返っていきたいと思います。

 

1)スタイル変化によってもたらされた失点数の改善

2)ピッチ内の変化

3)一気に駆け上がるにはまだ体力が足りない。

 

1)スタイル変化によってもたらされた失点数の改善

今シーズン志垣監督に替わり大きく変わったのは失点だったと思います。

J2昇格以来初の40点代まで失点は減少。失点の多さから得失点差がプラスでJ2のシーズンを終えたことのないレノファ山口はあと一歩で+1で終えられるところまで来ました。

footballlabさんより得点・失点のパターン

上記の右側の失点パターンのうち大きく改善したのがクロスからの失点とスルーパスからの失点。クロスからは前年16点あったものが6点まで減り、スルーパスからは9点から0点とこの2項目だけで19点の失点減をしました。

 

まず、戦い方についてどのように変化があったのかを抑えていこうと思います。

2024年新体制発表会のところで、ある程度キーワードが出ていました。

2024年 Season Vison『レノファ山口FCの目指すサッカー』

①能動的なアクション

②組織的な守備

③素早い攻撃

が挙げられていました。

【チームとしてというところよりもまず個人でどこに立つのか、どこを守るのかを整理し、その選手たちがまとまりグループ・チームになっていく。ただ前に奪いに行くのではなく、いつプレスをかけるのか、戻るのはどこに戻るのかを整理したい】と葛西強化部長よりありました。(意訳)

ピッチの中での動きで言えば、

4‐4‐2のブロックを組み、ハイプレス・ミドルプレスなど状況ごとに使い分ける。

プレスではなくリトリートをして、自陣へただ戻るのではなく、ゴール前で相手にチャンスを与えぬようそれぞれが良い距離間で互いのスペースを埋めた上でしっかりボールにチャレンジをする。

といったことがあったと思います。①で触れていた能動的なアクション。【認知・判断・決断・実行のスピードを上げたい】(意訳)ということも仰ってましたがここの部分も要素としてはあったと思います。

ゴール前に人はいるのに、ぽっかりスペースが空いていて失点というシーンは嫌というくらい見てきたと思いますが、このようなシーンが劇的に減ったかと思います。スルーパスからの失点が減ったのもしっかり陣形をコンパクトにしていたからこそと言えるかもしれません。

 

次は攻撃のスタイル。

【今までのレノファはボールを保持することで自分たちの時間を増やし、相手を押し込んだ状況で相手コートでの時間を増やすことを考えていた。多少保持にこだわりすぎていたかもしれない】とやはり新体制発表会でありました。

上記に挙げた③素早い攻撃のところでは【単に蹴るサッカーをしたいわけではない。相手が困ることをしたい】(意訳)ということも仰っていました。

 

今年のレノファがまず狙っていたところでは、相手の背後へボールを送り込むこと。背後は相手最終ラインの時もあれば、相手のSBやボランチを動かしたその背後ということもありました。

【背後】を狙うことで相手陣へボールを進め、相手陣での時間を多くすることを目指していきました。

下記チームスタッツ2024年と2023年のものですが、右側の距離別パス数とエリア別パス数で、

◎パス数が少なくなっている⇒保持に強くこだわることはしていない

◎自陣でのパス数減少も、相手のゴール前のパス数は増加⇒目的である相手陣でのプレー数自体は増えた。手段が変わってもゴールに迫れている。

ということが言えるかと思います。

 

2024年シーズンのチームスタッツ  ※footballlabさんより

 

同じく2023年シーズンのチームスタッツ  ※引用元同

相手陣での時間が増えれば攻撃をされる回数や失点のリスクも減ります。ボール保持を主体に進めていた際は相手陣に入る前に引っかかっていましたが、ロングボールを交えてのビルドアップをするといったチームスタイルの変化もあり、自陣でボールを失うリスクが減ったことで、失点も大きく減り、シーズン終盤までプレーオフ圏内を狙える年になったと思います。

 

 

2)ピッチ内の変化

では、今シーズンの戦いについて考えていこうと思います。

序盤レノファの核を担ったのが梅木翼と新保海鈴であったと思います。

まずレノファの相手陣への前進方法として機能したのが梅木の高さでした。

移籍をしたので所属はベガルタになっていますが、この数字の大半はレノファ時代のものでしょう。それでも1位にいるのはどれだけ彼が体を張ったかを表していると思います。

梅木と同じくらいの空中戦勝率の選手はいますが、何よりすごいのはそれを90分間続けられること、またどんな苦しい時間でも先発で出ている以上いつでも体を張り続けたことだったと思います。単に勝率や勝利回数では測れない貢献がありました。

梅木が競ることで、河野・若月・田邉らがセカンドボールに備え、それを抑えることでそこから相手陣へ進めることができていました。

 

そして、そこから猛威を振るっていたのが新保の左足でした。新保を単純に高い位置へ上げるために後ろをヘナン・平瀬・前の3人にしたり、河野が低い位置や中央の位置を取ることで新保があがるスペースなどをつくり、いかに新保の左足からのクロスで攻撃を完結させるのか。そう言っても差し支えないくらい、新保が高い位置からのクロスやそこで奪ったセットプレーで彼はアシスト数を伸ばしていったと思います。

上記のチームスタッツでもクロスからの得点、セットプレーからの得点が増えているのも新保が要因となっていました。

 

また、攻撃だけではなく開幕節のアウェイ横浜戦から見ることができたのが、ボール非保持時にミドルゾーンで4‐4‐2で構えてのプレスでした。時に3バックの相手に対してはLSHを担った河野が1列上がり

4‐3‐3の形プレスをかけるなど、柔軟に形を変え、ハイプレスを交えての能動的な守備をしたかと思えば、若月が最終ラインの背後を取る動きを見せ得点を奪うなど、新しいレノファの形が見て取れました。

新体制発表会から開幕までの2か月弱で一気に1項目で書いたようなスタイルの変化を志垣監督をはじめコーチ陣がチームへの落とし込みを成し遂げたと思うと見事であったと思います。

 

シーズン序盤は岡山や長崎には力負け、ホーム愛媛・熊本では大雨で形を出せないなど難しい時期はありましたが、河野の今季初得点であったり、開幕節は怪我で出遅れていた相田の復帰で徐々に10節以降調子を上げていったように思います。

