レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

宿題を渡され後半戦へ。レノファ山口vsジェフユナイテッド千葉 @維新 2024年6月8日

前半戦が終わりました。

まあ、こんな敗戦もありますよ。悔しいですが。

ただ、またできないことなど宿題をもらったと思えば痛くはない!(強がる)

 

ということで、今回は下記のとおりです。

1)セカンドボールと相手陣でのプレー。この試合の4局面。

2)こんなときもある。水戸戦とは違う。

 

得点者

山口        千葉

80分 野寄     45+4分 日高

          79分    岡庭

 

1)セカンドボールと相手陣でのプレー。この試合の4局面。

この試合でうまくいかなかった理由として、

・セカンドボールを収められなかった

・ハイプレスを外されたところで、チームが間延びしてしまった

 

まず、前者から今節の対戦相手の千葉のフォーメーションは4‐4‐2。割と前節の清水と同じような並びのチームでしたが、レノファに対するアプローチは割と違っていたかなと思います。

この2節の違いでいうとセカンドボールを収めることができていたかどうかがキーであったと思います。清水戦ではロングボールや背後を狙う姿勢であったり、しっかりボールを保持して回すことができており、主導権を握ることに成功しておりました。

そしてロングボールなどのセカンドボールを収めることで2次攻撃、ひいては相手陣でのプレーを増やすことができていました。

ただ、この試合では千葉にうまくやられてしまったように思います。まずはレノファのボール保持時。

まずレノファの最終ラインが持った際に千葉は4‐2‐4のような形で、レノファの最終ラインとボランチへのパスコースをふさぐような形で外誘導を促してきました。そしてここでも千葉のSBの選手が縦へのコースを蓋をするようなプレス。レノファは下げさせられてロングボールで背後であったり梅木の頭を狙うことで打開をしようとしてました。ただ、千葉の最終ラインの4人はしっかりロングボールに備えているような状態。

今年のほかの試合ではセカンドボールをひろい、そのままもう一度敵陣に入り、そこで4局面を回すことで多くの時間を相手陣で時間をすすめることができていたと思います。もちろんこの試合でもゲインできていたシーンもあり、このあたりは今シーズンの積み重ねてはあったと思います。しかし、ほかの試合に比べるとまずここでゲインができなかった。
この試合ではまず思ったようにボールを運べずに攻撃のやり直しをさせられていることで、千葉の前線のプレス部隊と最終ラインはコンパクトにされている半面、レノファはロングボールを受ける選手とセカンドボールを回収する選手が準備できてない状況。いわゆる蹴らされてしまっているので、準備ができている千葉と準備ができないレノファの構図が生まれてしまいました。

梅木にでれば鈴木、もしくはメンデスが競り、もう片方のCBがカバー。吉岡にでれば日高。河野がインサイド、高めの位置を取る新保に対してもボランチが河野をみて、新保に対しては高橋が縦を消す。などポジションによって寄せる選手をはっきりさせるなど清水が手を焼いていたものに対して、しっかり準備をされていたように思えました。

 

相手が前掛かりにマンツーマン気味に来るという予想がありましたので、それに対して引く選手と裏を取る選手の連動性、コンビネーションが今日ははっきりしていなかったと思います。蹴らされてしまって狙いがあまりなく、フィフティー・フィフティーよりも低い感じのボールになってしまいました。狙いを共有して相手の嫌なことをしないといけないです。セカンドボールを拾って自分たちの時間を作るということができなかったのは押し込まれた要因だと思います。(引用元:レノファ公式)

と、僕が長々と書いていたことを前選手が端的に説明をしてくれているんですが。笑

 

 

そしてもう一つのほうのハイプレスをはがされての間延び。

これは前半の序盤から出ていましたが、千葉のボール保持でのところ。レノファはハイプレスでくるところをワンタッチ・ツータッチで細かくつないで前進していくこともあれば、簡単にレノファの背後をとるような場面がありました。

大雑把に言ってしまえばこのようなやり方はそもそもレノファがやりたかった形。いわき戦などはここではめ込むことができていましたが、つなぐところとロングボールなども交えられてしまいハイプレスがなかなかはまらずペースをつかむことができませんでした。

そもそも1つ目に挙げたようなロングボールなどでセカンドボールを取れなかった場合、そこからのカウンタープレスで再度ボールを奪いに行くところについても、同様にはまらず。前貴之がコメントで出しているように、蹴らされてしまうようになっているため相手の準備のほうが整っています。レノファとしては単にロングボールをけっているのではなく、相手の人数や陣形に対して優位なところで勝負をすることで競り勝つ可能性を高めているわけであり、勝率が低いセカンドボールやカウンタープレスをかける人数、準備が整っていなければ、はめ込めるずに相手ボールになってしまいます。

 

