レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

基準をどこに設定するのか。 レノファ山口vsガイナーレ鳥取 @維新みらいふスタジアム 2026年3月1日

クリーンシートは達成したが、1点が遠かった。

 

小田切監督も「無失点で抑えられたことは、前向きに捉えてやっていきたい」と語っていたように、今季初のクリーンシートという結果は良かったと思います。ただ、押し込んでいる割には、またペナルティエリアへの進入回数が19回も数えながら、どこか惜しいようであまり惜しくないなという印象が僕には残ってしまいました。

 

では、今節も下記について考えていきたいと思います。

 

1)ポジション変更による新しい形とペースの奪還
2)コートチェンジに隠された鳥取の意図?
3)J2基準を持ち続けること

 

【得点者】
レノファ     鳥取
なし       なし
(PK戦 3-5)

 

 
 
1)ポジション変更による新しい形とペースの奪還

 

今節レノファのスタメンの主な変更点は2つありました。

 

1つ目は、今季LWBを務めていた田邉が本職に近いポジションのシャドーの位置に入ったこと。もう一つはCBに下堂が起用され、3CBの並びが右から喜岡、下堂、大岩となったことです。この2つの変更が、レノファの攻撃の仕方に変化をもたらしていたように思います。

 

ここまでの3試合は高さのある山本へ長いボールを入れて、そこから前進するビルドアップを見せていました。しかし、今節は田邉がシャドーに入ったことで、彼がボランチの脇に降りてCBからのボールを引き出したり、相手陣では鳥取の中間ポジションでパスを受けるシーンが多く見られました。チャンスクリエイト数もチームトップの4。ゴール前で決定機を迎えるなどWBとはまた違う顔を見せていました(ただ、早く目に見える結果がほしいところ)

また並びを変えたCBの面々ではまず鳥取陣内へ押し込んだ際には、サイドのCBである喜岡と大岩のポジション取りがかなり高かったのも印象的でした。 大岩は自らシュートを打つシーンがあったほか、12分にはエリア付近で田邉のパスをワンツーで返し、ペナルティエリアへ進入させるようなボールも配球していました。
右の喜岡も、7分のような中間ポジションをとる田邉へパスを差し込むシーンがあったり、ハイプレス時には相手陣深くまでボールを追っていき、ボールを奪い返した後など前線でのロングボールのターゲット(山本の代わりか?)になるシーンが序盤から目立ち、攻撃に厚みをもたらしていたと思います。
試合後のコメントで下堂が「1本のパスで局面が打開できれば本当に楽になるので、1つのパスは常に心掛けています」と語っていた通り、喜岡とはまた違うパスの持ち味を出していました。その起用の狙いもあってか、大岩と喜岡がそれぞれ攻撃参加をすることで鳥取を押し込む時間を作れた要因になっていたように思います。
 
 
2)コートチェンジに隠された鳥取の意図?
対する鳥取について。まずボール保持のところ。普段はつなぐビルドアップが多いようですが、この試合では前からプレスに来るレノファの裏を狙ってか、ロングボールが多かったように思います。また、ボール非保持時では、前半はミドルサードまで戻ってブロックを組んでからミドルプレスに移行する場面が多く見られました。ネガティブトランジションのところでは、即時奪回を割としっかり意識しているように見えました。
そんな中、前半25分あたりは鳥取のペースになっていました。FOOTBALLLABさんのスタッツを見ても、16分〜30分の時間帯だけは鳥取のボール保持率が55.7%と逆転しています(引用元はこちら)。この時間帯は鳥取のプレスに対してレノファはつなぐ場所が見いだせず、自陣の深い位置からロングキックをするしかない状況に陥り、ボールを保持することができませんでした。
ただ、この劣勢の際には、ある程度相手のボール保持に対してプレスで<襲い掛かる>ことで相手のミスを誘発し、試合序盤のように相手陣でボールを回せるように持ち直していました。小田切監督が求める<相手に襲い掛かる>が出せていた時間帯だったかなと思います。これまでの試合では相手の時間帯になった際にずるずると時間だけが経過するような試合が続いてしまっていたように思いますが、ここでは修正をみせることができていたように思います。
本来であれば、この押し込んだ良い状態で前半のうちに先制しておきたかったのが正直なところでした。
 
後半に入り、鳥取が多少ミドルプレスからハイプレスになったような印象を受けました。そこでレノファが何度かうまくビルドアップができず、鳥取に決定機を作られてしまっています。 例えば51分、大岩からシャドーにあてるようなふわっとしたパスを、鳥取にヘディングでそのままつながれ、シュートまでもっていかれクロスバーをたたくシュートを打たれてしまいました。
また、後半に入り鳥取は今度はある程度つなぐようなサッカーを展開してきました。試合開始のコイントスのところで鳥取はコートチェンジを選択していましたが、もしかすると、風上であった前半はプレスにくるレノファに対してロングボールで裏を取る考えがあり、風下になる後半はつなぐような場面を増やすという明確な意図があったのかもしれません。
試合のスタッツではゴール期待値やシュート数、PA進入数などはレノファが上回ってはいますが、後半に入り意図をもってシュートまで持ち込めていた、また惜しいシュートを打っていたのは鳥取だったように見えました。
 
3)J2基準を持ち続けること
ではなぜレノファとしては、後半も相手ゴールに向かうパワーは出せていたものの、ボールを持たされる展開の中で最後の崩しの質やアイデアが足りず、無得点のまま90分を終えることになってしまいました。輪笠が試合後に「相手の嫌なところに入っていくかという部分では、まだまだ同じような絵を描けていない」(引用元:レノファ公式)と語っていたように、ファイナルサードでの崩しは今後の大きな課題となりそうです。
 
同じく輪笠のコメントで
「ボールを持てる時間は長かったですが、相手の怖いところにどれだけ入れるかという部分では、質も味方の連係もまだまだ足りない」
と残しており、小田切監督も
「チャンスの割にはシュートの精度、押し込んでいる割にはペナへの侵入回数、それがどうだったのかという反省点があります。」
とコメントをしています。スタッツ自体ではペナルティエリアの進入回数は19ですが、それは効果的な形で進入しているわけではない。特に後半に見られたのはエリア内にボールは入れど、シュートまでには至らない。鳥取もエリア内に多く帰陣をしているので、結局はシュートはエリア外のものがほとんどになってしまう。
折角のシュート19本も、PA侵入回数19も数字としては立派でも中身のないものになってしまいます。
では、なぜこうなってしまったのか?2点ほど挙げたいと思います。
 
1つが輪笠の挙げていた「同じ絵を描けていない」。
「決定力不足」という言葉を使うのは簡単ですが、なんでシュートが決まらなかったのかと言えば、ゴールへ持っていく形がなかなか定まっていないことがあるのかなと思います。単にシュート練習!で点が入れば苦労はしません。
クロスを上げるにしても、誰がどの位置で、それまでにどのようにボールを動かしていくのか、このようなことがまだチームとしてそろってないように思えます。色々とやりたいこと、準備しているものはあるのかと思いますが、まだ伸びしろのように感じます。
この「目の揃わなさ」が、観客側に「どんな狙いで攻めているのか」という疑問を抱かせ、チームへの感情移入を難しくさせている一因になってはいないでしょうか。
このチームはこうである!ということが分かりやすいことが良い、というわけではないですが、やはりチームの色というのが見えない、ということはなかなかチームの良さが出ていない、ということなのかなと思います。
 
2つ目はミスについて。

この試合、両チームともに簡単なミスが目立ってしまったように見えました。サッカーにミスは付き物ですが、自分たちのミスで相手にペースを渡してしまい、相手のミスにまで「お付き合い」してしまう場面があったように思います。
解説の中島浩司さんが言葉に詰まるシーンがあったように、正直「J2の基準なら、相手はここを逃してくれないし、こんなミスはしないのではないか」と感じる場面が散見されました。

「最短でのJ2復帰」を掲げる以上、J3の舞台であっても「J2基準」で戦い抜かなければならない。この試合0-0で終わりましたが、両チームとも守備のハードワークは光ったものの、攻撃の質であったりそしてそのようなミスがあったことでこの結果になってしまったように感じます。

試合を通しての質をどこまで突き詰められるか。J2復帰への道は、その基準をどれだけ高く保てるかにかかっていると感じた一戦だったかなと思いした。

 

さて、日付変わって今日はもう鳥栖戦ですね。昨年の維新では完敗を喫した相手。どうもこの構想リーグでは調子が上がっていないようですが油断は禁物。ただ、負けが先行している現状を変えないといけません。

維新は勝つ場所!勝ち点3を期待したいと思います。

 
ここまで読んでいいただきありがとうございます。
※文中敬称略

 

まだまだ始まったばかりだ。   鹿児島ユナイテッドFCvsレノファ山口@白波S 2026年2月22日

100年構想リーグ第3節、鹿児島ユナイテッドFCとの一戦は、雷の影響による1時間のキックオフ遅延という異例の幕開けとなりました。結果は0-1。J3リーグ上位候補を相手に「力負け」という厳しい現実を突きつけられる内容となりましたが、その中には今季取り組んでいる戦術の意図と課題が鮮明に表れていました。

 

【得点者】

鹿児島       山口

60分 福田     なし

 

 

1. 前半:4-4-2のギャップを突く序盤の攻勢

試合開始から15分ほどの間は、レノファが優勢に試合を進める時間帯でした。相手のオーソドックスな4-4-2の布陣に対し、その「ギャップ」を突く狙いが明確に見て取れました。

  • ロングボールの有効活用: 立ち上がり、ピッチ状態も考慮してか、あえて繋がずにロングボールを選択。特に右ウイングバックの奥山選手を走らせ、相手サイドバックと1対1を作る形からチャンスを演出しました。
  • 中間ポジションの活用: 山本駿亮選手が、相手ボランチとセンターバックの間の「中間ポジション」に顔を出し、縦パスを引き出す動きで攻撃の起点となっていました。

しかし、20分を過ぎる頃から徐々にパスミスが増え始め、鹿児島のプレスにかかってしまうシーンが増え、流れが手放されていきました。

序盤では中間ポジションをとることで鹿児島のずれを生むことが出来ていた山本選手の動きも32分ではボランチにしっかりマークにつかれてしまっており、鹿児島の最終ラインは特にずれることもなく、振り返れば序盤はこの形での試み・成功が多かったこともあり、明らかに鹿児島は慣れてしまっていました。

2. 後半の修正:古川選手へのダイレクトな形

ハーフタイムを経て、チームは攻撃の出口を修正します。目立ったのは、古川選手をダイレクトに使うプレーの増加です。

後方から繋ぐことに固執しすぎず、一旦古川選手に当ててからのセカンドボール勝負や、彼をスペースへ走らせてファイナルサードへ進出する形を徹底しました。実際に、古川選手を起点に小林成豪選手が抜け出した決定機など、得点の匂いを感じさせる場面も作り出しています。

ただ、古川選手が裏へ抜けても後ろの選手がついてこれておらず、ゴールへ迫力をもって迫れていないないのも事実としてあります。

3. セットプレーに見る「仕込み」の跡

この試合この数節でみられなかったのが、デザインされたセットプレーです。

  • ゴール前の密集: 49分のコーナーキックでは、キーパーの前に6〜7人を配置する密集を作り、ニアサイドにいた喜岡がキーパーの脇を通り、密集を縫うようにファーサイドへ抜け、ペナルティマークのところへ戻ることで、マーカーを外す動きをしていました。
  • ファーサイドの活用: 51分のコーナーキックでは、3人がキーパーの前で密集を作り、ペナルティマークあたりにレノファは4人を配置。鹿児島はここに3人しかつけておらず、レノファの選手がニアに3人が走り込むことで相手を引きつけ、ファーサイドで1人フリーになった輪笠選手がシュートを放つ決定的な場面を作りました。