相田を攻守においてトップ下のような位置におき、相手のボランチの位置をつぶす、プレスのスイッチ役にする、前線で深い位置へ走らせるといった【相田システム】と勝手に僕が呼んでいた形が初めて出たのは第12節のアウェイ鹿児島戦でした。

このあたりから勢いが徐々に出てきて、アウェイいわき戦のように相手がフィジカル的に強くても、ホーム清水戦のように相手がタレント軍団であっても、自分たちのスタイルを出すことができれば勝つことができるようになっていたと思います。

背後を狙う。相手がそれをケアすればサイドを変える、またはインサイドを思い切って突いていくなど選手たちの特性も合っていたように思えます。

 

 

ただ、難しくなっていたのが、ホーム千葉、いわきのところだったかと思います。このあたりから、2週目に入るくらいになっているのでJリーグの他のクラブの分析も進みます。

レノファが守備陣形をコンパクトにするため、相手に逆サイドへのボール、サイドチェンジを多用され陣形をゆさぶられたり、レノファのロングボールに対してセカンドボール対策をしっかり敷いてきていました。ある程度ラインを低くして「レノファが背後を狙う」選択肢をなくし、セカンドボール勝負をするところもあれば、

レノファの最終ラインの背後を突かれ、自陣へ押し込まれてしまい、満足に前線へボールが供給できず自陣での時間を多くされてしまうなど自分たちがやりたいことを相手にやられる場合もありました。梅木翼を仙台に引き抜かれてしまったのもちょうどこの頃でした。

 

中断明けから、前貴之ボランチの位置にあげ河野をインサイドに。相田をある程度フリーマンにすることでビルドアップ時の選択肢を増やすようなことにチャレンジをしました。

中断明け直後の大分戦はうまく形ははまったものの栃木戦は打ち合いになってしまい、藤枝戦は完敗。長崎戦の劇的な勝利はあったものの、ホーム岡山での11,000人が入った試合でふたたび力負け。ここから悪夢の連敗ロードが始まってしまいました。

ボールを保持しようとした、もっとシンプルに蹴っていれば、という二元論で語るのは簡単ではありますが、リーグというのはそれで済むほど簡単なものでもないな、というのが率直な感想です。

先制点をとれなくなっていき、追いかける展開が増え、追いついても出力を上げて同点にしても一気に逆転ができない。反対に失点を喫してしまう。

失点のパターンもセットプレーや、攻めるために陣形を崩したところからのカウンターなど最終盤の失点パターンは同じようなものになっていきました。

どこかで踏みとどまっていれば、どこかで1点入っていれば……それができなかった。相手に上回れてしまった。J1経験、プレーオフ経験があるチームに厳しさを教えられた時期であったなと思います。

 

3)一気に駆け上がるにはまだ体力が足りない。

個人的な感想で言えば、やはりまだチームとしての体力がない。それは選手層であったりクラブとしての経験値のようなものがあると思います。

梅木が残っていれば結果は変わっていたか?と言われれば7位にはなっていたかもしれないが、6位にはなっていなかった。また、中断明けの変化についても梅木がいてもある程度は行われていたようにも思います。

やり方1つで駆け抜けらえるほどリーグは甘くない。新しい引き出しを増やすことや今までのやり方をよりブラッシュアップする、それは人で解決するのか手段で解決するのか、何かしらの変化はシーズン中に必要なのだと思います。

清水で言えば前半戦ほどのアウェイでの脆さは減りましたし、昇格に滑り込んだ岡山はけが人続出の中断前から勝てはしなくても負けないサッカーを続け、けが人が戻ってからは上位相手にも勝つようになっていきました。

逆にレノファ同様、中断明けから勝てなくなった長崎は最後持ち直しましたが、それまでに失った勝ち点が最後響いたようにも思えますし、プレーオフの戦い方は仙台のほうが一枚上手だったように見てて思いました。

 

では、どうしたらよいか?こればかりは着実に力をつけていくしかないように思います。それは競技面においても事業面においても。

昇格した岡山でさえ、売り上げ規模はJ2の平均以下、もちろんトップチーム人件費もJ2平均以下です(2024年1月決算期)。レノファはその岡山の2/3ほどの規模です。

いわきや秋田のようにレノファと比較してクラブ規模が小さいチームが上にいるので、やり方次第で上位に行くことは可能と思いますが、ではそれよりももっと上にいくには?ここからがまたもう一つ壁があるんだな、と個人的に感じたシーズンでありました。

レノファ自体の順位は上がりましたが、J2上位がどういうものなのかを知ったシーズンであったなと1か月経った今そう思っております。

 

Xのスペースに特別回として渡部社長にご出演していただきました。

その際に最終戦の観客数が1万人に200人ほど届かなく、勝ち点55の目標にも2点足りなかった。これが自分たちの足りなかったところか、と感じられたとのことでした。

目標を達成できていたらどんな景色だったのだろう。僕も最終戦で昇格に喜ぶ横浜FCを見ててどこか複雑な思いを感じていました。

それは来期以降の楽しみにしよう思います。

 

2024年新体制発表会で挙げられた3年計画。競技面・事業面共に達成できた目標、できなかった目標がありました。それでも事業側と共に競技面を引っ張ってくれる監督・コーチ陣としっかりと1年目を戦えたことはこの計画を進める上では確かな1歩であり、自分たちの目指した道は間違っていなかったと思います。

 

2024年、何かレノファの歴史でターニングポイントになる年になったのではないかなと思います。2024年の歩みをより昇華するためには僕らサポーターも2025年に向けて自分の出来ること(1人でも維新に知り合いを連れて行く、多くの試合に足を運ぶ、レノファについて発信していくなど)をやっていけばそれこそ【総力】でまたレノファを、山口県を盛り上げていくことになるのではないかと思います。

 

今年はところどころレビューを飛ばしてしまいましたが、1年通して読んでいただきありがとうございました。

また、来年も宜しくお願い致します。

 

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

(※文中敬称略)

PA進入回数とそこからの展開 愛媛FCvsレノファ山口 @ニンスタ 2024年11月3日

前節ようやく2か月ぶりの勝利をあげ、今節も試合開始直後からその勢いをもって試合に入れていたように思えます。

末永の先制点の後も緩めることなく、相手陣内で時計を進めることができていましたが、追加点を奪えず後半に一瞬の隙から失点し、試合も勝ち点1で終了となってしまいました。

選手は良く戦ってくれたと思います。ただ、決して褒め言葉ではなく、良くやったのに勝点1しか取れなかった。相手の倍以上のシュートを打ったにも関わらず1点しか取りきれなかったという試合でした。(引用元:レノファ公式

