もう試合まであと3時間くらい(書き始めた時間)なので、ざっくりとメモ代わりに書いていく。
長崎の雑観
・後ろからつなぐことを第一としてそうだが、簡単に蹴ってくることもある。後藤、エドゥアルドなど後ろから蹴れる選手がいる。
・攻撃時は個の力が高くポジションを割と崩しながらも攻めてくる。サイドバックも高い位置をとり、厚みを増してゴールへ迫ってくる。ただただ理不尽。
・守備時はハイプレスをやりたいようだが、相変わらずツートップは緩め。ブロックの守備もそこまで強固という印象はないが、ある程度の強度は備える。今年のファウル基準が読めないのもあり、最終ラインで不用意なボール保持は避けたいところ。(さっさとロングボールを蹴るということではない)
・ブロックはそこまで強くない印象。割とボランチ脇や中間ポジションは熊本に突かれていた。
・トランジションはそこまで。ただ、長崎のポジティブトランジション(守⇒攻)は注意。いきなり前線に速くボールを付けられると局面がかなりがらりと変わってしまう。ここからが速いしかなりの高確率でフィニッシュワークまでもってくる。
・それでもネガティブトランジション(攻⇒守)はしっかりやれたら。何度か熊本はそれでひっかけていた。
・セットプレーはできるだけ避けたい。なんか色々おかしい…
雑感は以上。
ちょっと付け足していく。
長崎は山田陸をアンカーにして4‐3‐3。フォーメーションは昨年に引き続き同じ。
熊本は山田陸をある程度高い位置からマンマークですでにツートップの片翼で捕まえている形。SBにはWBがジャンプして捕まえる。序盤目立ったのは熊本8アンカーの上村がワントップのエジガルジュニオを捕まえているかたち。エジガルが落ちるプレー最終ラインのところで競るところも結構ついて仕事をさせないようにしていた。
長崎はハイブロックを敷きたいという意向があることがコメンタリーからの情報。ただ、熊本戦で精度はあまり高く感じなかった。
ただ、得点シーンなど攻撃の迫力は十分であり、スペースを与えてしまうとやられる。マルコス、笠柳、松沢などドリブルではがす選手、マテウス、エジガルなどフィジカルでパーソナルスペースを作れる選手など多士済々。
前半熊本はあまり長崎に時間を与えなかったことでうまくいっていた印象があったが、やはり押し込まれたところでは捕まえ切れていなかった。それだけ相手陣でのプレー時間を長くすることは大事と考える。
では、レノファはどうするか。
まずハイブロックを敷こうとしても、ハイプレスがある程度効果的にできているかと言われるとあまりそうは思わなかった。つなぐビルドアップなのか、ロングボールのビルドアップなのかに関わらず、ある程度最終ラインで動かしながら前線の準備を整えてから攻撃を始めたい。
狙いどころとしてはやはり山田と山口のところでハイボールを使うのではないか。熊本は独特なチームではあるが、エジガル、マテウスの緩いプレスのところを突いていた。山口と山田の両ボランチが同時にハイプレスで高い位置にはなかなか来ないのでそのスペースや、ミドルサードでもCBから長崎ボランチ脇を狙ったパスが多かった。
レノファとしてはある程度前から長崎が来たところでボランチ脇や背後を狙うシーンが増えるのではないか。
ただ山口がロングボールを蹴ってくることは長崎もわかっているので、ハイライン・ハイプレスを仕掛けるのではなく、ミドルブロックやローブロックのように切り替えてくる可能性はありそう。
守備のところではやはり昨年の平瀬の役割を誰が務めるのか。マテウス、エジガルが高い強いだけでなく動いてくる。ロングボールへの迎撃だけでなく、動いてきたときに誰がついていくのか、などはしっかりしないと昨年の4節のように理不尽ゴールが待っていそう。攻撃時はやはり彼らは別格。
そこにLWG笠柳(途中から松澤)は鋭い切込みをしてくるし、個人的に今節怖いと思っているのがRWGマルコスギジェルメ。反対サイドまで顔をだしてくるのでここを逃したくない。よいアクセントになってくる。(変わった増山も同じ)
ここをつぶせれば高い位置を取るサイドバックの裏は相手そうなので、有田や古川など機動力のあるツートップであればそこでボールを受けられるはず。いわきでコンビを組んだ年もあったこともあり、甲府でも時折縦関係になったり、よいコンビネーションが見られた。長崎の守備はそこまでうまくいっていない今なら隙をついてくれることを期待。
特に早い時間帯に先制をしておかなければどんどん後からスタメンクラスの交代選手が出てくるため勢いで押し込められてしまうことも考えらえる。後半から入ってくる選手のほうが献身的なプレーをする選手が増えることもあり、去年のような逆転劇はなかなか再現はできないと考える。難しいことは承知だが、ホームだからこそまず前半1-0以上で折り返したいところ。オープンな展開になってきたときこそコンパクトさや長崎の最終ラインにはしっかりプレスをし時間を与えないようにしたい。
熊本のような長崎のスペースを細かく突いていくことはできないので、コンパクトな陣形で失点をせず、相手の背後を突いていき相手陣での時間を増やしてショートカウンターで仕留める!これが理想ですかね。長崎も絶対的な存在ではない!(はず)
目指せ勝ち点3!
さて、スタメンが発表されましたね。
長崎は松澤がスタメンですか。確かに入ってすぐ仕事しましたしね。ただ、笠柳でも特徴は同じかなと思うので、やることは変わらないでしょう。
対するレノファは大きく選手を変えてきましたね。下堂、横山、成岡、末永、奥山とスタメンを変えてきましたね。(善岡は怪我か?)
これは横山をアイソレーションさせて岡庭とのコンビネーションにする感じでしょうか。(であればこの前の試合はRWB宮崎を狙ったのか?)さあ、どうなりますかね。横山・岡庭でLSB高畑やLWG松澤を自陣に押し込んでしまうのが理想ですが、はてさて。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
(※文中敬称略)