レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

2節以来の勝利!次の1戦が大事。 レノファ山口vs大宮アルディージャ @維新 2022年4月3日

ようやく2勝目!やはり勝利はいいですね。

せっかくの勝利なんだからサクッとブログを更新!といきたかったのですが、期が変わると人事など色々振り回されてしまいますね。先月から覚悟はしてたんですがね~。。

レノファが4月1日を過ぎて特に選手の補強もないようで(育成型期限付移籍は別ですが)、しばらくはこのメンバーで行きそうですね。

さて、大宮戦について下記のように書いていこうともいます。

 

1)やっぱり渡部と佐藤謙。

2)暑くなってきた時、どこまで走れるか?けが人の復帰は?

 

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1)大宮は話題になった岡山戦や、開幕でかなり熱い試合になった横浜FC戦など、個人的にはかなり精神的にくるものがある試合をここまでしているな、という印象でした。

また、開幕前にもかなり多くのコロナ感染者を出してしまっており、準備も満足にできていなかったことも、現在の難しい状況を招いてしまっている一因になっているのかなと。もちろん、コロナはレノファはもちろん各チームに影響を出しているので、エクスキューズにはなりませんが。

ただその大宮はポゼッションにこだわっているかと思いきや、割と開幕時に比べればロングボールを多用してきたように思いました。

もちろん、ただ蹴るというわけではなくウイングへの長いボールを出し、そこをSBやIHが追い越していくという結構直線的なサッカーでした。ボールをロストすればそこからフォアプレス開始!という形でレノファのバタつきも試合開始当初は見られました。

 

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ざっくりですがこのような形で大宮の選手たちはレノファの選手を見ていたと思います。

霜田監督のアライバルインタビューの「うちも前から行くんで」という言葉通り、前から行くことやタテに早く攻撃を行うことなどテンポの速い試合になりそうな立ち上がりだったと思います。

ただ、ここでよかったのは最終ラインに渡部、アンカーに佐藤謙がいたこと。また大宮の精度がまだ上がっていなかったことがあると思います。

CB6渡部、3ヘナンのコンビはこの2試合無失点と、琉球戦で見せた不安定さが改善されてきていたと思います。最後のところではしっかり守ることができていることもあり、ミドルシュートで驚かされたところはありましたが、マークを外された・ピンポイントであわされた、というシーンはほぼ無かったと思います。

動画での渡部のインタビューでも無失点についての手ごたえは感じている様子がうかがえました。また、彼のもう一つのストロングポイントであるボール保持時に相手のペースに付き合わずにしっかり自分たちはボールを握って回していくこと、サイドにボールを散らす作業をこのベテラン二人がしっかり行えていたこともあり、やり方を変えてきた大宮への変化にもチームを順応させていったかと思います。前半なかなかチャンスらしいチャンスはなかったですが、試合を落ち着かす、というところでまず大宮の最初のプランは抑えられたのかなと思います。

そして、大宮さんの精度ですが、もし本当にしっかり佐藤謙を消すのなら人選をもう少し変えてもよかったのかなと思いました。疲れはもちろんありますが、山口陣内での危ないボールロストは後半の方が見られたかと思います。霜田さんのやり方もありますが、今回は早いテンポの試合に持ち込む、先にバシッと相手を混乱させるくらいのインパクトで入られたら、多少は蹴ってくることは想定に入っていたかと思いますが、あれ?違うぞ?となっていたのかもな、と結果的に思います。
また今シーズンの大宮のシュートの少なさについても、ミドルシュートを打つ姿勢は見られたかなと思いますが、3度4度ゴールライン際の低いクロスもGK21関が収める場面が見られ、せっかくの深くまでの侵入も活かせていませんでした。(もちろんレノファDF陣の奮闘もあります)

 

2)

ちょっと大宮目線が続いていたので、レノファにもどります。

 

3日間でやれることは限られますので、まずはコンディションのところ。それとボックス内のクロスへの入り方は意思統一するというか、確認しました。

 

試合後の名塚監督の言葉です。その前にもボックスへもう1枚、2枚入っていかないと、といった感じで言及されていらっしゃいました。

クロスを上げても中に大槻以外誰もいない、というのを挙げさせていただきました。前節の徳島戦でも多少改善されてきている、と感じていましたが、今節の大宮戦については意識高かったのではないかと感じました。

まず20田中渉が開きすぎない、ボックス内でも受けようとする動きがこの数試合の中では上がってきているように思います。大宮の守り方自体があまりサイドへ追い出すようなこともなかったこともあり、ハーフスペースでうける意識が高かったようにも思えました。

また、沼田が徐々にチャンスメーカーとしてだけでなく、フィニッシャーとしても意識が高くなっているようにも思えます。ゴールはすべてセットプレーを押し込んだものではありますが、明らかにシュートへの積極性が上がっているように思います。

前節の高木の試合後インタビューでもアーリークロスに言及することがあり、チームとして点を取る形として確立したいという意図が垣間見えました。

CFの癖や好きなプレーにもよると思いますが、13大槻に比べると後半から入った9岸田の方が直線的にニアにもつぶれることができる気もするので、その後ろの19沼田にもチャンスが訪れる気もします。18高木が今後もスタメンならの注釈付きですが。

やはり組み合わせって大事だなと思います。16吉岡の場合、左足でクロスをすることになれば軌道が違うので右サイドからのアーリーというのは少なくなりそうです。上がっても沼田は角度が無い状態。であればピンポイントでCFで合わせるか、CFで前につぶれてもらった方が。うん。なかなか考えていくと最適解に迷いそうなので、これは名塚監督に任せたいと思います。笑

話を戻して、クロスへの人数が多ければ、ボールを奪われた時の対応は前へ人数を割いた分、より精度を上げる必要があります。相手陣での早期ボール奪還、出来ない場合はいち早い帰陣が求められます。そこには体力や連戦でのコンディションの安定が求められます。

ただ、元々交代の手を打つのが早い方ではないですが、連戦の割には選手の出場時間引っ張るな~、あ今日は3人しか変えないのか、など「ベンチメンバーにはまだそれほど信頼を置いてない?」というのも正直邪推してしまいます。

インスタを見る限り、池上・生駒あたりはそろそろ復帰なのかな?というのもありますので、気温が上がってきますし、4月終わりからは連戦が待ち構えています。

 

うまく乗り切るために今のうちチームには成熟して行ってほしいですね。さあ、仙台線も勝利で今年初の連勝を祈りましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(文中敬称略)