志垣監督もこのような談話を残すなど、個人的にも今年一番歯がゆい試合になりました。では、そんな試合を振り返っていきたいと思います。

 

1)似た者同士もアプローチの違い

2)ニアゾーンを取ること。PAのスペースの問題。

 

【得点者】

愛媛        山口

53分 小川     11分 末永

 

1)似た者同士もアプローチの違い

シーズン終盤失速してしまった両チーム。前節勝利をあげたこともあってか、序盤からレノファが押し込むような展開でした。

試合展開としては双方が相手の並びを見つつ、CBの選手から前線へロングボールを蹴り、そのセカンドボールを狙うことが続いていました。

愛媛の石丸監督が

なかなかセカンドボールの拾い合いやヘディングの競り合いに勝てず、苦しい展開になってしまったという印象です。(引用元:Jリーグ公式

と述べられていたように、これらでレノファは愛媛を上回っていたと思います。まずそこには愛媛とレノファのロングボールとセカンドボールへのアプローチの違いがあったと思います。

まず愛媛のCFのベン・ダンカンの存在。クラシカルなCFのような体躯をしており、まず愛媛のロングボールは彼がターゲットになります。相方の石浦はトップ下のような形でベン・ダンカンよりも低い位置などを取っていました。

一方レノファのツートップの若月と末永は二人とも小柄で競り合いで勝つよりも、裏への抜け方であったり、縦関係になってフリックしたりとある程度体を張ることよりも、タイミングや機動力を生かす特性。これについては熊本戦あたりから目立っていたと思います。

そしてこの試合このCFの使い方やそのフォローの形で質などで上回れていたかなと思います。

愛媛の場合で言えばベン・ダンカンに収まると全体的に押し上げることができ、そこからベン・ダンカンがシュートまでいくシーンであったり、彼がひきつけたところをサイドへ展開する形がありました。ただ、まずベン・ダンカンが収めることが第1関門になっており、ここで収められなくてもセカンドボールを拾えれば、というのがあったのかもしれませんが、ここはレノファがやらせない。ボランチの佐藤、相田であったりSBの前・新保らもこぼれ球を拾いそこでやらせませんでした。

反対にレノファのほうはまず裏を突くことで愛媛の最終ラインを押し下げ、2列目との間にスペースをつくりここに相田であったりSHの野寄や吉岡がインサイドの絞ることでこのスペースで優位性を取ります。

極端な言い方ですが、ベン・ダンカンがまず収めるなど個の質が求められるような形であった愛媛に対して、グループでまずセカンドボールを抑えるところを設計し、そこから若月や末永の特徴のスピードを生かしたようなプレーも出せていたこともあり、相手陣での時間が長くなったように思えます。

今節のレノファは相手陣深くでのハイプレスが効いたというよりも、愛媛のボールロスト位置が特徴的になっていますが、ハーフウェイラインからペナルティエリアまでのところでボールを奪えていました。

それは上述した通り、相手の2列目と最終ラインに人を送り込んでいるからこそ、愛媛にボールを収められても、そこからの1本目、2本目のパスに対してレノファは人をかけてボールを奪うことができていました。カウンタープレスで愛媛の前進を阻み、且つ手数をかけずにゴールをへ迫っていきました。

 

また、相手陣に押し込んだ状態であったりミドルサードで佐藤の振る舞いも効いていた時間帯があったともいます。30分あたりで押し込んだところで、ミドルサードで佐藤が最終ラインに落ちることで後ろを3人の形にしたところで、愛媛はSHが一列上がり3人で外誘導を促そうとじりじりと追い込むような形にしてきました。

ただ、ここで愛媛が明けたスペースをレノファ全体で見逃さず。佐藤や前など相手の動きをいち早く察すことができる選手らが周りを動かして、愛媛のあけたスペースを突いていき、ファイナルサードへ進むことができていきました。

 

2)ニアゾーンを取ること。PAのスペースの問題。

FOOTBALLLABさんのこの試合のリザルトからの引用ですが、この試合のレノファは30mライン進入、ペナルティエリア進入の数字が通常の試合よりもかなり多かったです。ゴール期待値も2点とやはりこの試合勝たなければなりませんでしたし、それにそぐう試合内容でもあったと思います。それが冒頭の志垣監督の言葉でもあったと思います。

 

この試合ペナルティエリアへの進入がかなりできていた中で、目立ったプレイがニアゾーンを取ることであったと思います。

まずなぜニアゾーンを突くのか?

こちらもFOOTBALLLABさんのコラム「クロスの傾向変化とトラッキングデータ活用」からの引用です。当然ではありますが、PA外の前方向(+方向)へのクロス数が試合内では多いです。ただ、得点率となるとやはりPA内に侵入したところからのクロス。前方向の他にも後方へのクロス(-方向)ともに同じような得点率が担っていました。約2倍といったところでしょうか。

ゴールへの確立が高いところにボールを送り込む意味はここにありそうです。また

 

(エリア以内でのクロスは)受け手と出し手が近い位置を保てることに加え、グラウンダーでのクロスを足でシュートする形も含まれているので、成功率が跳ね上がっている。(中略)

 マンチェスター・シティラヒーム・スターリングとレロイ・サネの両翼は、ゾーン4へと積極的に侵入することによってグラウンダーのクロスを送りやすい状況を作り出すことで、比較的身長の低い中央の選手を助けている。当然、ゾーン4に入り込める選手にはシュートという選択肢も生まれてくるので、リバプールのモハメド・サラーのように直接ゴールを決めてしまうこともできる。

また、ゾーン4に切り込んだ場合「ゴール側であればファーサイド、自陣側であればニアサイド」を狙う方がゴールの確率が高まるとされている。ゴール側ではGKに当たる可能性があるので、ファーサイドに速いボールを送り込むフットサルの「ファー詰め」に近い形が効率的となり、自陣側への「マイナス方向の折り返し」の場合は距離が近いニアサイドを狙う方が成功率は高まる。(引用元:Footballista

引用元は2018年の記事であるので多少前のものではありますが、

・身長の低い選手を助けている

・グラウンダーのクロスを足でシュートすることで成功率をあげる

このあたりをレノファでも狙っているのかなと感じます。まあ、この試合若月のグラウンダーのクロスをシュートしたのは背の高い下堂ではありましたが。笑

ただ、やはり背の低い選手が今のレノファの前線には少ないためエリア外からのクロスよりもエリア内に行けるのであれば、エリア内への進入を試みたのだと思います。それが上のPA進入数にあらわれていると思います。