4. 痛恨の失点と、守護神の孤軍奮闘

勝敗を分けたのは、自陣でのビルドアップのミスでした。 小澤選手のパスが中途半端になり、大岩選手とキーパーのヒョンチャン選手が見合ってしまった隙を突かれた形です。鹿児島は、レノファがビルドアップをやり直そうとする際の「パスの受け手」をあらかじめ捕まえる守備を徹底しており、その狙いにはまってしまいました。

一方で、守護神ヒョンチャン選手の活躍は特筆すべきものです。鹿児島に21本ものシュートを打たれる及ぶ波状攻撃を受けながらも、神がかり的なセーブを連発し、最小失点で食い止め続けました。

今後の展望:パスを「どこで」回すか

この試合を通じて浮き彫りになった課題は、**「ボールを保持する場所の設定」**です。 高い保持率を記録しても、その多くが自陣(ディフェンシブサード)でのものであれば、相手にとって脅威にはなりません。相手陣でボールを奪いたい相手に対してリスクを負って自陣でボール保持をしようとしたところで失点。「簡単にしこめるものではない」「そのリスクを恐れてはいけない」という勇気のような言葉は素敵かもしれませんが、現実的ではありません。

高い保持率にこだわるのであれば、まずは相手陣での時間を増やしつつそこで時計の針を進めないと、この率は上がりませんし、目的とすることは「ゴールを奪うこと」であります。

失点後からミスを恐れてなのか、鹿児島のプレスがより強くなったためか、一気にレノファのミスが増えるとともに、鹿児島がゴールへ迫る場面が増えていきました。

象徴的であったのが66分のところでどこからボールを運ぶか迷っているなかで、成岡や輪笠が最終ラインに落ちるプレーを一緒に行ったことで、ボランチの位置が空洞になっていました。気づいた小澤・田邉・小林が同時にここに入ろうとするなど、自分たちの形をなかなか見つけられない象徴的なシーンであったように思えます。

ただ、80分を過ぎてからですが、左サイドにボールをいったん預けておいて、寄せてくる鹿児島に対して、左サイドから右サイドへサイドチェンジをすることでボールを逃がす場面が数度あり、そこからゴール前に迫る場面もありました。ボール保持ができる田邉選手をLWBに使っている狙いももしかしたらこういうところにもありそうです。

前半では山本駿選手、後半では古川選手への中・長距離のパスである程度打開ができていました。だからといって、この中・長距離パスに頼るのはなく、80分以降のようにつなぐことなども使い分けていくことも大切です。むしろそのようなバリエーションを増やすことを今年は目指していると思います。

色々と試行錯誤はしているような印象もあるので、残り15試合で形になり26‐27シーズンへ向けて調子を上げていってほしいと思います。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

(※文中敬称略)

 

 

 

 

で、あとがき。

書き方変わった?と思った方、なんか別のやつ書いてる?と思った方、正解です。

今週はちょっと出張などがあり書く時間がなかったことと、振り返りのスペースをやると、「話した内容に加筆することもないんだよな」と書く気が失われる問題というのが私にはございまして…

そこで!今回は23日に行ったスペースの鹿児島戦の振り返り部分をAIに抽出してもらい、ブログ用に書き出してもらったものが上のものでした。多少名前の修正や加筆はしましたが。

ということで、ちょっと楽をしてしまった記事で恐縮ではあるのですが、いかがでしたでしょうか。

 

あと書きっぽいことを書くとすると、やはりロングボールなのかつなぐことなのか、その二元論になるのはやはりもったいないな~と思っています。個人的には「襲い掛かる」というところを監督としては重視しているんじゃないかな~というのがあります。

だからこそ、あの新体制発表会は、聞こえの良い数字を並べてしまったことで、本当は何を目指すのか、どんなサッカーをしていくのかがぼけてしまったなと。

新体制発表会という場なのである程度意識が高いことを対外的に発表しないと、というのもありますし、色々と細かく話すのも違うでしょう。ただ、やはりあのボールの保持率55%で「つなぐこと」みたいな言葉が変にクローズアップされてしまったように感じてます。う~ん。。。

 

次節は普通に書く予定です。ではまた。

あと16節【襲いかかる】ことはできるのか。 レノファ山口vsレイラック滋賀 @維新 2026年2月15日

ホーム開幕戦、勝ち点3!!

正直この試合結果以外はなかなか難しい試合であったように思いました。滋賀が手ごわかった、ということよりも、自分たちでペースを落としたというか、試合の内容をもったいない方にもっていってしまったように感じました。自分たちで緩んでしまえば、J3 のチームでもその隙は逃して来ない。それを滋賀に教えてもらったような試合にも思えます。

では、今節は下記について考えてみます。

 

1)で、結局何が武器だったのか?

2)選手の問題なのか、送り出した側の問題なのか
3)この試合の狙い考察&セットプレーからの失点



【得点者】

山口         滋賀

21分 古川      90+1分 西山

41分 小林

 

1)で、結局何が武器だったのか?

前回のブログで僕はタイトルを「何を武器にして戦っていくのか?成長性は?」というものにしました。そして目次のところに「相手陣でボールを取りたいのか?自陣でボールを保持したいのか?」と書きました。

熊本戦ではやりたい形はどんなものか見えにくく、このタイトルと目次にしていました。

今節、古川の試合後コメントで

前節の熊本戦は入りがあまり良くなかったので、今節に向けては週初めのトレーニングから、監督からも相手に襲いかかるようにプレスに行くという話もありました。それが今日は出せたのが良かったです。(引用元:レノファ公式

同じく喜岡のコメントでも

前半は前から相手に襲いかかるというところで、ボールをつなぐことだけじゃなくて、相手の背後を突くことや、相手のイヤがることをやろうということができた試合の入りだったと思います。(引用元:Jリーグ公式

とあり試合の入り方やプレスに対しての改善があったようです。ボール非保持時のプレスで相手からボールを奪いゴールを目指す。または、相手にボールを握らせないことで試合のペースを自分たちの方にもっていく。この辺りにプライオリティをおいて試合に臨んだようです。小田切監督が何回か使っている「襲いかかるということとです」という言葉も、このようなプレーであると解釈してよさそうです。

 

そして

ボールを持たれる時間が長くなる中で、こちらも下がるだけではなく、奪ってからのカウンターを考えていました。ただ、ボールをあまり取れませんでしたし、取ったとしてもすぐに相手のプレッシャーを受けて、それをうまくはがすことができなかった。それによって、相手にどんどん押し込まれる展開になりました。(引用元:Jリーグ公式)

滋賀の和田監督がコメントで残されているのが前半の状況や出来を端的に表現しているかなと思います。

ボランチで先発した成岡は高い位置でのプレスを試合開始直後から積極的に行い、前半7分までにファウルを2回取られています。この早い段階での2回のファウルはそれだけ高い位置にボランチである成岡がしっかり出ていっているということ、また相手のカウンターをしっかり止めているということ、何よりレノファが熊本戦で全く見せることの出来なかった相手陣で「襲いかかる」ことが出来ていた証左ではないかと思います。

 

2点目も成岡のプレスだけにフォーカスをすれば、ハイライト映像だけで事足りますが、その前の5分くらいは何度も相手陣の高い位置でボールを奪い返していました。奥山へのロングパスのセカンドボールへは山本駿が鋭く反応し、奥山はスピードを生かして何度もボールに食らいつく。田邉もボールを失えばすぐに自ら奪い返しに行く。ボールがこぼれれば次々に選手がボールへアタックする、まさしく「襲いかかる」ようなプレーの連続から生まれたのがあの2点目であったと思います。

前半のボール奪取位置のスタッツで

ハーフタイム            試合終了後

山口      滋賀         山口      滋賀

9%  AT  6%          8%  AT   6%

44%      MT      24%                                 43%     MT       32%

47%      DT       70%                                 49%     DT        62%

とアタッキングサードは数%の差だけですが、ミドルサード、ディフェンシブサードでは大きく差が開いており、滋賀がボールを奪う7割が自陣の深い位置であった、レノファは5割以上をミドルサードよりも前でボールを奪えていることになります。このあたりは大きな差となり、前半の出来に大きく影響していたのではないかと思います。

また後半もシュートは残念ながら枠をとらえていませんでしたが、途中まではある程度プレスの強度やボールを奪う位置などは下がることなくできていたと思います。

ただ、ここから試合が経過していくごとに、これらが落ちていってしまったように思います。だからこそ勝った試合とはいえ、どこか消化不良でもやもやの残る開幕戦になってしまったように思います。

 

2)選手の問題なのか、送り出した側の問題なのか

では、なんで後半試合内容など落ちて行ってしまったのか。

上述したように熊本戦に比べてまず自分たちの時間を増やせるようになっていた要因として、ハイプレスやカウンタープレスで滋賀からボールを取り上げていたことが挙げられると思います。

ポゼッションをするにしても、高い位置でボールを奪いそこから長短のパスを織り交ぜながら崩していく、というのがあったかと思います。それがある程度形として実っていた前半は2‐0で折り返すことができていました。決定力不足はありましたが、決定力不足というくらいはチャンスの数も多ければ、守備で危ういシーンも立ち上がりの1本だけであったと思います。(※DAZNゴール期待値は0.9と前節よりも低かったですが)

 

しかし、試合の針が進んでいくごとに目に見えて良い攻撃の形で終わることができなくなっていき、最後は防戦一方になり、セットプレーから失点を喫してしまいました。滋賀の方には申し訳ないですが、そこまで滋賀が出力を上げていたというよりも、レノファ自身でボールの失い方が悪く、ボールを滋賀にプレゼントしている、また滋賀の攻撃に対してもどうしたいのか定まらずにずるずる腰が重くなっていったように思います。

では、ボールの失い方が悪く、というのはどういうことか。

前半で言えばボールを失っても湧き出るように前線から選手たちが相手へのカウンタープレスをしていました。ボールロストしてもすぐにプレスをかけることでボールを奪えなくても攻撃を遅らせることが出来れば守備の陣形を整えられますし、奪ことが出来れば何よりな話です。後半で言うとここがかなり甘くなったように思います。また攻撃にしても、ボールを失った後でもちゃんとプレスに行けるような攻撃を意識したものであったのか。このあたりが前半とは違っていたように思います。

もう少し突っ込んで言えば、ちゃんとボールを失った後のカウンタープレスなり、相手のビルドアップへのプレスやそれに備えられるように攻撃の仕方がちゃんとできる選手がスタメンに名を連ねているようにも思えます。一部の選手はここが適正なポジションではないのでは?と僕自身も熊本戦のレビューでは書きましたが、そもそも相手に襲い掛かることが出来る選手がポジションを確保しているのかなと滋賀戦を終えた今では感じております。

このあたりは次節の鹿児島戦も見れば監督の選手選考のラインが見えてきそうです。志垣さんもやはりちゃんとブロックを組んで守備ができるメンバーを選んでいたと考えているので。

 

話を戻してちょっと仮定の話を。

まず2-0という中でチームとしてどのように試合をクローズしようとしていたのか。これについては監督談話で【3点目4点目を狙っていた】と言及がありました。となると、交代で入った選手には点を取るための指示があったと考えられます。

そして交代で入ったのが、58分LSH小林に変えて三沢、71分にRWB奥山⇒山本龍(ポジションはLCB、小澤がRWBへ)、RSH山本駿⇒西堂、82分LWB田邉⇒末永、RWB小澤⇒藤森というものでした。

得点を狙うためにシャドーの選手を変えるのはわかりますし、疲労の見えてきた選手から変えていったのかな、とも思います。ただ、交代で入った選手にどんなプレーを求めていたのか?

