レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

勝手な妄想。「やることが整理されている」

最近僕のブログで「やることが整理されている」みたいな言葉を書いていると思います。

自分でもこの言葉を使っていることについてちょっと思うことがあったので、そのさわりだけちょっと記事にしてみます。

きっかけはゼロファジさんのこちらのtwitter

 

「やること」とか「整理」って言葉は普段使う言葉ですが、いざサッカーの記事で「やることが整理されている」と書くと、具体的には何を指しているの?となると思います。

で、ゼロファジさんのツイートです。ゼロファジさんの意図と僕が勝手に思ったことは全く違うと思うのですが、ちょっと思ったことが

専門用語っぽいものをブログで使う、流行っている用語を使うとたぶん読者の方への伝わり方はおそらくまちまちになってしまうなということ。

 

何かの記事で書いた覚えがあるのですが、僕が思っていた以上にいろんな幅広い層の方にブログを読んでいただいているようなので、極力誰でも理解してもらえるように書こうと思っています。

【このくらいの言葉はわかるでしょ】この感情は結構排除してます。ただ、やはりどこかで使ってしまっていないかな。使ってしまってはいるだろうなと思って、まず頭によぎったのが、エスナイデル監督になってからブログで書くようになった「やることが整理されている」。

試合中の現象を表していると思われるこの言葉。はてさて。

 

ということで、これについて色々書くとボロが出るので1例だけ書いてみたいなと。

皆さんもご存じのなんでも氏と最近こんな会話をしてました。

 

 

クロスバーは僕です。(最近googleやyahoo検索でこのブログに来られる方もいるので、念のため)

僕の中で結構エスナイデル監督の言い回しが好きだって話をなんでも氏としていました。なんでも氏もそれについて触ってくれています。

じゃあ、どんな部分だ、というとエスナイデル監督の選手への要求することが明確なところとその言い回し。そしてそれが実際にレノファの試合内容でみえるところです。

 

例えばモンテディオ山形戦の試合前インタビューより

 

試合の展開は予想していた通りでしたが、ボールを持った時には、もう少し落ち着いたプレーができるとは思っていますが、ボールを持った時に少しミスをしてしまって、走らなければいけないこともありました。

ただ、全体的に数試合、良い試合ができています。(略)

 

-「もう少し落ち着いたプレー」を求めているということだが、ボールが落ち着かないのは縦に急ぎすぎているからなのか?

自分たちがボールを奪ったときに早く失ってしまうことが多いという印象です。
ボールをロストしてしまうとまた走らないといけない。そこが繰り返されると、体力がなくなってしまう。選手に要求しているのは、ボールを奪い直したら、なるべくそのあとはボールを失わないようにしましょうということです。奪い直した時に連動できれば、生産的なプレーができると思っています。

 

-ボールを持った選手の判断にミスがあるのか、周りの動き出しに問題があるのか、どう考えているか?

もう少し落ち着くかどうかの問題だと思います。ポジショニングに関しては良くなっていますので心配していません。前に行こうと急ぎすぎているというところがあります。必ずしも前方へのパスが正解ではありませんが、最初のパス選択の質は良くなると思っています。

(引用元:第24節 モンテディオ山形 | レノファ山口FC

 

と、何を求めているかを提示し、これをすることで何が達成できるのか。その上で選手ができていることはあるので、〇〇の方を良くしたい。

という例が割とすんなり入ってくる。それこそ上に挙げた専門用語を使うのではなくわかりやすい言葉でこちらへ投げてくれます。

また試合後インタビューではこのプレーではありませんが、要求をしたプレーについて遂行してくれた選手にまず感謝を述べることもします。(第22節 栃木SC | レノファ山口FC)

選手に感謝するまでがワンセット。


最近インタビューが日に日に減っており個人的には残念ですが、このように選手に求めていること、よく使う言葉で言うと「ハードワーク」や「高い位置で奪いたい」でしょうか。これについてはある程度できている(⇒監督の「感謝したい」につながる)、その上で改善を求めている。

 

そしてその改善であったり課題というものを、監督や選手がインタビューを通して言葉にしてくれています。

「逆サイド」であったり「チームでプレスに行く時と行かない時をはっきりさせる」「奪ったらまずボールを落ち着かせたい」などについて、試合内容を改善させるために、上記のようなプレーをピッチの上で選手が表現している。

チームとして同じベクトルを指して全体で進めている⇒「やることが整理されている」

につながるのかなと思います。

そして応援する側の僕らにも伝わってきているのが現在のレノファやレノファサポーターの好循環になっているのかなと思います。

よくわからないけど見ててたのしい!というのは、それに共感することだと思いますし、単発では終わっていない。再現性があるプレーで試合中何度も楽しませてもらっている。ということに続いていくのかもしれないですね。