 

試合の内容に戻すと、後半愛媛はある程度プレスの強度などを上げたように思えます。ある程度緩く出てきてくれればあけたスペースを突くことが前半できていましたが、そこをもう少し締めたように思います。

ただ、それでもプレスに来るのではあれば、またボールを持ってから次のプレーまでの時間は少なくなりますが、空くスペースは大きくなります。

前半に比べレノファはより縦へのスピードをあげるような形で相手をいなしたり、相手の最終ラインへ新保を上げることなどで人をかけてカウンターであったり、縦への早い攻撃で打開をしていくことができました。

 

そしてFOOTBALLLABさんのクロスのコラムにあったものの二つの指標を考えたいと思います。

www.football-lab.jp

1つ目がクロスを上げた際のエリア内のクロスに関わった選手の数です。

上の表はエリア内の攻撃側と守備側の人数別のデータ。下の表は攻撃側の人数だけにフォーカスしたデータとのことです。


主に下の表の話ですが、得点率で最も高いのが3人のパターン。やはり1人だとシュートまでいくのが厳しいためシュート率は低いです。ただ、1人でもクロスで上げるということは相手の守備人員も少ないときが多いと思います。例えば後半の末永から吉岡のクロスであわやのシーンがありましたが、こういうシーンが考えられると思います。確かにゴール期待値も高いプレーであったと思います。

そして見ておきたいのが下の表の4人以上がエリア内でかかわった数字。FOOTBALLLABのライターさんが書かれていますが、

 

守備側の人数を加味せず攻撃側の人数だけでデータを見ると攻撃の人数が多いほどシュート率が上がっているが、このシュート率はクロスから3プレー以内にシュートに至ったケースのため、人数が多い方がこぼれ球を拾ってシュートを放てる分、シュート率が上がるのは当然の結果といえる。シュート時のゴール期待値は人数が増えるほど落ちており、難しい状況でのシュートになっている。これは攻撃側の人数が多ければ守備側の人数も多くなるため、スペースがなくなる影響だろう。そのため、得点率に関してはシュート率ほど人数に応じて上昇していない。

なるほど。確かにエリアに密集してしまっているとスペースはないことでブロックだったり、避けようと無理くりシュートをしてゴールをはずれてしまうことはある。期待値も低くなっている。

いくつか考え方がある。確率がそんなに高くなくても、シュート数を増やす。そのような機会を増やさなければ得点であったり、思いがけないようなプレゼントゴールもでてこない。

もう一つの考え方として、シュートは打てている。ただ、ゴールが決まらない。であれば、より確率の高いシュートを打っていきましょう。

正解はないし、どちらかを否定するつもりもないですが、少なくとも今節のレノファは後者を試みており、それに果敢にチャレンジした。

フィニッシャーだけの問題ではなく、ラストパスの精度、ラストパスに行く前のパスの精度、そこが一つ一つ上がってくれば、もっとゴールに結びつけられるシーンは増えると思います。

志垣監督のこの言葉は、よりゴールの確立を高めるように質を求めていくということかなと個人的に解釈した試合となりました。

一概に「クロス」でも種類はありますし、ニアゾーンを取るにしても中の状況などでそこで選ぶプレーも変わる。今週これらの記事を読んで、なんとなく見てたが多少認識が抜け落ちていたなと思い、あまり試合には触れませんでしたが、書かせていただきました。

 

さてさて、早いもので残り1試合ですか。

私はとりあえず予定通り今年3回目ですが維新スタジアムに行く予定にしております。最終戦勝ったことがないなど変なジンクスがあるようですが、払しょくしてもらいたいですね。

最後は笑って終えましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(※文中敬称略)

 

 

さて、あとがきFOOTBALLLABさんの記事の最後のところで、クロスを上げるときにこの数年でファーサイドに人を置く比率が10%上がっているとのことで、そんなに上がったのか、と感じました。

確かにファーサイドで仕留める以外にもそこに選手がいるだけで、DFは気にしますし、気にすることで味方のDFから距離を取ってマークする必要があるので、ニアやセンターのスペースは空くことでしょう。

なんとなくではなく、もう少し意識的にファーサイドに人がいるか、そしてそこに対して相手DFはどんなアプローチをしているのか。そしてニア、センターはどうなっているのか。こんなところがしっかり見れていたらより試合が楽しめそうだな~と、まだできていない観戦方法に気づいた、というお話でした。

では、また。

 

続・熊本戦の形?35節の集大成? レノファ山口vsヴァンフォーレ甲府@維新 2024年10月27日

9試合ぶり?の勝利!!複数得点とクリーンシート。ようやく自分たちの目指した形が実を結んだように思えます。熊本戦で見られた今の志垣レノファの形の継続がでた試合だったかなと思います。タイトル通り前節のブログの続きのようなものですが、読んでいただけると幸いです。※ジャッジについては過度には触りません。自分が見えたことを書きますのでご了承ください。

では、今節は下記のとおりです。

 

1)続コンパクトな布陣とサイドハーフの位置。

2)理想の展開からの躓き。

3)来年以降にどのようにつなげるのか?

 

 

1)続コンパクトな布陣とサイドハーフの位置。

前節SHをインサイドへ配置、または逆サイドにまで行かせることによってセカンドボールやトランジションの局面で有利な形をつくるような特徴的な戦術を取ったレノファ。
これ自体は以前も時々やっていた形でありましたが、試合を通して大きく採用することはなかったかと思います。
この形は熊本にあわせてのものであったのか、それとも今後も採用していくものなのか、個人的にそれが注目の一つでありました。
ふたを開ければスタメンから熊本戦を踏襲した並びになっており、試合開始直後から早速SHの2人は自由なポジショニングでした。

 

まずレノファの形から。上述したように熊本戦のようにサイドハーフの吉岡や野寄の位置を中央に寄らせることでロングボールのセカンドボールを拾いやすくすること。また、攻→守のネガティブトランジションの場面であれば、ボールの即時奪還要員を増やすこであったり、もしそこでボールが奪えれば守→攻のポジティブトランジションの場面ではパスの選択肢を多くすることで、ボールを奪ってから素早く相手ゴールに向かうことができます。(このメリット・デメリットについては熊本戦のブログ参照)