もし引き続きしっかり相手へ襲いかをかることを指示していたのなら、交代選手がそれをしっかりと遂行できなかったことになります。
反対に、ボールを保持して相手の出方を見ながらといったような攻撃面の指示が主なものであれば、それは組織として滋賀の残りの体力などピッチ内の状況をベンチのコーチ陣が見誤っていたことになるかと思います。

 

ただ、個人的に感じたのはおそらく前者の案を授けたけれどもうまくいかなかったのではないかなと思います。いくつか理由があり、まず最初に交代で入った三沢入ってきた60分あたりはまだ古川や山本駿も足が残っており、あまり大きくチーム全体のインテンシティは落ちてなかったように思います。三沢も体を張るシーンなども見られ、試合の主導権はまだレノファが握っていたように思います。

ただ、ここから交代で入ってきた選手がたちがやはりしっかり前からの守備ができていたかというと厳しかったように思えます。スタメンから出ている選手たちは流石に90分間は持ちませんので運動量は落ちてきます。そこで途中から入ってきた選手が積極的に守備のスイッチを入れることが出来ればよかったように思いますが、これができずに主導権が滋賀に行っていたように感じます。

73分には滋賀のボール保持に対して、成岡と古川が西堂の守備位置を修正している場面が映っていました。試合終了時に西堂はバテているような印象だったので、コンディション的に復帰直後なのか難しいものがあったのかもしれません。だからこそ前半から山本駿が同じ位置で強度を出していたのと比べると、大きく守備面で見劣りをしていたように感じます。また、末永や藤森も攻撃が特徴の選手ということもあってか、防戦一方の展開ということもあり、末永は10分の間に2度ほどドリブルでちぎられたり、失点シーンのCK起因となるようなクロスも簡単にあげらてしまっていました。また、藤森もどこか迷いながらポジションを取っているような場面もあり、結果的にCKではマーカーを外してしまい、試合後のコメントで「ありえないこと」という言葉を食らってしまっています。(並びについては後述)

選手がうまく機能していなかったことについてもコーチ陣の判断ミスということは言えるかもしれませんが、スタメン組とベンチ組にはまだ大きなプレー強度に差があるのかなとも感じます。シュート精度が。。。と言われるスタメン組の選手ですが、やはりできていることはこの【襲いかかる】というところではないか、それをまず武器というか特徴とすることが、勝つことへ直結していくのではないかなと思う試合でした。


3)この試合の狙い考察&セットプレーからの失点


と、試合内容の考察だけで4000字を使ってしまったので、最後に簡単にこの日のレノファの狙いなど考えていこうと思います。

上記試合のスタッツ(引用元:FOOTBALLLABさん)ですが、攻撃に関するスタッツはやはり上回ることが出来ていましたね。アクチュアルプレイングタイムも長くなりましたね。前節の熊本戦は、去年のアウェイ熊本戦に比べて10分以上長くなってました。

 

で、今節の相手の滋賀もフォーメーションはレノファと同じく3‐4‐2‐1。ミラーゲームでした。多少滋賀の色がまだわからないのですが、つなぐことができるならつなぎたい。プレスはしっかり前から行きたい。カウンターなどはしっかり時間をかけずにゴールを目指したい。とレノファに似ているかな?多少縦の意識が強いチームかな?という印象を受けました。

そんな滋賀に対してレノファがボール保持時に仕方のは前節同様にポジションを可変させることでした。ただ、可変させる方法は熊本戦と大きく変えていました。

熊本戦では成岡を最終ラインへ落としてWBの選手をWGのようにし、4‐3‐3のような形を作っていました。今節は滋賀が多少レノファの試合テンポに慣れてきた前半15分くらいから徐々に変更。もう一度滋賀に慣れさせることを強いります。

LWB17田邉をインサイドに入れて、LCB小澤をLSBのような場所へ。田邉は山本駿、小林と並ぶような形で輪笠の前方で自由にポジション取りをします。滋賀がボール非保持時は5‐4‐1というか5‐2‐3のような形になるので、このボランチ「2」枚の脇を取るような位置、ハーフスペースを意識したようなポジション取りをして、最終ラインの成岡や喜岡からボールを引き出すような形をとっていました。

ここでキーになるのが、やはり田邉と小林の位置。彼らが自由にポジション取りをすることでどこが動いてくるかというと、滋賀のRWB13小泉、RCB藤谷でした。田邉と小林が割と低い位置を取るため、小泉と藤谷はある程度高い位置を取らざるを得なくなり、レノファの左サイドの奥が大きなスペースが空いたような状態になりました。

そのため22分のプレーのように田邉がインサイド入ったところを44藤谷がマークに行き、13小泉は大外に張っていた2小澤のマークについていたため、後ろには広大なスペースが。成岡が相手を外してここに古川を走らせていました。

その前のプレーでは中に入った田邉に対して13小泉がついていったため、大外が空いてしまっていたため、ここは3バックのサイドの藤谷が出ていってしまっていましたが、それも含めてレノファはポジションチェンジを使いながら、相手を崩していったように感じました。前節熊本に痛いほどやられましたしね。

 

あと、抑えておこうと思うのがコーナーキックの並びでしょうか。今年もゾーンでしたね。一言でゾーンと言っても大きな括りすぎるので、もう少しかみ砕いて考えてみます。相手もいない図ですが下記参照。失点シーンの並びです。

( )内は熊本戦の序盤のコーナーキックで誰が担当していたか、です。

まずニアポストのところに1人この場面は20末永(小澤)

ストーンには34古川(古川)

ニアサイドのケアは40成岡(成岡)

ゴールライン上に並ぶ1列目に4人。ボールサイドから、5喜岡・3大岩・36西堂、77山本龍(喜岡、大岩、山本駿、三沢)

その前の2列目に2人。ボールサイドから6輪笠と7三沢(輪笠、中島)

マンマーク担当が25藤森(田邉) 

といった感じでした。上でも書きましたが、おそらくマンマークを外してしまったのは藤森だったかなと。CKが蹴られるところでも山本龍?あたりに指で指示を受けていたので。熊本戦では田邉はかなり蹴られる前からタイトにインサイドにいるマーカーに体を寄せてました。もしかしたら、ファーサイドから一気に中になだれ込むマーカーを見失わないために距離を取ったのかもしれませんが、それが裏目に出て完全に外してしまっていました。もちろん外した彼だけの責任ではなくニアで跳ね返せなかったのか、そもそもコーナーキックまで持ち込まれたのはどうなのか?色々反省点は個人だけではなく、チームとしても持たないといけないことでしょう。

次は絶対に失点しない、と個人もチームも変わることが出来るのか。

もう最終盤の失点、セットプレーからの失点は昨シーズン、いやこの何年もおなじように失点しているので、おなかいっぱいです。

しっかりと克服していってもらいたいなと思います。

 

と、なんか難癖のようなブログになってしまいましたが、勝ったことは素晴らしい。勝って修正できるのが一番の理想ではあります。まだ始まった小田切レノファ。監督の難しそうな顔がいつか笑顔になってくることを祈って、次の鹿児島戦も勝利を期待したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

(※文中敬称略)

 

 

 

 

であ、あとがき。

割と今回はチームや全体感などを書いてきたので、二つほど個人戦術のようなところへ思ったことを。

1つ目はプレス。といっても前回スイッチを入れるのは誰か?など書きましたが、スイッチはまだわからないのですが、山本駿がスタメンで使われているのはここが大きいように感じます。小林のように落ちてきてボールをさばくようなところもありますが、正直相手もあまりつられておらずなかなか左サイドのようにはならないな、と感じます。また、シュート枠に!!など今節も思ったものです。ただ、熊本戦でもそうでしたが、失ったあとのカウンタープレスやセカンドボールへの反応などチームのためにちゃんと走ってくれる、体を張ってくれる選手だなと思います。このあたりは上でも書きましたが、スタメンに出るための条件なんでしょうし、彼がこのシャドーの位置で使われる理由なのかなと思います

次がボールを受けたときのターン。どのあたりかと言えば、ビルドアップの時の中盤のところ。1点目のシーンがわかりやすいですが、ミドルサードに入ったプレーはパスで崩したのではなく、小林のターンで一人外したところからでした。同じように田邉や成岡もこの辺りでボールを持った時に、しっかりと相手が寄せていないときは前を向いてましたし、ここで一人はがせたらこの1点目のように一気に持ち運ぶことが出来るなと感じました。22分の左サイドの奥をとったプレーも上述した田邉と小林のポジション取りもありますが、やはり成岡がターンで相手を外して古川へパスを出しています。もうちょい言えば24分は田邉がボールを引き取り前を向いてロングボールを出してます。

まだ柏レイソルのようにしっかりとしたビルドアップが確立できていないレノファにとって(これが望ましいかどうかはおいておく)、中盤の選手が数的優位や位置的優位ではなく、質的優位でしっかりと運ぶことが出来れば多少危なっかしいビルドアップの一助となるでしょうし、それを嫌がって出てくる相手選手がいればその背後をロングボールで狙ってしまえばいいと思います。今節のように。

なので、プレスでしっかり監督の基準に達している選手がスタメンにいるのではないか?と推測しましたが、同様にボランチやシャドーの位置でボールをしっかり回すというのは前提で、ターンをするなどしてボールを運ぶことが出来る、相手を外せる選手がまずこの位置には求められるのかなと感じます。なので、前節は選手交代の際に輪笠を最終ラインに落として、より保持が見込める三沢を入れた、とも考えることができるのではないでしょうか。

色々とこの小田切レノファは「ん?」「なるほど」などまだ手探りでどんなチームかを探っている人が多いのかなと思いますが、こんな感じで、この選手は何を望まれているのだろう?このポジションはどんなプレーをしているのだろう?

こんな風に見ていくと、また違った印象で試合がみれるのではないかなと思いました。(それだけちょっと個人の裁量に任される部分が多いのかなって思っているんですが)

 

では、また次節。

何を武器にして戦っていくのか?成長性は? ロアッソ熊本vsレノファ山口@えがお健康S 2026年2月9日

九州でこんなに雪降るんだ!

INSIDEの成岡の談話を聞く限り、アップの時にはそこまでひどくなかった雪が一度ロッカーに引き上げたところから、大きく悪化してしまったようで、その環境への再順応などピッチ上では色々考えることが増えていたようです。選手・コーチ陣の皆様お疲れ様でした。また、沼田が雪の影響があったかどうかは定かではないですが、けが人が出てい待ったことは敗戦以上に残念でした。

ただ、だからと言って負けていいわけではない。

「最短でのJ2復帰」と、その先につながる「成長性のあるJ2復帰」を実現する

このスローガン本当に実現するのか?このあたり首を傾げてしまいたくなる内容であったように思えました。エクスキューズはあれどそれは熊本も同じ。熊本もJ3に降格した同士、監督も交代した、その中でチームの差が見えてしまったなと思います。

では、その差は何なのか?それはチームの狙いの定まりや、それの遂行の精度であったように思えます。

 

1)4局面を考える

2)相手陣でボールを取りたいのか?自陣でボールを保持したいのか?

a)捕まえられないシャドー

b)可変させてどうボール運びたいのか?ゴールに迫るのか?

