レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

また落としてしまった6ポイントマッチ 栃木SCvsレノファ山口 @グリーンS 2021年9月5日

群馬戦に続きやってしまった。残留を争う中、与えてはいけない相手に3ポイントを譲ってしまいました。

群馬戦と大きく違うのは内容は悪くはなかったこと。それを感じてか、渡邉監督のインタビューも悲観的な言葉ではなく、まずはやれることはできていた、と。あまり強がりのようなことをいう監督さんではないので、本音ではあったと思いますが、やはり落としてはいけない1戦でした。

アクシデントや審判のジャッジでのイライラのようなものはありましたが、仕留めようと思えば仕留められたのもありましたので、よりもったいない一戦でした。

反対に栃木としては「してやったり」といったところでしょうし、まだまだ勝ち点30未満組の残留争いは激化していきそうです。(さっさと抜け出したい。。。)

ということで今日は下記2点

1)前半でひっくり返しておきたかった。

2)失点が増えているのは気がかり

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【栃木】74分谷内田→森 有馬→矢野 84分畑→大島 87分豊田→三國 佐藤→松本
【山口】10分関→吉満 72分島屋→高井 田中→河野 81分眞鍋→大槻 石川→澤井

解説の幸谷さんもおっしゃっていた通り、この試合では特に山口は栃木の守備に対してはそこまで苦戦はしていなかったかと思います。

4月に行われたホーム栃木戦では、ピッチが悪かったこともありましたが、なかなか乗れなかった前半に1失点を後半なんどか作ったチャンスもものにできなく敗戦を喫しました。攻撃という点では相手の出方のスカウティングもあったと思いますが、相手両SBを動かし狙いをもって攻めることができていたかと思います。

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例えば15:25のシーン

右サイドからレノファのスローインでの再開。20田中渉→6渡部→3ヘナンへとボールが渡り展開が右サイドから左サイドへ。

この時栃木31豊田がファーストディフェンダーとしてプレスを試みますが、如何せんボールの距離から遠い。また、栃木RSH畑も中に絞っており、ヘナンには間に合わない。

そして山口44LWB石川がフリーであるため栃木RSB33黒崎が前に出たところを、ヘナンより11島屋へタテ一本。14CH西谷が付きに行きますが、島屋は2mちかく余裕をもってクロスを上げれました。逆サイドのRWB15川井が走り込みシュートと惜しい場面。

32RSH畑は主に3ヘナンをマークすることを主任務に置かれていたのか、その畑が出ていったポジションにLWB44石川が位置取りし、RSB33黒崎をおびき出し、14西谷がそこを埋めるといった展開がかなり長い時間ありました。

14西谷が動いているため、栃木のボランチは一人になるため31CF草野が下りてきてポストプレーを試みようとする展開が散見されました。

35:00に幸谷さんが「近い人間が~」と言っているのが象徴的だったかと思います。

ただ、気をつけないといけなかったのはこの1枚のところに入り込んだ選手、草野であったり両田中がここでボールを失う展開が多かったこと。

ここのデュエルで負けるとほぼ100%カウンターをくらい、しかも最終ラインの3人しかいない状態で守らないといけなくなり、1失点目などはこれに近い形で食らってしまいました。

これはコンパクトにした栃木のねらい目であったので、ここを破るか止められるかで戦局もかわりますし、このあたりはリスクマネジメント含めて甘くなった部分だったかもしれません。

 

2)1失点目は多少審判見ててよとも思いましたが、確かに僕も「なんで関プレーしてないの?」とはじめおもったように、激突があった時にそこまで深刻なものと思えませんでした。

あれは上述したような形を作られた時点でまずかったですし、GK21関の1か月の離脱はかなり痛いものになりそうです。

2失点目についてはアウェイ長崎戦からよくみられる山口の5枚の大外に振られる形でした。渡邉監督のいう「半歩前に」でこの先止まるのか?と危惧はしたくなります。

栃木もレノファに寄せが甘いと書きましたが、正直山口も甘かったように思います。後半から入ってきた29矢野あたりはだいぶタイトに来るな、という印象を持ちましたし、チーム全体として非保持時への守り方は今後の改善点になる気がします。

 

さて、気づけばもう3時間後には町田戦です!実家のある美祢市のサンクスデーなので是非とも勝利を!と願うばかりです。

維新は勝つ場所。今節も、しっかり体現してほしいと思います。