ただ、熊本戦のように強風で出来るサッカーが限られた中では、この攻撃をやり続けることが良かったと思いますが、やはり一辺倒にならないようにしていたように思えます。

5:30のところで、前・下堂・ヘナンの3人で最終ラインを形成して新保を上げる左肩上がりの布陣であったり、8:30ではレノファの最終ラインでボールを動かしているところでは下堂・ヘナン・新保が最終ラインとなり前貴之ボランチの位置に移動していました。ここの流れでは新保はロングボールで相手の背後を狙うふりをし、LSH吉岡が高い位置を取ることで甲府RWB飯田を引き、新保と吉岡の間にスペースを作り、そこに相田が入り込んで新保からパスを受けて前進する形も見せていました(大分戦の形)。

また、25分にはゴールキックから、ヘナンが平瀬よろしく関からのロングボールのターゲットとなり競り合い、相手ボールになりますが、すかさずカウンタープレスをかけて前貴之がセカンドボールをおさめます。すかさず右サイドから中央に寄っている野寄へ出して、同じく中央に寄り気味であった吉岡へつなぐことで、甲府RCB関口を引き出します。そして関口が出てきたところを末永が裏を取ってエリア内へ侵入するなど熊本戦のような形も出せていました。

 

しかし、なかなかペースはつかめなかったのはレノファのプレスに対して逃げ道をしっかり甲府が用意していたことにあったと思います。

下堂の試合後コメントに

今日はアダイウトン選手が攻め残りをしていて、前(貴之)選手が上がったタイミングだと、そのリスク管理は自分になると思うので、そこをアラートにすることは対応できたと思います。スペースを与えると相手の特徴が生きるので、そこのリスクは一番気をつけていました。(引用元:レノファ公式

とありました。

アダイウトンはだいたいセンターサークルから自陣に入ったあたりの左に多少寄ったところ。ミドルサードのハーフスペースで待ち構えているような形でした。

ここに彼が構えることである程度人数をかけて攻めるレノファに対して、CFの三平の他LWGアダイウトンが攻め残りをすることで、甲府のDF陣がボールを奪ったときにまず見るのがこのアダイウトンのところ。

アダイウトンの足元にだせばしっかり収めますし、下堂がいうように前貴之が攻め上がりRSBのところが空いていれば、甲府アダイウトンを走らせるようなボールを出すことで、レノファ陣深くまで入っていきました。

このような形で前半は割と押し込まれるような展開も増え、なかなか相手陣での時間という形には持っていけませんでした。

それでも、先に上げたような形での前進やロングボールでの裏抜け、また下記の通り甲府のボールロスト位置が甲府陣深くでのものも多かったりと後半の人数が減ってからのものもありますが、試合のペースを握ったわけではなくとも相手陣でのプレーを増やせていたことが後半につながっていったのかなと思います。

 

 

 

 

2)理想の展開からの躓き。

そこで、レノファは後半から佐藤に代えて、田邉を投入しました。

田邉の投入の意図を考えると、ある程度裏抜けなど手応えはあるところはあるものの、セカンドボールの回収の回数であったり、5-2-3で守る甲府に対して、もう少し中盤のところで動きをつけたかった意図であったのかなと感じます。

熊本戦ではアンカー然とした佐藤のプレースタイルがはまっており、ロングボールであったり押し込んだところからの配球など冴えわたっていたと思います。

今節の甲府戦でも決してパフォーマンスが悪かったことではなく、田邉の特性のほうがこの試合では向いているとの判断だったように思えます。また、前貴之のコメントにあった

後半に向けてもう1個ギアを上げなきゃいけないというところで、”

というのはもしかしたら、田邉を入れることでチーム全体としてそういう意識に向けたのかもしれません。

その中で後半開始早々に下堂→若月が奪った得点は先行逃げ切り型のレノファにとっては大きい得点となりました。ギアを上げたところでの流れでの得点であったことや、取った時間などがあったと思います。

この場面ではスローインの流れから相手のクリアボールを収めたところで下堂へ展開し、そこからのロングボールでした。

 

練習通りの形でヤマトが走ってくれましたし、なぜそこが空いたかといえば他の選手が手前に動いてくれていたりしたことがあったと思います。チーム全員で取れたゴールだと思います。そういう形が一つできたことで、今後もバリエーションは増えていくと思います。(引用元:レノファ公式

と下堂が語っていた通り、ある程度チームとして相手を引き出して間延びさせたゴールであったと思います。

画面では映ってないので、予測の範疇を出ないものではありますが、まず甲府の3CBのRCB井上に対しては吉岡が高い位置をとることでここのマークを引き受けます。また、相田や田邉も割と自陣を意識したポジショニングをしており、前貴之についてもセンターサークルあたりにいました。そのため甲府ボランチはレノファ陣よりに出て行ってしまっており、甲府のダブルボランチとCBの間は約15m~20mくらい空いていたのではないかと思います。そこに末永が入ることによって、甲府の残ったCBの林田とマンシャの意識は多少末永を気にすることで前がかりになったと思われます。

そしてそこのタイミングで若月と下堂はその裏を狙っており、CBから縦一本という省エネですがかなり難易度の高いパスが通りゴールが生まれた、という流れであったように思えます。

甲府の最終ラインがあまりハイラインを敷かないことで間延びするところ、そこにセカンドボール対策などでしっかり人数を割くことで最前線の選手からのアラートをそらしたことなどはチームの狙いが反映されていたのかなと思います。

マンシャが退場したところでもやはり末永は甲府のCBとボランチの間に入り込むことでGK関の低い弾道のロングボールをヘディングでそらし、若月の裏抜けをアシストしていました。このシーンも甲府のCBが末永に対して全く寄せることができておらず、若月の抜け出しに対してもマンシャが遅れていることもあり、あの位置でのファウルにつながったと思います。

 

その後についても相手が一人減ったこともあったり、田邉を入れた効果がでてきたこともあるのか、ミドルゾーンで引っかけてのカウンターであったり、高い位置でのボール奪取などシュートへ持ち込む機会が増えました。65分前後の田邉が中盤で相手パスを引っかけてのカウンターなどは狙い通りの展開ではなかったかなと思います。

