愛媛戦に続いて2試合ぶりの田んぼサッカー。2試合ぶりというよりも2年ぶりとかでもいいですよ、というピッチコンディション。まあホームなんで知っているよ、という話ではあるのですが、ちょっと度を過ぎたのが2試合続いてしまったなという印象です。
試合についても先制するも雨の日、ピッチが悪いとこういうことが起きてしまうというPK2発での逆転負け。なかなか受け入れがたいものでもありますが、リーグは続きます
。後に引きづらいないことが大切です。
では、今節は特に戦術的なものというのは愛媛戦同様出しにくいので、そこそこに改めて勝ち点55への道について自分の考えを書いていこうと思います。
僕のレビュー記事同様に「かくあるべき」というわけではないので、気楽に読んでいただければと思います。
1)天候だけでなくまだまだチームが途上
2)勝ち点55も負ける。負グセつけないように。
【得点者】
山口 熊本
53分 平瀬 82分 神代
89分 神代
1)天候だけでなくまだまだチームが途上
今節も愛媛戦同様にピッチコンディションの問題でやるサッカーは限られてしまいました。
その中で今節は多少プランがハマらなかった印象があります。ロングボールであったり、相田のロングスローなどを駆使していきますが、試合のペースは熊本に。
(志垣監督)
試合は前半はうまくセカンドボールを拾えませんでした。最初に私が立てたプラン通りに行かず、なかなかセカンドを拾えないという状況で、相手に勢いを与えてしまったと思っています。後半は修正して立ち上がりは良い形で入れて、その中で先制もできましたが、最初のPKも不必要なプレーでのPKだったと感じています。(引用元:レノファ公式)
(梅木)
その時点でもうちょっと自分でポジショニングを修正するべきだったかなと思いますし、2トップの距離感もちょっと遠かったかなと思う。(引用元:Jリーグ公式)
と試合後インタビューであるように、ターゲットとなる選手とセカンドボールを狙う選手の距離感が合わずペースを掴めませんでした。
熊本の選手の身長が比較的低めであり、ある程度競り勝つことを想定し、レノファの選手間の距離を多少広めて熊本のブロック自体も広めることを狙っていたのかもしれません。ただ、前半なかなか掴めずハーフタイム中に修正。
後半は左サイドをメインにし、梅木・ジュニーニョ・河野らの距離間を詰めていくことでペースを握っていきました。
平瀬の先制のところではロングスローを警戒してきたところを、おそらく近くの新保へスローインでボールを渡し、熊本の一瞬の隙をついて先制とはまらなかった前半に比べてペースを握っていったところでの先制することになりました。ゴール期待値の推移を見るとわかりやすいかと思います。
ただ、結果論ではありますが、やはり勝ちたかったこの一戦。多少レノファのチームとしての若さがでてしまったと思います。
今シーズンのレノファとしてはすでにこのピッチでの戦い方は2回目。また大き監督が残しているように、このピッチで自分たちの特徴を出しにくかったのはむしろ熊本の方であったはず。
前半の距離間のところで言っても、熊本はいつもの距離間とは違えど、狙ってくる場所であったり選手の立ち位置でフリーの選手をつくるところなどは、通常時に通じるものがあったと思います。
また、ここまでのリーグ戦選手交代が割とハマり続けていたベンチワークにしても、中盤がほぼないような状況であったとはいえ、多少選手の起用法についても疑問が。
この重馬場を想定してのベンチメンバーであったと思いますが、多少得手不得手があってなさそうなところであったり、勝負をかけて選手を入れ替えた後半40分以降に2失点目をしてしまいました。河野→佐藤と得点を狙い勝ち点3を目指すのか?押し込まれていたので守備を安定させて勝ち点1を狙うのか?が多少見えない交代であったかなと思います。そのため、勝ち越されたあとにもう交代機会の3回目を使っており、板倉なり加藤を入れることができませんでした。
交代策で徐々にチーム状態を上げていった熊本、あげることができなかったレノファ。シュート20本でゴール期待値は2点以上と拙攻もあいまってホームで勝ち星を逃してしまったように思えます。
2)勝ち点55も負ける。負グセつけないように。
この試合ジャッジにも不満が残る試合であったかと思います。それをとるならこっちも。厳しくないか?など。ただ、リーグ戦を38試合戦っていけばこういう試合はでてきてしまうもの。
