早いものでもう2月。スーパーカップも行われ、あっという間にJリーグが開幕ですね。
さて、キャンプも終わり、徐々に情報がでて・・・こない!参った。フォーメーションとか情報が出てくるかと思ったが出てこない!
来週開幕するのにレノファを見る準備ができてない!という僕みたいな方、一緒にこのブログで開幕準備をしてみましょう。
1月の雑感ブログとあわせてお読みいただければと思います。
https://cross-reno.hatenadiary.com/entry/2023/01/14/013231
1)今シーズンの陣容について
2)練習風景の映像を見ての雑感
3)コーチングスタッフについて
1)今シーズンの陣容について
割と前の話にはなりますが、今年のキャプテンが佐藤謙介に決まり、高木、前、生駒が副キャプテンに就任しました。
キャプテン佐藤謙介についてはそうだろうなと思いました。なんでも氏への返信というのもありますが(前回ブログ参照)、ちらっと昨年の3列目事情に触れたいなと思います。
一昨年の出場機会はケガもあり22試合(先発22試合)でしたが、昨年は40試合(先発38試合)と大きく伸ばしました。出場時間についてもフィールドプレイヤーの中ではトップでした。
出場時間もさることながら、試合の存在感についても大きかったと思います。以前も挙げさせていただいたアウェイ栃木戦の2失点目直後のフィールド内のふるまい。試合中にも各選手とのコミュニケーションなどよくカメラに抜かれていました。スタジアムで観戦されていた方も、そういう姿をよく見かけていたかと思います。
前や成岡が加入したあたりでは、彼らの加入やフォーメーションの変更で佐藤謙介がやりやすくなっている、という旨が選手の声などで上がっていたこともあり、いかに彼が中心であったのかと思います。
そんな経緯もあり今季のキャプテンが佐藤謙介になったことは必然であったのかなと思います。
で、やはりキャプテンに就任したこともあり、今季も彼が中心となるでしょう。どのように彼を中心に据えていくでしょうか。フォーメーションについて考えてみます。
昨年の最初は4-3-3で始まりました。特徴的だった左サイドの攻撃を得る代わりに、相手のカウンターに対しての耐性が落ちてしまい失点を重ねてしまいました。また、セットされた守備についても佐藤謙介が務めていたアンカー脇を使われることが多く、うまくいかない守備対応があり、守→攻の局面でも相手に上回れてしまい、再度この局面でボールを失うなど、攻撃につなげられないことも増えていきました。ちょうどアウェイ栃木はこの時期だったと思います。
そこでとったのが、3-4-2-1。そして4-2-3-1とアンカーではなくダブルボランチにする形をとりました。被カウンター対策、ビルドアップの安定などがこの変更の理由としてあるかと思います。
ただ、この3-4-2-1の場合、4-3-3のよりもサイドで起点を作る、コンビネーションで崩す、という場面が少なかったかなと思います。WBにWGのような役割を任せるなど、大雑把な言い方になりますが、サイドに割く人員がすくなくなります。そこで最終版にとったのが、折衷案であった4-2-3-1だったのかなと思います。
では、今シーズンは4-2-3-1か?というと違うかもな~というのが今の僕の意見です。ではなにか?4-3-3ではないか?。参考にさせていただいたのが、レノファのyoutubeとNHKさんの映像になります。
2)練習風景の映像を見ての雑感
まずはレノファのyoutubeから。
【CAMP REPORT.7】の1:50あたりのトレーニングより。
8vs8+1人フリーマン、GKのビルドアップの練習かと思います。ファイナルサードへの侵入をするまでの練習。昨年のレノファの前半戦がファイナルサードへの侵入数がJ2でトップだったこともあり、名塚監督がこれを意識していることが伺えます。
J STATS REPORT 2022 96ページレノファのキースタッツの項参照。
昨年前半戦で敷いていたフォーメーションは4-3-3であり、この練習で4-3-3の練習をしていた?と思われるので、今季も最初は4-3-3かと考えました。
まずは練習の布陣(1本目)は下記です。
1本目 攻:ビブスなし 守:白ビブス
白ビブス
五十嵐、大槻、野寄、神垣、高橋、高木、松本、国本。
ビブスなし
前、ヘナン、沼田、山瀬、池上、松橋、吉岡、皆川。GK寺門。フリーマン河野。
ボール保持のビブスなしチームが左サイドから組み立てて行くような練習なのかな?と感じました。感覚でいうと、RCB前、LCBヘナン、LSB沼田、アンカー山瀬、RIH池上、LIH河野、LWG松橋、RWG吉岡。のようなイメージです。
1本目のここではIH池上が落ちてボールを受けて、寺門に戻す。山瀬が大槻と野寄の間で受けて前を向く。沼田へ展開。沼田の縦パスを高橋がカットするも池上がフォローして、松橋→池上がDFラインの裏までスプリントで終わります。
※ただ最初の1秒で山瀬が落ちているようにも見えるのでダブルボランチかも。。。
2本目
攻:紫ビブス 守:ビブスなし
紫ビブス
上本、生駒、石川、矢島、河野、小林、田中、梅木 フリーマン野寄、GK関
関→矢島→関→生駒→河野→田中
生駒と矢島で皆川と池上を吊る。生駒から河野に入ったところでヘナンが付きますが、河野がターンでかわし、沼田が更についたところで田中へ。追いすがる松橋は及ばず。
3本目
攻:紫ビブス 守:白ビブス
GK→石川→小林→石川→梅木→矢島→石川→サイドチェンジで田中を狙うも国本がカットし、神垣へパス。 で映像終了。
といった感じで3枚目の1人とCBで組み立てて、CFやIHが絡みつつミドルサードへ。時にはサイドチェンジを交えるといった狙いがあったように思えました。