こういうところで点をしっかり取れていれば【試合巧者】なんですが、まだまだその経験値は積み重ねないといけないかんじですね。

甲府は9分のところで早くもアダイウトンからの展開をあきらめ右サイドに宮崎を投入。一人少なくなったところであまり人数は掛けられなくなりましたが、宮崎一人でも打開はできますし、RSBとの連携でフィニッシュ局面までは持っていくことが可能です。また、70分あたりまで何度かビルドアップのところでレノファに引っかけられてしまい、被カウンターとなっていましたが、67分にダブルボランチの佐藤と木村を交代することでマイナーチェンジを施します。

レノファもこのタイミングで小林と板倉を入れて5-4-1っぽい形を模索していきます。主に3バックのサイドの選手、ヘナンや板倉が鳥海ら甲府の中盤の選手がボールを持ったところで迎撃に出ようとしますが、いかんせんその位置が低い。出て行っても間に合う場所でもなくただ闇雲に出て行ってスペースを空けてしまう状況がちらほら。(84分のシーンなど)

また、後ろを多少重くしていることもあり、前線でプレスをかける選手たちが減ってしまったことやレノファの前線の選手たちの疲れも見え始め、甲府の最終ラインの選手たちが徐々にボールを回すことを苦にしなくなっていきます。

10人である甲府は勇気をもって出てきて、それを受けるレノファといった横綱相撲ができるチームならいなせるのでしょうけど、レノファだとひやひやの場面が続いていきました。

 

3)来年以降にどのようにつなげるのか?

そんな中でも疲労が見えていた末永・野寄に変えて山本・奥山と途中交代で入った選手がもう一度ギアをあげてくれたり、多少プレスのスイッチが入らなくなったところで前貴之ボランチ位置から出て行くなど修正が加わってきたところで、2枚目のレッドカードが出たところで大勢が決したかなと思います。

 

多少荒れた試合となりましたが、少なくともレノファの選手たちが熊本戦同様に今までとまた違った形を見せてくれたことで手にした勝ち点3であると思います。

山形戦を挟んでやり方を多少変えることが好転しているようです。思い返せば開幕戦に比べれば色々とやり方は変わってきており、来年以降の編成はどうなるんだろうというのがありますね。

当初の梅木選手を使ってのゲインの仕方は酒井選手や山本選手で続けようとしているところもありました。ただ、怪我などで選手がうまくそろわなくなってから、かなりコンパクトにした布陣を引いて開幕節よりもよりセカンドボールを意識しているような布陣にも見えます。

若月、奥山、末永タイプをとるのか、もう一度ハイタワー選手を何人かそろえるのか。来年はベンチ入りメンバーが9人になり選択肢の幅が広がります。

この熊本・甲府戦での結果・内容が伴ったプレーがでたことで、あと2試合はこの形の継続をするのではないかと思います。チームの目標勝ち点55があるので決して消化試合でありませんが、選手起用含めて来年への形が見えてくる残り2試合になりそうだな、と感じております。

 

さあ、残り2戦、どうなりますかね。

愛媛戦には行けませんが最終戦は維新みらいふスタジアムで今年のラストを見届けたいと思います。勝ち点55以上、失点45以下、8位でのフィニッシュ。それを願って参戦したいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(※文中敬称略)

試合内で見れたトレードオフの考えとその後の対応 ロアッソ熊本vsレノファ山口 @えがお健康S 2024年10月20日

引分けではありましたが連敗はストップ。

長いトンネルは抜けはしたものの、勝てた試合をものにできなかったなというのもあります。仙台戦あたりからチームとしてやりたい形は見せている中ゴールが取れず、という展開が続いておりました。大分戦以来の先制ゴールも懐かしい感覚になるくらいの待望の先制点も取れたからこそ勝ちたかったし、こういう試合を勝っていたからこそプレーオフ圏内に入れたと思います。

またあの場所に行くためには、こういう試合をしっかりものにする、そういう強さを取り戻していくことが大切かなと改めて感じた試合でありました。

では、下記について振り返っていきます。

 

1)サイドハーフの位置とその功罪

2)超強風で風下の中のハイライン

3)動かなかった志垣さん

【得点者】

熊本        山口

20分 石川     14分 若月

 

1)サイドハーフの位置とその功罪

この数節でレノファとして改めて取り組んでいたことは

・相手DFラインの背後への意識(セカンドボール対応とセット)

・相手陣でのプレー時間を増やす(ハイプレス、カウンタープレスetc)

であったと思います。

聞こえはよくないですが、「自分たちのサッカーを取り戻す」ではないですが、ある程度前半戦勝ち点を拾えていた時の要素を抽出して、まずプライオリティを置くプレイを整理したように思えます。

 

今節の対戦相手の熊本もフォーメーションは3-3-1-3のような変則的な形。この熊本に対してまずツートップで熊本の3バックに対して外誘導。野寄吉岡のSHも熊本のWBやサイドのCBに出ていけるような位置取り。そして欠場の相田に代わり、田邉が8上村を捕まえます。また、落ちてくるCF9石川、CH19古長谷が落ちた場合もヘナンや佐藤が捕まえにいき、つなごうとする熊本に対して相手陣でゾーンとマンツーマンを使いつつ熊本を自由にさせないようにします。

途中【ヘナンが石川を高い位置まで捕まえていること】を対熊本対策としてレノファが仕込んできたとの言及が解説の方からありましたが、これはもともとやっていたこと。ただ、その徹底具合は高かったかもしれません。

極端な言い方ではありますが、この相手陣で相手を捕まえきれば、先制点のように高い位置でボールを奪ってからの攻撃につなげられます。半面、相手の攻撃の芽をつぶすことができなければ失点シーンのようにボールを自陣へ運ばれてしまいます。

チャンスとピンチはトレードオフ。プレスをやり切ること、セカンドボールを抑えること。その姿勢をつよく押し出していた試合だったと思います。

 

では、その方法は?これについては何度も書いた言葉ではありますが、4‐4‐2のコンパクトな布陣があったと思います。

また、いくつかキーポイントになっていたのが吉岡、野寄のサイドハーフの2人のポジションであったかと思います。

例えば4分の関のパントキックの場面では関は右サイドへ蹴ったところですでに左サイドの吉岡は右サイドに寄って行ってました。また、7分の下堂からの野寄を目がけたロングキックでも吉岡は右サイドに寄っていき、セカンドボールを収めた前貴之から野寄へパスがでたところでは野寄の中央への折り返し位置には吉岡がいました。

サイドハーフが寄ることで利点として

 