前半、相手が勢いを持って我々にプレッシャーに来たところを少し怖がってしまい、前線と後方が分断されていました。攻撃が悪循環になった分、間延びしてプレスに行き、相手にスペースを使われる状況が多々ありました。そこが前半が上手く行かなかった一つの要因で、守備というよりは、攻撃の部分で相手の波をひっくり返すことができなかったのは反省点だと感じています。(引用元:レノファ公式)

とやはり長々と書いていたことを志垣監督が分析されているんですけどね(笑)

 

4局面で言えば

攻:

なかなか相手の背後へボールを送り込めず、狙った場所で競る・セカンドボールの回収ができずに、守備に回る。

攻⇒守(ネガティブトランジション):

ボールの失い方が狙ったようなものでないため、カウンタープレスがはまらずにゲインを許してしまう。外される局面がふえるので、守備陣は多少後ろに重くなるので、最終ラインが徐々に下がっていき、前線と最終ラインで間延びした形になる。

守:

間延びしたところに選手に入り込まれゴール前での守備が増え相手に押し込まれた状態になる。

守⇒攻(ポジティブトランジション):

相手に押し込まれているので、ボールを運ぶことの苦労してしまい、自陣から運ぶのが難しくなる。

 

そしてこの自陣でセーフティファーストができなくボールを失ったところで生まれたのが今節の2失点でありました。ミスという言葉はそうではあるのですが、そもそもチームとして狙い通りの試合運びができていないこともあり、田邉であったり野寄がつけを払ってしまったような形になったとのも考えられるかと思います。

 

 

2)こんなときもある。水戸戦とは違う。

水戸戦の失点ような繰り返しなんじゃないのか?という考え方もできるかなと思います。

あの試合も水戸がロングボールに対してセカンドボールを準備してきていましたし、自陣でのボールの失い方が悪く失点をしていました。

ただ、あの時は「欲が出た」という言葉などがあったように、自分たちで難しくしてしまった感があります。今節で言えば

シンプルに長いボール、セカンドボールを拾われて、あとはスローインであるとか、セットプレーのところから少しイヤな時間が続きました。ただ、そこでしっかりと耐えられて、徐々にイーブンのところまで押し返せたという流れになったとは思います。その中でセットプレーで1点取れたところは非常に大きかったと思います。(引用元:Jリーグ公式

と千葉の小林監督がおっしゃっておるように、そもそもレノファ自体は欲をかいたわけでもなく、自分たちのやり方はしっかり遂行していました。

できないことを1項目のところでつらつら書きましたが、別に特にメタメタにやられているわけではなく、できない時間がいつもより多かったというのが的確な言葉であるかと思います。

プレー選択のミスであったり、そのミスを誘うようなことをするのがサッカーであり、ある程度五分の展開でミスをしたところしたたかに千葉にゴールをされてしまったと個人的には考えております。

なので、水戸戦とは同列ではないのかなと考えております。

 

じゃあ、この試合はどのように昇華しようか。

藤枝戦などはこのような5分の展開を取り切った試合だったと思います。この試合だと押し返されているところに、五十嵐や末永のようなフレッシュな選手を入れて押し返したところを最後仕留めたような試合であったと思います。

であるならばこのような試合をいかに落とさないか、勝ち点1でももぎ取るか。勝ち点0で終えないようにするといいましょうか。そうしていくしかないのかなと思います。

 

そういう意味では時間に適したプレー選択をすることであったり、より自分たちのプレーモデルに即して試合を進めていく(この試合で言えばロングボールとそのセカンドボールでしょうか)ことが今後求められるのかなと思います。

 

この試合失ってしまったことは個人的にもとても悔しいです。小林監督もこのような試合をとれたのが大きいとおっしゃっているように、千葉としては会心の勝利であったと思います。ただ、内容的に千葉が完勝していたわけではなく、最後も末永の惜しいシュートなどもありました。

Footballlabさんからの引用ですが、この試合ちょっと奇妙であったのは攻撃の数値自体はレノファが上回っていますが、ゴール期待値であったり、チャンスクリエイトは千葉が上回っています。回数についても平均以上の攻撃回数を仕掛けていたようです。クロスについてもやはり平均よりも高くなっています。

個人的な推測ではありますが、じゃあなぜ得点やチャンスに結び付いていないのか。おそらく上に書いてきたようにセカンドボールを奪うことで相手の準備が整っていない状況での攻撃であったり、ハイプレスからのボール奪取で手数をかけずにゴールに迫るなど、このような攻撃回数が増えてこないといけないのかなと思います。

 

前半戦最後にまた色々考えさせられる敗戦を喫しましたが、敗戦のたびに書いているかも知れませんが、この敗戦を糧にできた、という試合になればいいなと思っております。

さあ、明日から後半戦ですね。前半戦トップハーフに入れたらいいなと思っていましたが、まさかのプレーオフ圏内での折り返し。まだ何もないし得てませんが、この順位を自信にして戦っていってほしいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(※文中敬称略)

 

ちょっともう一本記事を出す予定なので、あとがきは今回はなしです。