 

【得点者】

熊本              山口

56分 べ・ジョンミン      89分 小林

74分 三島

 

1)4局面を考える

まずは今年の4局面(攻、攻⇒守、守、守⇒攻)を抑えてみます。まだ1試合だけなので今後も変更はあるでしょうけど、とりあえず。

 

a)攻撃の局面

ファーストサードではまずボール保持を考える。ある程度詰まった状態であったり、GKが蹴らざるを得ないようなところでもつなぐことを意識。ターゲットは落ちてくるシャドーがメイン。また、3バックが基本フォーメーションだが、ボランチが一枚(この試合では成岡)落ちて、4バックのような形を作り、4‐3‐3のような形を作ることもある。

この時はWBはWGのようなところにいるが、ここを使うような選択はあまりしない。前述したようにシャドーが落ちてくるところにあてることや、RWBがRSBのようなところに落ちて、RCBがポジション変更をしてシャドーの裏へ抜ける(この試合でいうと大岩の動き)

ミドルサードに入ったくらいになるとロングキックで裏を狙うことも出てくる。このあたりでようやくCFへのロングボールの選択肢が出てくる。

 

b)ネガティブトランジション(攻⇒守)

ピッチのどこでも基本は即時奪回。ただ、ボールへ行く意識は高いが、トランジション時ボールの近くにいない選手が危険な場所を締めるところであったり、戻るときの速さなどは今後の課題。去年(というか一昨年)よりも強度は低く感じた。

ミドルサードでボールを失うことが割と多く、その場合はシャドーにあてるボールをかっさらわれることやシャドーにボールが合わない等が比較的に多かった。そのため割と相手に前を向かれた状態でボールを奪われ運ばれてしまうので、ボールをすぐに奪えるシーンは少なかったし、奪っているのは自陣が多く、有効的な敵陣での再奪還は少ない。

 

c)守備局面

5‐4‐1のように並び、人を捕まえる意識よりもまずはブロックを形成するなど並びを意識。

並びを意識してなのか、相手にポジションを崩された際、マークの受け渡しには苦労していた(後述)。相手陣に押し込んだところではある程度人を意識するように時間を経るごとに変わっていたように思う。ただ、捕まえようとしたところで背後を突かれて、2失点目にもつながるのだが。

 

d)ポジティブトランジション

自陣でのポジティブトランジションは基本大きく背後へ送るボールは蹴らず、つなぐことが多い。敵陣でもすぐにCFなどゴールに迫るよりは人数を掛けられるようにボールを落ち着かせるシーンのほうが多かったように思う。この試合ではその時間をかけてしまうことで、レノファの選手があがる前に熊本選手がもどる方が多かったように感じた。

 

2)相手陣でボールをとりたいのか?ボールを持ちたいのか?

a)捕まえられないシャドー

今節の対戦相手のロアッソ熊本。近年躍進を支えた大木前監督が退任し、片野坂監督が今年から率います。

熊本のサッカーをずっと見ていないので詳細は分かりませんが、人の配置をずらして相手もずらして、コンビネーションで崩すというところは同じと思いますが、個人的に多少違いを感じたのは下記の2点

・ボールの保持時の人の関わりや同サイドにかける人数は減った?

・そして背後を取る意識は強くなっている

 

このあたりかと思います。

片野坂さんと言えば、自陣でボールを保持してある程度相手を自陣に引き込んだところから疑似カウンターのように、自陣から一気に相手の背後を突くなど大分で特色を出していました。熊本もレノファがプレスに出てきたところで一気に背後をつくところ、そのままスピードをもってゴールを陥れるところなどは片野坂さんの色であったように思いました。

 

では、なぜこの試合レノファは背後を取られ続けてしまったのか。

熊本がまず仕掛けていたのはWBを大外に張らせて、シャドーの選手をレノファのボランチの脇に落としたところから始まっていたように思います。

この落ちたボランチの選手を誰が捕まえるのか?この対応で何度かレノファはやり方を変えており、試行錯誤というか四苦八苦していたのが伺えました。

いくつかその場面は振り返ると

・17分、20分とそれぞれ熊本RSH13飯星、LSH7藤井が落ちて、それぞれ輪笠、大岩がマークにつくがその裏を熊本のWBに使われる。

 

・21分はRSH13飯星が落ちたところに今度はLWB田邉が捕まえに行き、LCB輪笠はRWB大本を捕まえる。ボールは出なかったが、輪笠が大外へマークに行っているので、熊本7藤井はRSHの位置へ移動しており、レノファが空けたところを意識している。

 

・28分は13飯星に対して輪笠が出ていく。流れてくる7藤井は喜岡が捕まえ、CF11べジョンミンはRCB3大岩がマークに。ここは喜岡と成岡でボールを回収するが、ここからポジティブトランジションのアイディアが少なく、19山本のところで奪い返される。

 

といった具合に、プレスをかけてもレノファのボランチ脇や背後に熊本の選手が入り込みズレを作られたところで、誰がマークするのか、スライドをどうするのかを突きつけられ、中途半端にマークに出ていって背後をとられることが続いてしまいました。5‐2‐3、多少5‐1‐1‐3のような形でプレスをかけに行っているため、ボランチ脇が空く傾向にありました。そのため熊本はこのボランチ脇をよく使っていました。

ここでシャドーの選手をフリーにさせればそこから持ち運ばれますし、中途半端に間に合わないタイミングでつぶしに出ていけば背後を突かれるなど難しい対応が続きました。

そして押し込まれる時間が長くなり、ボールをクリアしても熊本ボール。前線でボールを収めることもできず、レノファ陣内からボールを相手陣へゲインする術も少なく、前半は特に厳しい時間を過ごすことになってしまいました。

 

失点シーンを振り返っても結果的に相手を捕まえに行こうとしてボールを取りに行ったところで背後を使われていました。

1失点目はやはり相手のRSH13飯星を輪笠が捕まえにいったところで、左サイドの後ろが田邉とRWB41大本の1対1になっており、田邉の頭を越されるようなボールを出されてしまい、ほぼここで勝負あり。田邉の対応が悪かったといってしまえば簡単ではありますが、やはり試合を通して背後をずっと取られてしまっていた以上、組織としてしっかりこのケアはしないといけなかったように思います。

 

2失点目は喜岡が交代で入っていたCF半代を捕まえようと前に出たところを、ワンタッチでその背後を突かれ、上述したシーンと似ていますが、反対サイドのシャドーの選手が喜岡の背後をとってボールを収めることに成功。トランジションの悪さもあり、フリーでエリア内でクロスをあわされてしまいました。

どちらのシーンもプレスが遅れたり、連動性がなく、裏へ蹴った選手へのプレッシャーはなく、相手に自由に蹴らせてしまっていました。前半からやられたい放題やられていた熊本の形に対して、とりあえずプレスはかけるもののそこを抑えることはなかなかできず、パスのレシーバーの選手をしっかり捕まえることで応急処置をしていました。

ただ、そこにボールが出てくればこれは「しっかり対応した」となりますが、背後を取られてしまえば「相手に動かされた」だけであり、しっかり締めないといけない場所(ゴールに直結してしまう場所)を放棄している状態ですので、失点をしてしまうのも当然の成り行きとなってしまいます。

2失点目についてはビハインド状態ということもあったと思いますが、レノファのクリアボールを熊本が抑えたところで、古川がプレスを開始。ただ、それに対して後ろの選手が間に合っておらず、おそらく末永、輪笠、喜岡はそのプレスにあわせて慌てて相手を捕まえに行くような形となり、その背後を見事に取られたように見えました。

このあたりのプレスのスイッチを誰が入れるのか?ボールを取るのはパスを出された先なのか、パスの出し手をつぶすのか。そもそもプレスを開始するのがこのタイミングでよかったのか?始まったばかりのチームの課題のように感じました。

 

b)可変させてどうボール運びたいのか?ゴールに迫るのか?

そして攻撃の局面ですが、前半目立っていた形としては成岡が一列ポジションを落として3バックから4バックのような形へ可変させていたものがありました。

 

試合開始早々にLCB沼田が負傷退場。この2年ほどポゼッションを主としたサッカーをしていた沼津からの加入、また左利きということもあり、LCBからの配球を期待されての抜擢だったように思います。そんな選手が早々に負傷交代になってしまい、メインとなるプランが崩れてしまったように思います。

・この成岡を落とす形がメインで使おうとしていたものなのか? 

・流れの中から多少オプション的に用意していたものをメインとして使わざるを得なかったのか?

この辺りは分かりかねるところがあります。ただ、この形が好ましかったのか?このあたりは考えないといけないかと思います。

 

去年も言ってきたことですが、繋ぐビルドアップについてそれは悪いという考えは僕はもっていないです。ロングボールと使い分ければよい。それは手段であって目的は【得点を取る】ことです。

 

まず沼田がいた時間帯。前半5分のところでは沼田がボールを持ち運んでいたところでLWB田邉が大外に張って、熊本のRWB大本が出てきたいところで、LSH山本がその裏を取って沼田がそこへパスを出してファイナルサードへ進入していきました。よくあるWBをおびき出してその裏をつかうという形でした。ただ、前半この形が出せたのはこの1回だけだったように思います。

負傷交代後輪笠がLCBを務めていましたが、聞き足が違うためどうしてもライン際からのパスの精度は落ちますし、左サイドで右足でボールを扱うと中央に寄ってしまうため、なかなかWBへの選択がなくなり、WB同士の駆け引きというのもあまり多くなかったかなと思います。

おそらく下堂を入れて輪笠をボランチのままで起用するよりも、ボールの保持率を上げるためには輪笠を一列落として、中盤に三沢を使うというほうが良いと判断したのかと思います。沼田ももともとボランチの選手だったようなので、輪笠にも同様の動きを求めたがそこまでスリーバックを形成してのビルドアップを試みることが出来なかった。

 

そこでレノファのビルドアップが上記の成岡を落として4バックのような形になったのかなと思いますが、これは輪笠や三沢が生きていたかと言えばそれはそれでなかなか難しかったように思えます。

成岡が落ちて4‐3‐3のような形になってましたが、基本パスが出るのは4‐3‐3の真ん中の「3」特にシャドーの山本と中島がターゲットになりますが、そこは熊本も厚めに人間を割いているところであるため、ここからボールがつながり前線にいくことはなかなかできませんでした。できた形として33分にRCB大岩が裏抜けをした場面は、4バック化させるところで、RWB小澤が落ちることで、大岩が中島や山本よりも前に上がることでずれを生みました。とても惜しい形ではありましたが、多少これは奇襲的に使うことで効果を発揮したかと思います。38分にも同じように小澤がおちて、大岩を上げるようなジェスチャーをしていましたが、この場面では喜岡のボールは自陣で熊本にカットされてしまいました。

その他の場面でもパスが各駅停車のような状態でパスを受ける選手は常に相手を背負っているような状況であり、輪笠や三沢が満足に前を向いてボールを受けられるような状態でもなく、折角の起用もビルドアップよりも相手のゴールキックのこぼれ球からの攻撃のほうが生きているような印象を受けました。

ボールの保持率を高めるのはいいですが、特に前半は選手間の距離は離れており、選手がボールを出すのに苦労しているかと思えば、近すぎて狙いどころを抑えられてしまっていたりと、ショートカウンターを食らうことを繰り返してしまいました。

なぜ三沢を中盤に入れる交代策にしたのか、可変にして誰を浮かしてどのようにボールを持ち運ぶのか、古川、田邉、小澤がずっと消えていたがどのようなビルドアップの関りを設計していたのか?彼らが相手の背後はどのようにつくのか?そしてどのようにゴールに迫ろうとしていたのか?この辺りがかなり見えない前半であったように感じました。

 

後半に入りさすがにやり方も変更。立ち上がりからLWB田邉にボールをわたし、ここを起点にするようなところも見えました。49分はこの左サイドから右サイドへサイドチェンジを行い、大岩から小澤へ敵陣深くへ入り込むパスが出ました。

その後もWBに奥山、末永と攻撃的なパーソナリティを持つ選手を投入し、この2人の突破を使うようなシーンも増えたことでチャンスも増えていきました。もちろんこれは2失点を喫していることも関係してきますので、イーブンの状態ではどのような振る舞いができたかは不明です。

ただ、シンプルに大岩から奥山にボールが出たところから得点が生まれたことは皮肉というか、やはりボールを持つだけではなく使い分けだよな、と思います。

 

-熊本のボール保持に対して奪いきれないところもあったと思うが、そこに関してはどう思っているか?

そこが一番のストロングなので、そこのやり合いだとは思っていました。自分たちが嵌め込むのは難しいチームだと思っていましたので、そこを耐えることと、自分たちが握ること。そこの主導権争いは大事になると思っていました。(レノファ山口公式より

とあるように、おそらく今年のチームはボールの保持を武器にしていくのだと思います。攻撃の時間をのばすことで守備の時間を減らすというのがあるのかと思います。ただ、主導権を握れなかったらこの試合のように防戦一方になってしまうでしょうし、そこまでプレスが強いわけではない熊本に対して満足にビルドアップができなかったことは、今後プレスを得意とするチームに通用するのか?プレスに来られた時に割り切ってボールを前線に出して質的優位を出せる選手をどのように見ているのか?