セカンドボール対策として人が割ける

         ↓

セカンドボールを収めたあとや相手陣でボールを奪った後のポジティブトランジションのところで、ボールの近くに人が増えているため、パスコースが増えることでボールを失う確率を減らし、前進する可能性を高める。

 

こんなことがあったかと思います。

序盤の前貴之からのクロスで新保の決定機についても、元をたどれば吉岡が右に流れたところを新保がそのスペースを使った形。また得点シーンも野寄が吉岡同様に左サイドで相手へのプレスを強めたところから人数をかけて奪ったところからでした。

 

そしてもちろんこれにはメリットデメリットが。

熊本は風の影響もあってなかなか足元でつなぐことができていませんでしたが、落ちてくるCF石川に出す長いボールの他に、両WGの選手が幅を取っていました。布陣をコンパクトにしているレノファに対して幅を取ることでサイドチェンジなどを使うことで反対サイドにボールを逃がしそこから上がっていくことを選んでいました。

レノファとしてはこのボールを出させないように寄せますし、出されてしまったときはそこからのスライドや大外の選手から中の選手への戻すボールに対するチェックなどを志垣監督が強くジェスチャーを出していました。いつもの光景ではありますが、熊本戦では上で書いてきたように、今までの色を強くしてきたからこそ、トレードオフで受ける展開の対処についても強く求めていたように思えます。

最近の試合でいれば清水や千葉などではサイドを圧縮してプレスを強めてもサイドチェンジでふらえてしまうような展開が見られたと思います。

清水は自陣、相手陣問わずサイドを変えられてしまっていました。千葉では相手陣の最終ラインから大きな展開があったりとしましたが、元をたどればそのボールの出どころをハイプレスでしっかりつぶすこと。また出されてしまってもしっかり陣形をスライドする。自分たちの長所と短所をしっかり理解したうえでの対応をしていったように思えます。

 

 

-前線からのプレスも効いていた。その狙いと強度はどうだったか?

前半は相手も蹴ってもボールが戻される状況でしたので、積極的に前から行くというところでは、その姿勢を全員が体現してくれました。ボール保持率、パスワークでは熊本さんはリーグトップクラスだと思いますが、その熊本さんが嫌がっていたと感じていますので、スイッチのタイミングだったり、狙いどころだったりは機能していたと思います。

 

-プレスをはがされたあとの対応はどうだったか?

全てを奪い切れるわけではなく、ワンツーや割って入ることは熊本さんのお家芸であると思います。そこに対しての対策はしっかり選手ができていたと思います。はがされても中央の人数は熊本さんは少ないという分析を選手には伝えていて、しっかり戻せば問題ないという話はしていました。ある程度はうまくいっていた部分もありましたが、失点シーンでは、人数が足りていた中でボールが中央に転がってしまったというところでは、反省点だと思います。(引用元:レノファ公式

と志垣監督が残しているように、ある程度手ごたえなどはあったのではないかと思います。やりたい形は出せている。ただ、その精度や相手に合わせての徹底が見られた試合であったように思えます。

 

2)超強風で風下の中のハイライン

で、風下となった後半。

まず決定機を迎えてしまった2つのシーン。熊本の最終ラインから前線石川に当てたボールに対して寄せきれなかったところからのロングシュート。そしてクリアボールが風で強く流されてしまってヘナンの目測以上に伸びてしまいました。

この風もありましたが、ハイラインを敷いている以上避けられないリスクではあります。ただ、それは何度も書いている通りわかり切っていること。

チャンスを作られてしまっていましたが、レノファとしては後半もしっかり狙いをもって風下に挑んでいたように思います。

後半頭からRSBを前から板倉へ変更。

ここの交代については前が怪我をした?なども考えられますが、とりあえずピッチ内のことを書いていきます。

1つに熊本のボールの逃がしどころになっていた48唐山のケア。また、ボール保持時に板倉、下堂、ヘナンの3バック形成で新保を上げる、といったシーズン当初の形があったように思えます。

さっそく49分にコンパクトにした布陣から、高い位置を取った新保も交え左サイドで3vs3の形を作り、若月も交えて4vs4の形から最後は田邉のミドルシュートにつながりました。また57分は下堂から新保へのサイドチェンジと左肩上がりならではの形も出ました。

直後のプレーも唐山へのボールを板倉がつぶし、収めた下堂がすかさず若月が右奥を取ったところへロングボールを通すなど狙い通りの形が見られたように思えます。

 

シーズン当初はこのような形で梅木の高さを交えつつ前進をする、相手陣でのプレー時間を増やすことをしていました。この形が良いということではなく、今のレノファの布陣で出来ることを導き出しているのかなと感じました。

 

3)動かなかった志垣さん

個人的に意外だったのが、志垣監督の交代策。

板倉の交代をハーフタイムに行ったことは相変わらずと思いましたが、そこからがあまり動くことがいつもより少なかったように思います。

後半25分に奥山、小林を。42分にサーラット、46分に平瀬と割といつもより動かさなかったように思えます。

いくつかこれのとらえ方はあると思っていて、

・出ているスタメン組の状態の良さでの継続

・割と後ろの選手をベンチに入れていたこと。先行逃げ切りでリードができていなかったので、引っ張った?

などなど。色々あるかと思います。

その中で一つ指針として見ていたのが、小林の存在。

何度かこのブログで小林については「チームの矢印を前に向けられる選手」として書いてきました。この試合小林が入ることでそれがどうなったか。良くも悪くもと小林が入っても矢印は前に向いていたかなと思います。

良かったというのは試合当初から矢印は前に向いており、試合を優位に進められていたことでその流れは継続できていた。悪かったとまでは言えないかもですが、小林に限らず交代選手が出てきたところで、そこでもう一段ギアが上がったか、と言われるとなかなかそこで存在感を出すことができていなかったように思えます。

全員の出来が良かったとらえるか、ベンチメンバーの奮起を期待ととらえるのか、ここも色々見方があるなと感じました。

 

逆接ばかりになってしまいますが、ただ、この試合内容を上位陣相手にできなかったのか?相手次第での出来であったのか。そのあたりもしっかり見ないといけないのかなとも思います。また、狙いや出来は良くても勝ち点3にはつながらなかった。いや、苦手熊本に対して勝ち点は奪ったし、連敗は止めた! こんなあたりも連敗6だったこともあり、捉え方は様々だと思った試合と思います。

 