この言葉を説明するのに3000文字を使っているところで、長くてごめんなさい、という感じなのですが、ちょっと書いてみたいなと思ったので許してください(笑)

最後に記しておきたいこととして、エスナイデルさんはおそらく大事なことは隠している。表向きに最小限必要なことだけ言っている。

ただ、聞かれると饒舌になるときがある(外国人監督あるある)。その真意をまた勝手に妄想したい。

 

こんな駄文をここまで読んでいただきありがとうございました~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでスクロールして見つけられた方。ありがとうございます。

ただ、ここから先は名塚さんが好きな方は戻るボタンを押されてください。

記事の構成上ちょっと悪く書きます。多少切り取りがひどくないか?と思われる方もいらっしゃると思うので、心配な方は戻ってください。上の文で完結してください。

では、ちょっと切り抜いていきます。

まず名塚さんも選手に感謝のコメントは残しています。(第3節 いわきFC | レノファ山口FC) そして、割と具体的に話をしてくれているときもあることも知っています。

ただ、結構こういう言葉を羅列していたよなということで書いていきます。

ですので、名塚さんが好きな方は戻られてください。もう一度言います。

 

 

状況判断がまだまだ遅く、それにともなったクオリティーが低いので、ちょっとしたズレがありますし、パススピードも速ければ良いというものではないです。
状況を見て、次のプレーを見た中で、プレーをし続けないといけない。そういう部分ではまだまだ改善しないといけないですし、成長しないといけないです。パスはスピードを上げれば良いものではなく、状況によってはスピードダウンしないといけないこともあります。
状況を見てスピードダウンしないといけないところを、縦に行ってしまうということもあります。止める蹴るのところもしっかりできれば顔も上がると思いますので、その両方を引き続きやっていかないことには、ボールロストが多くなってしまう。
顕著にそういう試合になってしまいましたので、やり続けるしかないです。
緩みはなくしたつもりでしたが、連戦ですが常に僕らが高い基準で選手に求めていかないといけないと思います。

(引用元:第8節 栃木SC | レノファ山口FC

8節栃木戦。3連敗を喫したもののアウェイ秋田で勝ち点3をとった後のホームでの試合でした。箇条書きにします。

・状況判断が遅い。

・それもあり質が低い

・パスが早ければいいわけではなく、時には状況にあったプレーが必要

・止める蹴るができれば、顔は上がる(周りが見える)

・判断と技術両面をやり続けなければボールロストが多くなってしまう。

・やり続ける。

・緩みをなくし高い基準を求めていく

 

なんか全部だめなんだろうな。

こうなってしまいます。

上のなんでも氏とのツイートでも書きましたが、監督はスポークスマン。

チームの課題などをしゃべってほしいということではなく、とりあえずこの言葉から読み取ってしまうのは【色々たくさんできてない】という負のイメージ。そして、このようなインタビューはこの1回ではなく、複数回同じようなフレーズを発せられており、チームの成績と相まって問題山積み・いつまで続くのかといったサポーター側も負の感情のスパイラルになっていなかったかなと思います。

 

もう少し邪推をすれば、名塚さん自身があまり問題点について『整理』ができていなかった。ここまで考えらえるかと思います。

”甘さが出た・クオリティーは上げて行かないといけないですし、背後を取りにいかないといけない。”
”相手はクロス2本で2点を取っています。そこの精度と入り方、狙いのところは数試合前からやってきていますが、本当に精度のところです”

退任が決まった群馬戦のあとのコメントですが、こういうコメントも何度聞いたよ。というレベルです。プレー精度や質が上がればじゃあ勝てていたのか。マンパワー次第なの??それで何とかできそうなのか?

 

特別に選手を補強してきたわけでも、復帰をしてきたわけでもなく、5試合無失点を成し遂げたエスナイデル監督。対戦相手とのめぐりあわせなどもあったかもしれませんが、チームに存在した問題点、それを克服するために今いる選手たちの長所を見てピッチ内を改善。その一端を言葉にして外に発することでサポーターも同じベクトルに向けたエスナイデルさん。

チームの問題点を話す言葉からの邪推ではありましたが、『整理する』という点で、名塚さんよりも長けていたのかなとおもいます。

 

もちろん、今はうまくいっているので「エスナイデル監督ありがとう!!」になっていますが、どこかでそれが崩れる時が来るかもしれません。もしかしたら、急に失速して今年の話で、上で書いたような負のスパイラルに陥っているかもしれません。

ただ、今は「やることが整理されている」レノファの今後が期待でしかないです。

もっと面白い景色を見せてくれることを期待したいと思います。