 

そもそも、主導権を握る、これだけで通じる時代はもう何年も前に終わっており、ハイプレスなどは標準装備でそこからどのような色を出していくのか?というのが現代のサッカーの流れのように思います。熊本戦のピッチ上の現象や試合後コメントだけを見ると大丈夫なのか?成長性のあるJ2昇格というのはどの部分で成長性を見せてくれるのか?正直昨シーズンまでの2年がなかったかのようになっているのは気になるところではあります。そこの継承がなく、成長性のあるという言い方はできるのか?フルモデルチェンジなの?

100年構想リーグは試せる場。この試合をどのように昇華していくのか。チームの皆さんにはホームで躍動する姿を期待したいと思います。

以上ここまで読んでいただきありがとうございました。

(文中敬称略)

 

 

 

 

 

後書き

上記のように振り返ってきましたが、まずやり方は大きく今後は変わることはないと思いますが、フォーメーションはどうなのか?というのがあります。

今年は基本3バックの方が合いそうな選手でスカッドを組んでいるように思いますが、4‐4‐2や違うものもあるのか?小田切さんは4‐4‐2をつかっていた監督ではないのか?

多少失礼な言い方になりますが、スタメンの並びやベンチのメンバーを見る限り、コンディション不良の選手がいて、今いるなかでコンディション良いのはこの選手達。そしてその選手たちでスタメンを組んだら、こうなるといった印象がありました。戦術的なものよりもコンディション的なものがまずあったような。

怪我人や病人?が戻ってきたときにどのような並びがベストメンバーなのか。それは楽しみにしたいなと。あと、頼むから田邉君の無駄遣いをしてほしくない。明らかに熊本戦は何を期待されてあそこに配置されていたのか不明なほど、ボールを触ることも少ないし、失点の責任だけ追わされてないか?と思うようなものがありました。推しの選手だけに、頼むから活躍できる場所で使ってほしい。こんな不満も持ちながら90分が過ぎたので次節こそ活躍を。。。ではまた。

なんクロアンケート的2025年ベストイレブン

皆さん、1年ありがとうございました。

久しぶりのこちらのブログの更新です。今回は多少趣向を変えまして、僕らがやっていたスペース「なんクロ」に今年1年いただいたアンケート回答で各選手への皆さんの声を集計して今年の<なんクロアンケート的ベストイレブン>を作ってみました。

選出理由は回答数が多かった順です。

Player Count
河野 26
岡庭 20
有田 18
古川 14
山本桜大 14
成岡 12
小澤 12
磯谷 12
野寄 12
マルスマン 10
三沢 10

どうしても前線の選手が多くなりがちのため、一部選手のポジションが違うものがありますが、今年最後(なんクロの最後)として読んでいただければと思います。

ベストイレブンの下には名前順でいただいたアンケートをAIに読み込ませてまとめたものを入れてます。あえて触らないようにしてますが、それぞれコメントの色は残っているかなと思ってます。

名前順?になっております。(お名前がない選手は投稿がなかった選手になります)

では、どうぞ!

5‐3‐2がこりゃ組めない、ということで4‐4‐2にしました。三沢さんセンターバックでごめんなさい。野寄君RSHに回して孝汰をトップ下にした中盤ダイヤモンド型4‐4‐2の方がゲームでは適正ポジションになるかなもな、とは思いましたが一応現実のそってオーソドックスな4‐4‐2に。

では、下記いただいたみなさんのコメントを集約したものになります。

■ 中山監督

【評価ポイント】
  • 火中の栗を拾ったタイミングでの就任
  • 3バック導入などのテコ入れ
  • 若手起用と成長の土台づくり
  • 采配への議論はありつつも感謝の声多数
【まとめ】
監督としての采配やチーム立て直しへの貢献が高く評価されている。21節からの就任は“火中の栗を拾う”状況でありながら、3バック導入や若手起用などでチームに変化をもたらした点が支持されている。磯谷・小澤・田邉ら若手の成長を促した点も評価が高い。采配への賛否はあるものの、サポーターからは感謝の声が多く、一度クラブを離れたあとも、またレノファに関わってほしいと望む声が寄せられている。

■ ヒョンチャン

【評価ポイント】
  • 以前より増した安定感
  • よく通るコーチングの声
  • 無理な体勢からのパンチングの迫力
  • 怪我を心配されるほどの飛び込みぶり
【まとめ】
以前見たときより安定感が増したという声が多く、マルスマンや田口と比較してもコーチングの声がはっきり届いていた点が評価されている。無理目のボールに飛び込んでいくパンチングは迫力があり、その思い切りの良さが守備の安心感につながっている。一方で、体を投げ出すプレーが多いからこそ怪我を心配する声もあり、積極性と安全性のバランスが今後の課題として挙げられている。総じて、今後さらに伸びていく可能性を感じさせる守護神候補として期待されている。

アレフ フィルミーノ

【評価ポイント】
  • インパクトある名前と期待値
  • 残り試合での得点源としての期待
  • 桜大を起点とした連携のフィニッシャー候補
  • 新外国人FWとして“救世主”的な位置づけ
【まとめ】
新加入選手として大きな期待を背負い、“やってくれる”“必ずやる”といった強い言葉とともに、多くのサポーターから名前が挙がっている。プレー集だけではまだ全貌が見えないものの、名前のインパクトやポストプレーへの期待、点が必要な状況で「最後の希望」として託されている印象が強い。桜大を起点とした攻撃のフィニッシャーとして、また河野復帰後の得点パートナーとしても期待されており、残り少ない試合でどのような形でもゴールという結果を残してほしいという声が圧倒的に多い。

キム・ボムヨン

【評価ポイント】
  • チームの雰囲気づくりへの期待
  • 厳しい状況でも「暗くしないでほしい」というメッセージ
  • 冷静な判断とポジティブさの両立に期待
【まとめ】
チーム状況が非常に厳しい中で、「チームを暗くしないでほしい」という声が寄せられている選手。勝ちから遠ざかり、現実的には苦しい状況であっても、現場の雰囲気だけは明るく、前を向いていてほしいというサポーターの願いが込められている。プレー面の評価というより、冷静な判断力や声かけ、メンタル面での支えとしての役割を期待されており、沈みがちなチームの中で周囲を鼓舞する存在として見られている。

マルスマン

【評価ポイント】
  • ビッグセーブの多さ
  • ハイボール処理の安定感
  • ロングキックで攻撃の起点になれる力
  • 県内の子どもたちの憧れとなり得る存在感
【まとめ】
ビッグセーブの連発やハイボール処理の安定感が高く評価されている。失点こそあるものの、「彼がいなければ複数失点だった」という試合が多く、総合的な貢献度は非常に大きい。ロングキックで一気にチャンスを作り出せる点も魅力で、磐田戦のビッグセーブや、番組で見せたステップと笑顔など人間的な部分も含めてサポーターの心を掴んでいる。時に大きなミスもあるが、それを補って余りあるプレーぶりで、チームの最後の砦として厚い信頼を得ている。

■ 磯谷駿

【評価ポイント】
  • 出場を重ねるごとの急成長
  • 徳島戦でのバルセロス封じ
  • 左利きのビルドアップ能力
  • 守備の安定と跳ね返す力の向上
【まとめ】
出場機会が増えるにつれ急成長を遂げている選手で、志垣監督に厳しく叱責された後の奮起や、徳島戦でのバルセロス封じなどが高く評価されている。左利きのディフェンダーとしてボールの出し手になれる点が重宝されており、ビルドアップ時の明確な動きが目を引く。守備に不安を感じさせた時期もあったが、最近は跳ね返す力もついてきており、攻守両面での成長が顕著。元指揮官への“究極の恩返し”として、得点という形で結果を残してほしいという期待も寄せられている。

■ 奥山洋平

【評価ポイント】
  • 超人的な前線からのプレス
  • 走力と守備の献身
  • アシストやチャンスメイク能力
  • 「奥山がいたら取れたかも」と思わせる存在感
【まとめ】
前線からの超人的なプレス、走力、守備への献身性が高く評価されている。2試合連続途中交代という状況でも、その存在感は大きく、「奥山がいればこのボールは取れたのでは」と思わせるほど守備面での貢献が際立つ。磐田戦でのアシストや、鹿島戦の最後までやり切る気迫溢れるプレーなど、チームに勢いを与える場面も多い。自分の得意なことを実直にやり続ける姿勢がサポーターの心を掴んでおり、怪我を心配されつつも、これからも走り続けてほしいと願われている。

■ 横山塁

【評価ポイント】
  • ボール扱いとシュートの質の向上
  • 守備面のレベルアップ
  • 推進力のあるドリブルと飛び込み
  • 悔しさを見せる姿勢と気迫
【まとめ】
ボールの扱い方が格段に良くなり、シュートの質も高まっていると評価されている。水戸戦でのゴールや、外した場面で誰よりも悔しそうな表情を見せる姿勢に、サポーターは強い気持ちを感じ取っている。守備面でも鹿島戦以降レベルアップが見られ、攻撃と守備の両面で成長中。ボールを持った時の前への推進力は相変わらず魅力的で、もっと仕掛けてほしいという声も多い。“一生懸命やってない選手はいない”という彼の言葉に共感し、爆発の瞬間を信じて待つサポーターが多い。

■ 岡庭愁人

【評価ポイント】
  • 左右両サイドからの高精度クロス
  • ロングスローを含むサイド攻撃の起点
  • 圧倒的な運動量と献身性
  • リーグ上位のクロス・チャンスクリエイト数
  • サポーターと真摯に向き合う姿勢
【まとめ】
左右どちらのサイドでも高精度のクロスを供給でき、ロングスローも武器とするサイドの要。クロス総数リーグ2位、チャンスクリエイト数リーグ上位といったデータが示す通り、攻撃の起点としての貢献度は非常に高い。フルタイム出場が続く中でも運動量は落ちず、気づけば逆サイドにいるほどの献身性を見せている。その一方で負荷の大きさを心配する声もある。試合後のゴール裏での熱い言葉や、サポーターと真摯に向き合う姿勢も多くの人の心を打ち、悔しさをバネにさらなる飛躍を期待されている。

■ 下堂竜聖

【評価ポイント】
  • いるとき/いないときの差が大きい存在感
  • 前へのフィードと守備の要としての役割
  • 出場停止・怪我からの“反発力”への期待
  • 主将経験とクラブへの思い入れ
【まとめ】
負傷や出場停止など難しい状況が続いたシーズンだったが、第1節と第2・3節の勝点差を「下堂の有無」と語る声があるほど、存在感の大きさが指摘されている。前へのフィードや対人守備の強さが持ち味で、守備の要として悪い流れを断ち切る役割を期待されている選手。スタメン落ちや負傷離脱、降格と決して簡単ではない一年だったが、その経験を糧にした“反発力”に期待する声が多い。新婚として家族を得たことも前向きな力に変え、ミスを取り戻すのは自分自身だという覚悟で、再び守備の柱として立ち上がってほしいと願われている。

■ 河野孝汰

【評価ポイント】
  • 復帰への圧倒的な期待
  • 得点力と推進力
  • キャプテンとしてのリーダーシップ
  • レノファへの強い思い入れ
  • “救世主”としての存在感
【まとめ】
復帰への期待が最も大きい選手であり、得点力や推進力に加えてキャプテンとしての責任感が高く評価されている。怪我からの復活がチームの流れを一変させると信じる声が多く、「この男の復活から逆襲が始まる」といったコメントも多く寄せられた。レノファへの思い入れが誰よりも強いと語られ、自らも「このクラブのためにという気持ちは一番強いと思っている」と発信するなど、精神的支柱としての役割も大きい。日本代表を目指せる器と評する声もあり、上のカテゴリーに羽ばたくことがクラブへの最大の恩返しだという見方も含め、さまざまな期待を一身に背負っている。