僕はよく連敗を止めた。ただ、どこかでこの形を6連敗中に出せなかったか、、、という見方です。

 

さ、最近ブログを出すのが遅いので、甲府戦当日ですね。

久しぶりの維新スタジアムでの試合。久しい勝ち点3を期待したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(文中敬称略)

 

 

んで、あとがき。

いや~この試合熊本はなぜ前半で風下を選んだのだろう。というのが見直しても思うことです。選手自身で選んだようです。

前半もともと風上を選ぼうと思っていた、と志垣さんが残しているように、6連敗中で先行逃げ切りの形を取り戻したいレノファとしては選ぶことは自明だったと思いますが、熊本自体がその土俵を選んでくれたというのは、この試合の流れを左右したもののように思えます。

熊本側としては風上で前に出てくるレノファの背後を突きたかったのか?それとも風下を先に選んで耐えることで後半勝負を選んだのか?このあたりは計りかねますが、やはりレノファとしてはこの対応は幸運であったように思えます。

若月の9試合ぶりの先制点もうまれ、試合自体の内容もよかったです。

左側の熊本に対して、レノファのほうが優勢ですし、ペナルティエリア内への進入数などは明らか熊本はうまくいっていませんでした。

こういう外的要因を読み切ることも屋外スポーツで必要なことだなと感じました。

 

今回はこの辺で。

試合の進め方の難しさと課題感 モンテディオ山形vsレノファ山口 @NDソフトスタジアム山形 2024年10月6日

難しい連戦になる。そんなことはみんな分かっていた。

しかし、現実というのは正直だった。残酷でもなく、ただただ純粋であったように思います。

レノファが単に弱いとということでもなく、これがJ1昇格を目指すチームの最低限を目の当たりにしたという感覚が個人的にあります。

仙台戦同様にレノファとしての狙いは出したと思います。ただ、やはり開始直後のセットプレーからの失点。出力を上げて得点を狙ったところからのカウンターからの失点とこの連敗街道に通った道を繰り返させられてしまいました。

 

それでも道は続いていきます。栃木戦後にも書きましたが、どのような結果になろうとも受け入れる。そのスタンスは最後までなくさないようにしたいなと思います。

では、簡単ではありますが、この試合の狙いなどを考えていきたいと思います。

 

1)やはり失点した後では真価はわからない

2)高さなのか機動力でDFライン裏なのか

 

【得点者】

山形         山口

2分 ディサロ    なし

12分 高江

 

 

1)やはり失点した後では真価はわからない

まずレノファは中断明けの栃木戦以降、先制した試合がない。前のレビューでも書きましたが、先制点が取れていないことがまず大きな要因というのは周知の事実かなと思います。

この試合も早々にセットプレーでの失点がありました。これも繰り返しになってしまうのですが、先制点を取られれば取りにいかないといけないし、出力を上げる必要があります。強いチームであれば「失点してから目が覚めた」「自力で上回った」という言葉が出てくるかもしれませんが、レノファはチャレンジャー側のチーム。やはり2失点目は下堂のロングボールを収めた末永がペナルティエリアへ迫ったところで止められ、クリアボールも新保が収めきれないところを山形にもう一度拾われ、前がかりになっていたところをDF裏を突かれてしまい、エリア内や最終ラインはなんとか整備はしたもののバイタルエリア・2列目までが追い付かず失点を食らってしまいました。

前半15分までに2失点してしまえば相手の出方も変わります。

レノファが使いたいのはDF裏。モンテディオのDFとしてはもちろんそこを考えて試合には入っているでしょうし、リードをしていればそこまでリスクをかけずにラインの上げ下げをすることができることになります。

 

そんな中でもゴールが入らないのは問題ではありますが、レノファの選手はチームとしてやりたいことは体現していたと思います

たとえば6分。山形ゴールキックのところでは2CBに対してツートップが抑え、ボランチの小西が最終ラインに落ちたところは相田が捕まえ、相方の高江にボールが出ればSBとボランチをケアしていたLSH吉岡がここでパスカットをしファウルをもらいました。

14分もGK後藤がボールを保持しているところに末永がプレスをかけ、RCB22城和には奥山がコースを消して、RSB15川井にボールがでたところでまた吉岡がここをつぶしてクロスまでいきました。(※もう少し中の状況を見てからクロスでも間に合っていたと思いますが…)

直後のプレーで山形がロングボールを使ってレノファの最終ライン裏を使ってきて、多少押し込まれてしまいましたが、そのあとはヘナン、下堂で相手陣や自陣高いところで跳ね返すことができるようになってからは山形の2列目と前線の間がぽっかり空いており、どちらがここを使えるのか、というところはほぼレノファがボールを収めるような展開が続きました。

26分のように下堂がディサロへのボールをしっかりつぶし、そのこぼれ球をGK田口がすかさず前線へ送り、末永がこれを追ったところから吉岡のチャンスにつなげることができました。

本来はこういう流れの時にゴールが欲しいところですし、やはりすでに2失点を喫していれば山形が対応として引き気味になっていることはありますので、効果的になったかどうか。その真価はわからないというのが正直な感想です。

 

2)高さなのかDFライン裏なのか

そして後半のところで山形にアクシデント。CB安部が交代を余儀なくされSBの川井が中に入るなどスクランブルを迫られました。

そこでレノファが打った手が平瀬のCF起用。酒井にアクシデントがあったようでこの日はベンチ入りはしてなく、山本もHTに交代になったため高さを平瀬で補填する形になりました。

ただ、この数試合ありましたが、最前線でポストプレーをするのとDFラインで競ることとは別物であり、なかなか競り勝てる場面は出てこなかったり、本職CFと同様にサイドにも流れますが、やはりエリア内にいてほしいところでいることができないなど、致し方ない場面が続いてしまいました。

結果的に追いつけなかったこともありますが、この起用としては本職のようなプレーを望むのではなくタスクを簡略化するなどの策が必要かなと思います。

 

前半は横浜Fマリノス戦のように前線は機動力に振っていました。途中で形をかえる必要はあるかもしれませんが、ある程度機動力に振った1試合のプランがあってもよいかもしれないと思います。

 

まず失点しない、先制点をとる。

言うのは安し、ですが、今までの勝ちパターンに乗ってくれるといいなと思います。

 

試合開始20分前!やる気あるのか!というブログになってしまいましたが、今回はここまでになります。読んでいただきありがとうございます。

 

(文中敬称略)