山瀬や矢島の脇や近くにはダブルボランチの相棒のような選手が位置どっていなそうにもないので、アンカーかな~というのが1つ。
また、NHKの映像では
僕の中で視認できたのが
GK:チェ・ヒョンチャン
DF:ヘナン、生駒?、前、沼田、
MF:山瀬、五十嵐、野寄
FW:吉岡、高木、皆川
ではなかったかな~と。ビブスありは神垣、石川、松本、矢島、高橋、大槻、池上、松橋であと二人がわからなかったので、何とも言えないのですが、今季の布陣としてはこんな感じなんではないかな??って予想が下記の通りです。
新戦力の田中や小林のようにドリブルでアクセントがつけられる人材が加わったこともあり、より彼らの突破力を生かすことを考えると、ウイングを置くのではないか。。。吉岡もいますしね。
ただ、このアンカーを置く場合ですと、やはり昨季と同様に3枚目が1人になってしまうため、強度が心配になります。
その際はIHに多くのタスクがかかってくることになります。各選手のインタビューや記事を見る限り、名塚監督の考えとして、昨年よりボールロスト後の即時奪還を求めていらっしゃるように思えます。であれば、IHはまず前線の選手たちと連動しまずボールロストしたあとのカウンタープレスが求められます。また、その一方でそこを抜けられてしまった場合のリスク回避のための帰陣も求められます。
また、昨季終盤に佐藤謙介と成岡(田中渉)が並んだり、縦関係になることで、ビルドアップが安定した時のように、時にはアンカーの位置までIHが下りてくるなども求められるかと思います。今季は左の橋本がいないこともあり、低い位置でどこからボールを運ぶか、というのも開幕戦では注目したいなと思います。
4ー3ー3ならこんな感じかな〜。順番はレギュラーではなく、それぞれのファーストポジションです。
3)コーチングスタッフについて
まず関コーチ。ユニークなキャラクターをされており、youtubeの練習風景でもよく関コーチの声が聞こえてきますね。河野のシュート練習にもよく付き合わられている印象です。
現役時代はJFL時代の東京ガスや旧ベルマーレ平塚やコンサドーレ札幌などでFWとしてご活躍されたようで、河野のシュート練習にお付き合いされていたのも納得です。
昨季所属されていたのはJ3讃岐。
分析:国内クラブ分析:カマタマーレ讃岐の分析:カマタマーレ讃岐の分析_2022 [Windtosh's Cantina]
こちらのサイト様より記事を拝見させていただいたところ、昨季の讃岐も「ボールを保持したい。前から奪いたい。攻撃はサイドから」と名塚監督の志向に近いサッカーをされていた模様。もともと平塚でチームメイトというのもあったかと思いますが、讃岐での仕事が関係している可能性もありそうです。
讃岐の昨季の順位は苦戦をしてしまっていましたが、そのなかでフォーメーション変更をするなどし、今まで積み上げていたものを何とか出そうとしていたようでした。そのような難しい経験は今季レノファが長いシーズンの中で厳しい時期を迎えた際、生きてくるのではないかと思います。
そして安部コーチ。
鹿屋体育大学の時から学生コーチを務められていたようです。
テクニカルコーチの仕事がセットプレーだけではないですが、前任の武石コーチがセットプレーをデザインしていたので、ちょっとこの部分の数字を取り上げたいと思います。
昨季の琉球は残念ながら降格となってしまい、その中で得点は41点に対して9点。(※レノファは51に対して19。)ただ、躍進をしていた一昨季は57点中17点とまずまずの数字。その前の年は58点中13点。ちょっと少ないですかね。ただ、キッカーに左右される数字でもありますし、レノファの貴重な得点源としてセットプレーがあるので、さて、どうなるでしょう。
また琉球のプレースタイルにもよるところがありますが、過去3シーズン琉球の得点で最も多いのがクロスからのゴール。また30m未満のパスからのゴールについてもレノファよりも良い数字が残ってます。(セットプレーの割合がレノファは多いから当然ではありますが)
レノファが最も躍進した2018年の数字ではセットプレーよりもこのクロスと30m未満のパスからのゴールが多かったです。今のセットプレーからのゴールに加えて、「どこがこのチームのねらい目であるのか」「ニアゾーンをとるにあたってどこからの侵入が良さそうなのか」など、クロスなどからのゴールする分析も期待もされているのではないでしょうか。参照元:https://www.football-lab.jp/r-ya/?year=2022
といった感じで見てきましたが、皆さんの開幕の並びの予想はいかがでしょうか。おそらく合宿中に佐藤謙介の全体練習の合流はなかったのではないかなと思いますが、さて開幕に間に合うのか。
石原GMのおっしゃっていた「29人登録にしてスリムにした」とのことでしたが、昨年はコロナの影響もあり、リーグ戦は32人登録で29人が出場。21年度も32人登録で31人が出場、20年も30人中29人と結構しっかり総力戦をしています。昨季はCFの離脱期間が重なりCF高木という時期が割と続きました。「だぶついた」とのことでしたが果たしてそうだったのか?後ろの人員が少ない気がするなど、正直僕はもう一人くらいは。。。と思っています。
ただ、予算があっての話ですし、GMがおっしゃるように引っ張ってきた選手たちは過去最高に近いと思います。下馬評低くても関係ありません。開幕前までは全チーム横並びです。やってくれることに期待しましょう。
目標はトップ6。ファン・サポーターも一緒にこの数字も目標にしましょう。いい試合だったし仕方ない、ではなく「どうやったらトップ6にいけるのか」を前提に応援・記事を書くことをしていきたいなと思います。
では、皆さん18日勝ちましょう。維新は勝つ場所。
ここまで読んでいいただきありがとうございます。
※文中敬称略