亀川諒史

【評価ポイント】
  • ラインコントロールの巧さ
  • キャプテンとしての精神的支柱
  • ぶれない意志と責任感
  • サポーターへの「共に闘えた」という言葉
【まとめ】
ラインコントロールの巧さや、キャプテンとしての振る舞いが高く評価されている選手。苦しい状況の中でもぶれない意志を感じさせ、「共に闘えた」という言葉に救われたというサポーターの声も多い。河野と共にチームを率いる存在として見られており、「頼む、キャプテン。でも気負いすぎずに」というコメントに象徴されるように、大きな期待と同時に体や心を心配する声も寄せられている。怪我で離脱する場面もあったが、復帰すれば再び守備の軸として、そしてロッカーの精神的支柱としての役割を果たしてくれることが期待されている。

■ 古川大悟

【評価ポイント】
  • ヘディングでの得点力
  • 空中戦の強さと対空時間の長いジャンプ
  • 前線からの守備とガッツ溢れるプレー
  • ゴール後の振る舞いでサポーターの心を掴む
【まとめ】
空中戦の強さとヘディングでの得点力が高く評価されている。ルヴァン杯を含めた得点数はチームトップで、苦しいチーム状況の中でも結果を残し続けている存在だ。対空時間の長いジャンプや、身体を張ったプレーは見ていて迫力があり、前線からの守備への貢献も大きい。クロスに合わせる形での得点が多く、「長崎戦のような形で彼の能力を引き出すクロスを増やしてほしい」という声も多い。ゴール後にゴール裏へ駆け寄ったり、エンブレムへのキスや叩く仕草などでサポーターの心を鷲掴みにしており、“推し”として熱烈な支持を集める選手となっている。

■ 三沢直人

【評価ポイント】
  • セカンドボール回収能力の高さ
  • 中盤での競り合いと落ち着かせる技術
  • 左右への展開力とミドルシュート
  • 復帰直後から“欠けていたピース”として機能
【まとめ】
セカンドボール回収能力が突出しており、こぼれ球奪取総数でリーグ上位に入るスタッツを持つ選手。高さを活かした競り合いの強さに加え、トラップ技術や左右への散らし、試合を落ち着かせる判断力も評価されている。復帰直後から中盤にスッとハマり、“今季の戦術の柱だったのかと思うほど”欠けていたピースとして機能したという声もある。強烈なミドルシュートを持ち、攻撃面でも脅威を与えられる存在。推しとして名前を挙げるサポーターも多く、攻守の要として今後もチームを支えていくことが期待されている。

■ 山本桜大

【評価ポイント】
  • 得点力と枠内シュート精度
  • 前を向いて仕掛ける姿勢
  • タメやターンの上手さ
  • 攻撃の中心としての存在感
  • レンタルながら強い愛着を持たれている
【まとめ】
磐田戦のゴールをはじめ、ホーム鳥栖戦や今治戦での同点弾など、要所で得点を決めてきた攻撃の中心。ボールを持った時に必ず前を向こうとする姿勢や、シュート本数・枠内率の高さから、最も得点の匂いがする選手として名前が挙がっている。タメやターンの上手さも光り、「ボールを持って安心できるのは桜大と成豪だけ」という声もあるほど。レンタル期間が限られ「あと半年しか見られないかもしれない」という寂しさを感じつつも、どこへ行っても応援したいという声が多く、レノファで過ごした一年が彼のキャリアのターニングポイントになることを願うコメントも寄せられている。

■ 糸原紘史朗

【評価ポイント】
  • 湘南で培った経験への期待
  • 技術と戦術理解度の高さへの信頼
【まとめ】
コメント自体は多くないものの、「ベルマーレで吸収したものを見せてほしい」という声に象徴されるように、上位カテゴリーで培った経験や技術をレノファで発揮してほしいと期待されている選手。具体的なプレー内容よりも、これから先に見せてくれるであろうパフォーマンスへの期待が中心であり、チームの中でどのように存在感を示していくのかを楽しみにしているサポーターの姿がうかがえる。

■ 小林成豪

【評価ポイント】
  • 足元の技術とボールさばきのうまさ
  • ドリブルと周囲を活かす視野
  • 途中出場で流れを変える力
  • 守備面でのハードワーク
【まとめ】
足元の技術の高さやドリブルでボールを前進させる力が高く評価されており、「足元のさばきは安心して見ていられる」という声が多い。周囲を見ながらプレーできる視野の広さも強みで、途中出場から試合の雰囲気をガラッと変えるゲームチェンジャー的存在として期待されている。一方で、良い位置まで運んでも出す相手がいない場面が惜しまれており、チームとして彼を活かし切れていない印象もある。守備面でもハードワークを怠らず、前半からこの力を発揮して先制につなげてほしいという声も寄せられている。

小澤亮太

【評価ポイント】
  • 縦への推進力と素直なクロス
  • 攻撃の起点としての役割
  • ルヴァン杯や終盤での印象的な活躍
  • 悔しさを糧に成長した姿
【まとめ】
縦への推進力と素直にゴール前へ送るクロスが持ち味で、攻撃の起点としての役割を担うルーキー。ルヴァン杯鹿島戦での劇的弾や、最終戦でのゴール・アシストなど、ここ一番で結果を残した場面が多く、「何かを起こしてくれる選手」という印象を強く残した。ジュビロ戦での決定機を逃した悔し涙も含め、その経験を糧に大きく伸びると期待されている。岡庭一辺倒だったサイド攻撃を両サイド化した存在としても重要で、来季もレノファに残ってほしいという声が非常に多い。

■ 松田佳大

【評価ポイント】
  • 空中戦の強さと守備の安定感
  • 期限付き移籍ながらチームへの大きな貢献
  • 喜岡・マルスマンとの連携
  • 礼儀正しく人柄も好印象
【まとめ】
期限付き移籍での加入ながら、守備面で大きな安定感をもたらしたセンターバック。空中戦の強さに加え、よしおかやマルスマンとの連携も良好で、相手1トップを完封した試合もあった。加入当初は「大きいだけかもしれない」という不安の声もあったが、プレーを重ねるごとにその評価を覆し、信頼できるディフェンダーとしての地位を確立した。試合後に両サポーターへ丁寧にお辞儀をする姿など、礼儀正しい人柄もサポーターから好意的に受け止められている。完全移籍での獲得を望む声が出るほど、チームに欠かせない存在となった。

■ 成岡輝瑠

【評価ポイント】
  • 高い技術とターンから前を向く速さ
  • 運動量とどこにでも顔を出すスタミナ
  • ゲームチェンジャーとしての潜在能力
  • 完全移籍で来た“覚悟”への共感
【まとめ】
技術の高さと予測能力、ターンから素早く前を向けることが最大の特徴で、「一番上手い」と評する声もある選手。完全移籍で山口に来た覚悟に共感するサポーターも多く、どこにでも顔を出せる運動量とスタミナも強みとされている。一方で出場機会が限られる時期もあり、チームにまだ完全にはフィットしきれていないという指摘もあるが、それでも「彼が覚醒しないとレノファが厳しい」と言われるほど期待値は高い。輪笠との組み合わせや3-4-2-1の形での起用を望む声もあり、今後“成岡のチーム”と言われるほどの存在になってほしいと願われている。

■ 喜岡佳太

【評価ポイント】
  • 守備の安定化に不可欠な存在
  • 空中戦と対人の強さ
  • カバーリング能力の向上
  • セットプレーでの攻撃参加も評価
【まとめ】
守備の安定化に欠かせない存在として評価されているセンターバック。空中戦や対人での強さはもちろん、シーズンを通じてカバーリングの質が向上していると感じるサポーターが多い。3バックの中央は彼だという声もあり、相手FWとの競り合いで最も頼りになるという評価も寄せられている。仙台戦でのクロスの折り返しやセットプレーからの得点など、攻撃面での意外性あるプレーも魅力。今後さらに安定感を増し、守備陣を引っ張るリーダーとしての成長が期待されている。

■ 池上丈二

【評価ポイント】
  • ピッチ内での統率力
  • 第2の監督としての舵取り役
  • 2017年残留争いの経験値
【まとめ】
ピッチ内で起きていることを把握し、攻めるのか守るのか、チームの舵取りをしてほしい存在として名前が挙がっている選手。監督の意図を体現する“第2の監督”として、プレー面だけでなく声かけやポジショニングでチームをまとめる役割に期待が寄せられている。2017年の残留争いを知る数少ない選手の一人として、その経験値を若いメンバーに伝えてほしいという声も多い。怪我の状況は気になるものの、何らかの形で今のチームを支えてくれることを望まれている。

田口潤人

【評価ポイント】
  • シーズン初出場での殊勲のブロック
  • 試合後インタビューで見せた涙
  • 開幕のキーマンの一人としての評価
【まとめ】
シーズン初出場で見せたシュートブロックが大きなインパクトを残し、その一試合でMVP級の評価を得た選手。奥山や小澤と迷った末に田口を選んだという声もあり、そのプレーがチームにとってどれほど重要だったかがうかがえる。試合後インタビューでの涙は多くのサポーターの胸を打ち、クラブやチームメイトへの思いの強さを感じさせた。まだ出場機会は多くないものの、今後の飛躍を期待される存在となっている。

■ 田邉光平

【評価ポイント】
  • 中盤での安定感
  • チームの心臓としての役割
  • この一年での大きな成長
【まとめ】
中盤でのプレーに安定感が出てきた選手として評価されており、「レノファの心臓としてチームを支えてくれた」という声もある。一年を通じての成長が著しく、光るプレーに何度も元気をもらったというサポーターのコメントが印象的。目立つ派手さだけでなく、バランスを取りながらチームを機能させるタイプの選手として、今後のさらなる飛躍が期待されている。

■ 板倉洸

【評価ポイント】
  • 亀川の代役としての奮闘
  • CBとしての期待値
  • まだ未知数な部分も多い伸びしろ
【まとめ】
亀川の離脱時にその代役を務め、センターバックとしての役割を担った選手。プレーを多く見られていないという声もあるが、限られた出場時間の中で守備の安定に貢献していると評価されている。「CBを頼みます!」というコメントに象徴されるように、現時点では期待と未知数な部分が半分ずつといった印象で、来季以降どのような成長を見せるかを楽しみにしているサポーターが多い。

■ 峰田祐哉

【評価ポイント】
  • 試合の流れを良い方向に変える存在感
  • ラジオでの受け答えの良さ
  • キャラクター性を含めた愛され方
【まとめ】
前節からチームに良い流れをもたらしていると感じるサポーターが多く、プレーだけでなく雰囲気づくりの面でも評価されている選手。ラジオでのインタビューではハキハキとした受け答えを見せ、その人柄の良さやキャラクター性も含めて好感を持たれている。具体的なプレー内容よりも、「この選手がいると流れが良くなる」という感覚的な信頼が寄せられており、今後ピッチ内外でどのような役割を担っていくのかが楽しみにされている。

■ 末永透瑛

【評価ポイント】
  • 強烈なミドルと得点への嗅覚
  • ゴールに向かう推進力
  • シュート総数・期待値ともにチームトップ
  • 若さと勢い、将来性への期待
【まとめ】
長崎戦の強烈なミドルや札幌戦の先制弾など、ゴールに直結するプレーが印象的なアタッカー。シュート総数やゴール期待値がチームトップであり、得点力不足に悩む中で最も可能性を感じさせる存在とされている。シュート決定率がリーグ最下位という苦しい状況でも、とにかく彼には脚を振り抜いてほしいという声が多い。U20ワールドカップで本来なら主力となっていたはずという見方もあり、その悔しさをレノファでの活躍にぶつけてほしいと期待されている。若さと勢いを武器に、2桁ゴールを狙う存在として大きな期待を集める選手である。