また、昨年の42試合ベースではありますが、勝ち点55というものを見てみると、
11位の群馬は14勝15分13敗で勝ち点57
12位の藤枝は14勝10分18敗で勝ち点52 でした。
いやいや、勝ち点ペースがちがう、という意見はあると思います。てことで、38節で勝ち点55のペースを42節になおすと勝ち点計算は約60になります。であると
9位大分17勝11分14敗で勝ち点62
10位岡山13勝19分10敗で勝ち点58
ちなみこの4チームすべて得失点差は0以下とプラスのチームはありませんでした。
このぐらいの目標値でも結構負けるんだよ、ということが言いたいのではなく、この負けを引きづらいないのが大事。INSIDE MATCHで志垣監督も言っていまいましたが、「負けに慣れることはやめよう」ですね。
9位大分と12位藤枝の間に勝ち点10離れていますが、やはりここの大きな差は負数の少なさ。岡山の引き分け19が良いわけではないですが、負けないことは大事。ただ、負けてしまうことはあれどそれをはねかえすことが大事。
38節で勝ち点55を取ることを考えてみると
・16勝7分15敗
・15勝10分13敗
・14勝13分11敗
・13勝16分9敗
こんなところがラインでしょうか。どこをとっても負が勝ちより先行するわけには行きません。3勝2分3敗。ここは踏ん張りどころ。
ジャッジに泣かされた、なかなかハマらない、押し返せないことはあるでしょう。何度も繰り返しますが、レノファは昨年J2で20位のチーム。まだまだ変わり始めている段階です。こういう難しい試合のほうがむしろ多くなるでしょう。ただ、その時にどんなふるまいができるのか、僕らファン・サポーターも「次こそは!」というメンタルで、負を引きずりすぎずにシーズンを戦っていければいいんじゃないかなと思います。
個人的にはジャッジに多少不満はありました。ただ、試合が最終盤だったということもあったかと思いますが、変な形で審判と戦うことがなかったのは良かったなと思っています。
不満を訴えて試合中何度も審判を囲うような対戦相手を何度も見てきました。その姿って見ていて気持ちのよいものではなかったですし、結局その試合が終わったあとは、「あの審判ないわ〜。あっちも取り囲めばいいっておもってんじゃねえの?」とそのチーム、審判共に良い印象をその後も持たなくなってしまうように思えます。
悔しいことは悔しいしジャッジに不満はある。ただ、その選手の気持は志垣監督が審判に異議は申したとのことで、チームの姿勢としては残してくれましたので、さっと次の試合に向かっていってほしいと思います。
それと渡部社長が投稿されていたので、なにかかわるのかなと期待したいところですが、4月ではやくも2回目の田んぼサッカー。6月や9月など雨の多い季節にまたこれになる?と思うと頭が痛いところです。せっかくのホームの試合もアドバンテージがほぼなくなってしまうのは悩ましいところ。観客の動員数にも響いてしまいます。
どうも水道などに明るい方の話を聞くと一筋縄ではいかない問題のようですが、なんとか改善がすこしでもされるといいなと思います。
田んぼサッカーだと書くことわからんな〜。で、また次節の試合当日になってしまいました。今日東京結構晴れてます。栃木も晴れるようですし、今日は思いっきりレノファのサッカーをアウェイの地で発揮してもらいたいと思います。勝ち点3!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※文中敬称略
あとがき
さて、審判の話になりましたが、去年アウェイ千葉戦で神垣によくわからないレッドカードを出した主審のTさん。岡山対ヴェルディでもよくわからないジャッジを繰り返したとか、色々去年J1含めて話題になっていたかと思います。
ただ、調べたら彼は今年アウェイ徳島で主審を務めていたんですよね。まったく気づいてませんでした。笑
今年の他の試合がどうだったかはわからないですが、この徳島戦はとくに不満がのこるようなことはなかったように思います。
今節担当されたIさんは去年主にJ3の試合で笛を吹かれていました。そして今節が初のJ2の試合だったようです。まだ36歳。次回のレノファの試合があれば、違った姿で試合後を迎えてもらえればと思います。