■ 木村有磨

【評価ポイント】
  • 今季出場機会を得られなかった悔しさ
  • 降格と重なった苦しいシーズン
  • 来季の飛躍への強い願い
【まとめ】
今季唯一リーグ戦でメンバー入りを果たせず、カップ戦にも出場できなかった選手として名前が挙がっている木村有磨。チームが降格したシーズンと重なったこともあり、誰よりも悔しい思いをしているのではないか、とサポーターは想像している。その悔しさをバネに、来季こそ飛躍してほしいという願いが強く込められており、「いろんな悔しさを力に変えて」と背中を押すようなコメントが寄せられている。具体的なプレー評価というよりも、これからの成長物語に期待する視線が向けられている存在だ。

■ 野寄和哉

【評価ポイント】
  • 圧倒的な走力とハイプレス
  • ドリブル突破とチャンスメイク
  • プレースキックの安定感
  • 全試合出場のタフさと成長スピード
【まとめ】
走る、切り込む、粘る、とにかくアグレッシブなプレーで今季一気に存在感を高めた選手。ハイプレスのスイッチ役として目を引くだけでなく、ドリブルで個の打開ができる場面が増え、チャンスメイク能力も向上している。小柄ながら体幹が強く、千葉戦で見せたノーファウルでのボール奪取など、守備面での成長も著しい。プレースキッカーとしても安定感があり、相手陣でボールを持つと何かが起きそうな期待感を抱かせる選手となった。大きな怪我なく全試合出場を果たしたタフさも含めて評価されており、複数年契約での残留を望む声も多い。

■ 有田稜

【評価ポイント】
  • 前線でのキープ力とフィジカル
  • 献身的な守備とプレス
  • 潰れ役・囮としての貢献
  • 水戸戦の強烈な同点弾
  • “9番らしい9番”としての評価
【まとめ】
前線でのキープ力と献身的な守備、フィジカルを生かした潰れ役としての貢献が圧倒的に評価されている。得点こそ伸び悩んだものの、相手DFを背負いながら前を向く動きや、プレスの強度、囮やくさびとして味方のシュート機会を生み出すポストワークは、まさに“9番らしい9番”というべき働きだった。水戸戦の強烈な同点弾のようにシュートの迫力も十分で、「そろそろ決まりそう」と期待する声も多かった。引っ張られても倒されても走り続ける姿は昨季のツバサを思い出させ、多くのサポーターの心を打った。ゴール数だけが報われなかったが、来季こそ得点という形で報われてほしいと願われている。

■ 輪笠祐士

【評価ポイント】
  • 中盤のバランスを取る能力
  • 1アンカーシステムの要
  • ボール奪取からの組み立て
  • 経験値で若手を引き上げる役割への期待
【まとめ】
中盤のバランスを取る選手として高く評価されており、とくに1アンカーのシステムにおいて代役のいない存在とされている。ボール奪取から前線へとつなぐ役割を担い、「ここからいかにボールを前に出せるかがポイント」というコメントに象徴されるように、チームの攻撃のスイッチ役として期待されている。両サイドバックの経験もあることから、一度サイドで見てみたいという声もあり、戦術的な柔軟性をもたらす選手としても重要視されている。動きの良さや安定感を武器に、苦しい流れを変えるキープレイヤーとしての活躍が期待されている。

 

以上!

で、いつもの後書きです。

今季結構選手が残ってくれた!!と喜んでいたのですが、こうやってコメントをまとめていたら、結構コメントをくれた選手は退団するな、というのが第一印象です。

まだこのブログを上げた時点では孝汰、三沢、古川、(山本桜)の去就が決まってませんが、おそらくこのベストイレブンの半数以上は来年レノファには在籍しないんだろうな、と。

マルスマンはそもそも単年契約だったのかなと思いますが、有田、岡庭、山本桜はレンタルの選手です。横山や松田など今期のスカッドは割とレンタルの選手をスタメンに据えることをある程度考えられていたようにも思えます。開幕戦のスタメンなんてまさにですよね。

なので、来期に向けて今編成をしていますが、ある程度契約切れの選手を狙った感じですが、完全移籍の選手が目立つな、という印象があります。そして結構平均年齢は高くなりそうな。編成を考える人の変更、カテゴリーの変更など様々な要素があり、それにつれてチームの顔ぶれも変わりますね。

移籍市場も佳境ですね。楽しみたいなと思います。

ボタンの掛け違いがすぐに致命傷になってしまう悲しさ レノファ山口vsサガン鳥栖@維新 2025年10月4日

※ポジティブなことを一切書いていないので、苦手な方はブラウザバックして下さい。



絶対に負けてはいけなかったアウェイの大分戦、山形戦を落としてしまし、せめてホームでは!と迎えたこの1戦。現実は非情でした。ただ、これも実力ではあるし、前半の20分は何もさせてもらえず、チームとしての準備であったり自力のところで負けてしまっていたように思います。

結果や試合後のおかれた状況はとても厳しいものでしたが、どんな1戦であったか振り返ってみたいと思います。

 

1)試合開始直後から崩れたプラン

2)シーズン終了後に考えるようなことを書いてしまうが

 

 

1)試合開始直後から崩れたプラン

この試合レノファは変わらず5-3-2の布陣。山形戦では契約で出場できなかった有田がスタメンに戻り河野とツートップを組み、トップスコアラーである山本(桜)を外し、成岡IHで起用する並びでした。

まず、キックオフのところではパリサンジェルマン方式みたいな形で言われているでしょうか。相手陣のタッチラインへ蹴り、そこから相手のスローインをハイプレスで仕留めるような最近の流行りのやり方に。(正直もう少し深いところへ蹴ってほしかった…)この試合相手を嵌め込んでいくという姿勢がうかがえました。2分には野寄が相手陣深くまでもっていきボールを失うもカウンタープレスで小澤のシュートがあるなど狙いは明確であったかなと思います。

ただ、狙いは明確でもそれが嵌っていなければ効果は出ません。残念ながら試合開始のところからエラーが出ていたように思えます。

レノファとしては鳥栖の最終ライン3枚に対してFWの有田、河野が制限をかけて、鳥栖の中盤の選手に対して野寄、成岡、田邉の3人で対応ということを想定していたかと思います。

西矢(健人)選手がスタメンでしたので、ある程度、相手がダブルボランチで来ることが想定できた中、守備と攻撃は1週間用意してきたものをやるということで進めていきました。(引用元:レノファ公式

とあるようにまず鳥栖の並びとしてワンアンカーにして前節の今治戦のように5-1-2-2の形にするか、ダブルボランチにして3-4-2-1の形にするかである程度両方に対応できるようにフォアプレスの形を用意していたようでした。

おそらく鳥栖がワンアンカーを採用するなら、野寄を1枚上げてアンカーの選手を捕まえて、成岡、田邉でIHの2人をあてて、CF2人にはCB3人で対応するといった形を取ったのではないかと思います。ただ、この日の鳥栖はダブルボランチであることのほか、厄介であったのがシャドウの選手である西沢と西川の2人でした。

プレスのかけた方としては前述したように鳥栖の3バックにとしては河野と有田で制限。野寄は多少上がり気味でCBとボランチを見れるようなところ。鳥栖のダブルボランチは有田と河野がコースを消しつつボールが出れば田邉と成岡が対応。彼らが前に出ていけばCFが代わりに鳥栖ボランチを消す。WBにはWBをぶつけ、鳥栖のシャドウ西川、西沢には両サイドバック松田、磯谷がついていけるか。といった形を想定していたかと思います。一人一殺ではないですが、マンツーマンでの対応が必要でした。

ただ、3分のシーンでは鳥栖ボランチ2松本に対して田邉がでる。そのままキーパーまでプレス。河野は代わりに松本につく。鳥栖のGK泉森からRCB13井上にパスが出たところでまずエラー。西矢についていた有田がそのまま井上についていきますが、ここに成岡も出ていってしまい、レノファのボランチとCBの間には大きなスペースが生まれてしまいます。

磯谷、松田はともに西沢、西川についていきますが、CF酒井のところには大きなスペースが空いてしまっていました。酒井はレノファのボランチが空けたところへ落ちてボールを受けます。すかさず喜岡も捕まえに出ていきます。松田はその喜岡が出ていくところを埋めるために西沢のマークを捨てますが、酒井は西沢へフリックをしてここからカウンターのような形で攻め込まれてしあい、最後は酒井のヘディングシュートと危ない場面を早速作られます。

5分のところではミドルサードあたりまで運ばれたところで、鳥栖のシャドウ西川と西沢は田邉と成岡の背後に位置取り、磯谷、松田が出ていきにくいところに位置取ります。そして、西矢、松本のダブルボランチ鳥栖の最終ラインと近い位置でボール回しに参加。

レノファの中盤はシャドウの2人が多少自分たちの背後にいるものの、河野・有田との距離感を保って相手の出どころをつぶしたいから多少前にポジションを取る。レノファの最終ラインとしてはボランチが見るような位置にいる。また、鳥栖のWBは高い位置を取っているので、そこまで上がってしまうと背後をあけてしまうことになるので自重する。

すると、鳥栖のRCB井上がその形を待っていたように、CF酒井へレノファの最終ラインを押し下げるようなロングボールを入れます。そしてそのセカンドボール対策でRWBの長沢があたかもシャドウのような位置をとってセカンドボール回収。そして、レノファの中盤の選手もCBも捕まえられていなかった西沢が前向きにフリーでボールを受けてシュート。2回目の得点機会で早々に先制点を奪われてしまいました。

そのあとについても前から行きたいレノファに対して酒井を頂点にして、シャドウの西川と西沢がセカンドボールに入ったり、彼が落ちれば鳥栖のWBがそこを使うなど、レノファのボランチとCBの間にどのようにボールを送り込んでそこからゲインするか、を鳥栖はしっかりと準備してきたように思えます。

札幌戦などではスリーバックのサイドのCBが勇気をもって前に出ないと、というシーンがありましたが、この鳥栖戦ではサイドのCBが捕まえたい選手がなかなか捕まえられるところにいない。また、思い切って捕まえに出ていきたいが、前線の選手たちのプレスがそこまで制限できているわけではなく、ボールを背後に送り込まれてしまうので、怖くて出れない。これを繰り返しているうちに前半30分あたりまで厳しい時間が続いてしまったように思います。

前からプレスに行きたい。ただ、嵌れなければ後ろはついていけないのでスペースを空けてしまう結果になる。また、人数は足りていても制限がかかっていなければ最終ラインはさらされてしまう。すると全体的にラインは下がってしまい狙いとは別の形になってしまう。という悪循環になっているように思います。

 

2)シーズン終了後に考えるようなことを書いてしまうが

そして後半レノファはファーストサードのハイプレスについては、おちるシャドウの西川、西沢に対して松田、磯谷が高い位置まで出ていくような形に。画面では移っていないのでわからないですが、後ろではWBが絞って4枚のようにしていたのだと思います。田邉と成岡も松本、西矢の鳥栖のダブルボランチをそのまま捕まえていき、マークを最初から明確化するようなかなりつよめの一人一殺のようにしました。

後半開始直後についてはこれがはまり良い奪い方もできていました。ただ、2失点目のようにやはりミドルサードまで進まれたところでは、思い切って出ていくのは難しい。その対応が遅れてしまえばスキルの高い選手を抱える鳥栖に前半同様にレノファがプレスをかける際に空ける場所を突かれてゲインされてしまい、ゴールをこじ開けられてしまう結果になってしまいました。

 

世界のサッカーの流れで言えばそれこそ前半のキックオフ時に行ったようなパリサンジェルマン方式のように相手陣に大きく蹴りだして、相手陣深いところからハイプレスをかけて相手陣内でボールを奪回。というのがあると思います。

ただ、これを90分ずっと続けることは難しいので、どこかで調整をする時間が必要。なので志垣前監督はある程度ミドルプレスとハイプレスを併用した。

しかし、なかなか勝てず得点を取るためにハイプレスの割合を増したのかなと想像します。

FOOTBALL LABさんのデータですが、確かに路線変更もあり、チャンス構築率は1節~21節と22節~32節の間で2%改善をしております。ただ、1試合あたりの平均得点数は0.05点改善しているだけで、失点自体は平均0.1点増えてしまっています。勝ち点についても0.86点だったものが0.64点まで落ちてしまっているのが現状です。

1試合勝てばこの数字は改善はしますが、失点の仕方として個人的な印象としてセットプレーよりも常に失点の危うさというようなものも上がっているように感じます。千葉戦や長崎戦の前半のようにやり方が嵌れば強さを出せる。強度が高く見ている側もわくわくするような展開にもなる。

ただ、そこで強さが出せても複数得点ができるところまで持っていけていない。また、その強さが出せないとき、例えば今節のように相手にプレスをうまくかわされた時や、多少疲れなどを考慮しテンションを落とした時などに簡単に失点をしてしまうような、良いときと悪いときの差の激しさというものが不安定さになっているように思えます。

考えてみれば志垣監督の時は良くも悪くもその差が逆にあまりなく、一度悪い流れになるとマイルドにその悪い流れが続き、挽回する波がなかなか大きくできなく勝ち点を積み上げられない状態が政権末期にはあったように思えます。

どっちもうまくはいかないですが、やはり今のやり方を正直にやり続けてしまえば、相手も対策が立てやすいのかなというのがこの鳥栖戦で感じたことでした。

 

池上の復帰もあり、個人的にはまだ最後いい流れにもっていってほしい。そんなことを思ってはいましたが、なかなかこの試合難しかったです。

まだまだシーズンは終わっていない。厳しい状況は変わらない。だからこそもう吹っ切れて!!というのは無しで、まずは不安定なものをある程度排除したところから、勝負をかける時間を作るなど多少強度の強弱を最初に持ってこない試合ができるといいな、と願っております。

泣いても笑ってもあと6節!奇跡を信じたいと思います。

もう日付は変わって今日ですね。今治戦勝ちましょう!!

試合の展開を読むというのは難しい V・ファーレン長崎vsレノファ山口@ピースタ 2025年8月25日

正直長崎アウェイ引き分けならベストではないが、ベターな結果である。それも目の前だ。サポーターの声もすごくスタジアムに響いている。そんなきれいごとが頭に浮かんでしまったのが悪かったのか、非情な得点が決まってしまいました。

勝ち点1さえも持って帰れなかった。ただ、やはり前半の出来で得点を奪えなかったら、勝ち点3は取れず、1か0だよと現実を突きつけられたようにも思えます。で、今回は最後の最後で1ではなく0という結果になってしまいました。

後半確かに長崎が布陣や選手の特徴を変えることで盛り返されてしまい、それを45分耐えきれなかったという試合であったように思えますが、選手交代での人選などを考えながらこの試合を振り返ってみたいと思います。

 

1)生命線は相手陣でのボール奪回

2)守備で相手を上回ることを考えるのか、ワンチャンスを願うのか

 

【得点】

長崎         山口

90分+6分 江川      なし

 

1)生命線は相手陣でのボール奪回

この日のレノファの布陣はCBに下堂がはずれ松田が3試合ぶりの先発。右から松田、喜岡、磯谷がならび、RWBに峰田・LWB岡庭と後ろの布陣を変えてきました。前線は前節と同じ並びでした。

対する長崎は3‐4‐3の布陣。ボランチには新加入のピトゥカと久しぶりの出場山口蛍。キーマンのジェズスはRSHと多少ターンオーバーをしているポジションはありましたが、それでも強力な11人を送り出してきました。

まずレノファボール非保持。長崎は試合当初3バック+ダブルボランチ(ピトゥカ、山口)といような形で3+2の形でビルドアップを試んでいました。これに対してレノファは山本を1列挙げて、有田、草野、山本の3人で相手の3バック(特にGK)をマークし、野寄、輪笠で長崎のダブルボランチを監視するような相手の陣形にそのまま選手を当て込むような形を取りました。一人一人が長崎の選手を捕まえることで、特にダブルボランチには前を簡単に向かすことをさせずここからの展開を容易にさせないことをまず行っていきました。

10分のように長崎のRWB翁長が低い位置でビルドアップに加わっても、岡庭がここまで出ていき、相手陣で局地的に陣形を圧縮させボールを奪いに行きます。これを嫌がった左から右へとサイドを変えようとする長崎に対して、長崎のLCB江川にはボランチを監視していた野寄が出ていき、野寄が見ていた山口蛍に対しては松田がマーカーの澤田を喜岡へ任せ、つぶすに行くなど各ポジションでのスライドをしっかり遂行していきました。12分にはやはりマーカーが変わっても山口蛍を見ていた草野のチェイスから野寄のミドルシュートと狙いの攻撃を出していきました。

長崎もこのプレー後のゴールキックではボランチの一角のピトゥカをLSBの位置に落として4バック+山口蛍のような形にし、レノファの長崎の布陣への人数合わせに対して、変化を加えていきます。最初は簡単に運ばれてしまいましたが、2回目からはこの形に対してはSBの位置にいる選手には野寄と山本が中を締めながら出ていき、山口はCFや輪笠が見るなど対応していきます。

またミドルサードにボールが運ばれても山本と野寄がポジションを微調整しながら、相手が3バックの形で回すなら山本があがる、サイドにボールを散らされるなら、輪笠の脇を埋めるなど長崎の狙いを摘んでいきます。

わかりやすく長崎がうまくいけてないな、と思ったのは24分。CFファンマがミドルサードでボールを受けに落ちて、吉岡を吊りだします。澤田もポジションを下げることで松田をけん制。カメラで映していた外でジェズスが喜岡の裏を取り磯谷と1対1のような形でDF背後でボールを受けようとしていたはずですが、ボールホルダーであった米田はここへボールを出せず。距離を詰めてきた野寄のプレスを嫌がったのか、どちらかというとそもそも後ろに下げることを第1の選択肢と選んでいたようにも見えたので、チャンスを1つ棒に振る展開でした。この後米田がジェズスに謝っていました。

33分もマルスマンからのゴールキックで有田が競って最後は喜岡がアバウトにクリアをしたボールも長崎もレノファが陣形を圧縮することでそれにお付き合いし、山本がセンターサークル付近でぽっかりと空いたスペースでフリーでボールを受け決定機を迎えました。

このようにファイナルサードミドルサードなどでうまく相手の攻撃を制限することもでき、チャンスをつくる。また、長崎がくるしまぎれにジェズスに蹴られても相手が満足な形でないなら磯谷も思い切ってつぶしに前に出ていけます。前からの守備で長崎相手に自分たちの時間を作っていくことができました。

 

2)守備で相手を上回ることを考えるのか、ワンチャンスを願うのか

これに対して後半長崎はLSH澤田に変えてエメルソンを投入。WBも翁長と米田の位置を変えます。そもそも翁長と米田の位置は前節から変わっており、もしかしたら翁長は山本や岡庭がいるレノファの左サイドを止めることを目的に右サイドにいたかもしれないなと感じました。実際山本は2度ほどファイナルサードでの仕掛けのドリブルを翁長に止められており、翁長から外れるように中央での仕事の方がチャンスに絡めていました

このエメルソン投入についてもある程度エメルソンもジェズス同様に守備が免除されていたのか、攻め残りをする場面のあったので、翁長をまずこのエメルソンの後ろにつけたような印象がありました。そしてここから一気に流れは長崎に戻されます。

前半起用されていた澤田に比べてドリブルなど自分で打開する能力のあるエメルソン。ボールを受けたらまずその推進力を生かして陣地挽回をしていきます。特にエメルソンがボールを受けるのはある程度レノファが前から守備をしていく中で、エメルソンがレノファのあけたスペースへ位置していき、そこから前をうかがっていくために、ジェズス、エメルソンと二人の一人で局面を変える選手をかけないといけないことになってしまいました。

そして流れが変わったところ矢継ぎ早に長崎はこれまたドリブルに定評のある笠柳を投入。RWBに翁長を戻しLWBに笠柳。ジェズスをトップに上げてボールをさばける中村を投入と言い方は悪いですが、札束で殴るような交代でレノファへの攻勢を強めていきました。

 

では、レノファはどうしたか?

運動量が落ちてき始めた草野に変えて河野、野寄に変えて三沢を投入。続いて、トップの有田をフィルミーノ。やはり疲れが見えていた峰田に変えてボムヨン。そして最終盤は山本に変えて小林を投入しました。

前半のようにやはり前から行くのはチーム全体の疲れ具合などから判断して、前半のようなトランジション勝負のようなテンションの高い試合で守備から自分たちのペースを作っていくのではなく、耐えてある程度パスが出せる、また高さのある三沢をピッチに置き、疲れの見える選手を中心に変えていったように思えます。

 

スタジアムで見ていた時の印象とDAZN見返したところで印象が違うところがありました。

まず印象が同じだったのはやはり全体的に最終盤に向けて疲れがかなり後ろの選手を中心に出ていたなと思いました。前が出ていっても後ろの選手が続くことが出来なければ成立はしないので交代の意図は分かる気がします。前線だけフレッシュにして前に出ていくのは難しいよな、と。

印象が違っていたのは、河野の使い方。スタジアムではシュートに行く場面などがあったので、最終盤は河野をワントップにして、小林と宮吉や成岡あたりを組ませて5-2-3を組んでいた方が最終盤のフィルミーノのボールロストのような場面はなかったのではないか、と結果論で考えていました。

ただ、おそらくこのチームでは河野にはそのような背負ってのプレーをさせるような意図はあまりなく、ワントップではなく、ツートップやシャドウのようなところで前を向かせてのプレーをしてもらいたいのかなと感じました。ですので、最終盤フィルミーノを後からいれたのもまあそうだろうな、となりますし、ワンチャンスを生かすのであれば何か得点をしてくれるかも、という匂いのする選手をピッチ内にいれたくなるだろうな、と。

 

ここで思ったのはベンチメンバーにおける人数が増えても、試合の流れでどういう選手を用意しておくかの難しさはあるな、と。

藤枝戦から多少時間はたっているものの、僕の中ではフィルミーノはミドルサードあたりではあまり仕事を求められない選手と感じてます。仙台戦のようにPA内での勝負などで仕事をしてほしい。そのため、仙台戦のように押せ押せで攻撃をしないといけない押し込んでいる状態、相手も自陣に引きこもっているような状態ではPAに行く回数は増えるので、彼の力は生きるでしょう。そこから逆転!!というやはりイケイケの状態であってもそうでしょう。

ただ、長崎戦のように0-0での試合推移。相手も勝ち点が欲しいから攻めてくる。レノファは受ける。そこでワンチャンスを生かす。もしくはその前にボールを自陣から相手陣へ運ぶという作業が必要になってくる。このプレーを今のフィルミーノに任せるのは難しいなと。ただ、ベンチメンバーで誰ができるのか?というのもあったように思います。最もできそうなのはやはりフィルミーノだったようにも思えます。ベンチ外なら古川一択だったでしょうが、彼は帯同しておらず。

河野ワントップ、シャドウに小林と誰か。このようなプランはなかったのかもな~と試合展開の難しさもこの試合では感じました。

 

それでも勝ち点1でも持ち帰りたかったし、そういうのも含めてゲームコントロールは監督には求めたいところ。求めないともう降格がかなり近いところまでちらついています。

さて、水戸は長崎よりも攻撃の迫力はなくても、チーム全体として規律をもって4局面上手に試合を進めてくるチームです。

レノファとしてはどこにストロングポイントをつくり相手から得点を取るのか。スタッフ陣の腕の見せ所、選手の真価の発揮どころを迎えています。中断前の大一番。良い形で8月を締めくくってほしいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

※文中敬称略