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レノファ山口を応援・分析します。

『チーム編成』って? 2023年シーズンオフのレノファから考える

2月に入りキャンプも始まりました。あっという間にもう開幕になりそうですね。

さて、レノファは1月末に今井選手、糸原選手を加えてトップチームの選手は32人態勢となりました。おそらく開幕前の新加入はこれで終わり、一旦2024シーズンの編成は以上となるかと思います。

そして今回のブログはずばり『チーム編成』についてです。レノファの今期について評価をするのではなく、『チーム編成』って実際どんなスケジュール感、どんな具合に進められているのだろうか、というところから色々調べたり、お話を聞いたりしてまとめてみました。

一応レノファ山口の2023年から2024年にかけての出来事を例にして書きましたので、レノサポさんは割とわかりやすくはなっているのではないかと思います。では、はじめていきましょう。

 

  1. 編成を考える人たちは?
  2. まずは監督を決める。
  3. 選手はどうする? 
    在籍選手 移籍してくる選手 新卒選手

 

1)編成を考える人たちは?

まず、クラブの中で編成を考える部署はレノファ山口では<強化部>が担当されています。

レノファは昨年度までは石原元GMが主にこの編成について主導していたようですが、この2024年シーズンの編成は新体制発表会からもわかる通り、強化部の部長葛西さんと渡部社長が中心となって行っていた模様。

この強化部は編成のほかに、スカウティングであったり、シーズン中のチームの評価やアカデミー運営なども行っています。

下記は「Jリーグクラブ経営ガイド2022」P51の図を張り付けたものですが、このフットボール部門というのがレノファでいう強化部にあたるのかなと思います。

 

こう見ると、やはりトップチームの監督や選手たちというのは<クラブの顔>ではありますが、会社の組織図の中の立ち位置を見ると印象がかわりますね。

組織図の中でフットボール部門のところにGM(General Manager)やSD(Soccer Director?Sports Director?)が役職で書かれていますが、日本はアメリカスポーツの影響が大きいのか、GMと称すところが多いイメージですね。ヨーロッパサッカーではSDが強化、GMは割と財務的なところを担っているのが僕のイメージです。

また、強化部という名称もクラブによっていろいろあり、Jリーグでは最近「フットボール本部」という名前を付けるクラブが増えてきている印象も個人的にあります。

 

 

2)まずは監督を決める。

チームの編成を考えるにあたって、まず強化部が考えるのはチームを率いる<監督>です。決める時期はまちまちかと思いますが、シーズン途中より次シーズンへの絵を描いていきます。その時のチームの状況を踏まえ、継続路線にするのか改革路線にするのか、どの監督にチームを託すのかを考えます。

もちろん中心選手を残すことなど並行して考えないといけないことはありますが、

「どのようなサッカーをクラブとしては目指すのか」

「そしてその後もどのようにクラブとしては歩んでいきたいのか」

などクラブ・強化部の考えを実現させてくれる監督をまず選定をするわけです。

どれだけ前年に中心選手として活躍した選手でも、次の年では改革路線で志向するサッカーとは相性が悪い、となれば契約を更新してもクラブも選手も不幸な未来が待っていることになります。まずクラブとしての方針を固めないといけません。そしてそれをピッチで描いてくれる監督をまず探すのだと思います。

 

2023年シーズン末を思い出してください。

41節ホーム最終戦町田との試合。残留が決まったこともあってなのか、契約が更新されないことが決まったためか、明らかに『レノファありがとう』的なコメントをアライバルインタビューから発していたエスナイデル前監督。おそらくこの時点である程度次シーズンの契約が更新されないといった話が固まっていた、もしくはそれに準ずるくらいの状況にあったのだと思います。

やはり熊本戦も感謝の言葉や別れの言葉を残し、翌日の11月13日にエスナイデル前監督の退任が発表されました。

そして一部スポーツ紙のすっぱ抜きがあったためかは不明ですが、J3リーグ終戦の12月2日を前に、12月1日にFC大阪より志垣監督の退任が発表され、12月5日にレノファより志垣新監督の就任が発表されました。

 

さて、ここで抑えておきたいのが、今年のJ2最終戦J3終戦よりも早くレギュラーシーズンが終わり、約3週間くらいJ3が終わるまでに時間があったことです。

上述したようにレノファ強化部のほうで新監督のリストアップはシーズン中に行っていたと思います。また、新監督との交渉ももちろんJ2最終戦よりも早かった可能性はあります。

ただ、J1とJ3のクラブ(それと昇格プレーオフを戦っていたJ2勢)に比べて、すでにレノファはレギュラーシーズンが終わっていたため、まだレギュラーシーズンを戦っているチームよりも比較的しっかりと監督や選手に選定・交渉をする時間が上記のクラブよりもあったということが考えられます。

このアドバンテージが功を奏したこともあったのか志垣監督と契約を結べたのではないかなと思います。そして早い段階でもう2人のコーチをJ3よりを招へいすることができたのではないか、という考えもできそうです。

 

どのタイミングで志垣監督と合意ができていたかは不明ですが、志垣監督の就任翌日の12月6日の時点でヘッドコーチの吉澤さん、同12日にGKコーチの山田さんとの契約合意の発表をすることができました。

近年の監督人事で言うと渡邉元監督の時からサポーターの中でも出ていた話題と思いますが、新監督を迎えるにあたって、やはりそれを補佐できるコーチが必要ではないか、というものがあったと思います。新監督の考えなどをかみ砕く方といいますか。エスナイデルさんが来た時も、監督単独か…と思ったものです。

サポーターが思うことであればもちろん強化部も感じていたでしょうし、新体制発表会では志垣監督と強化部で話し合い、吉澤コーチの招聘を決めた、とも報告がありました。吉澤コーチに期待することとしてコーチ陣を取りまとめてくれる、監督やクラブにもストレートに物を言ってくれるなど、選手との間に入ってチームを作り上げてくれるということも期待されていました。

中山コーチは留任されたので継続するところは継続しつつ、多少血の入れ替えのために志垣監督、吉澤コーチ、山田GKコーチを迎えたのかなと思います。

土肥GKコーチなど長くレノファに貢献をしてくれた方とのお別れもありましたが、今季レノファは監督の他にコーチ陣も新たに加わる方を迎え、『勝ち点55 失点45』と例年よりも現実的な目標を掲げるなど、変革を予感させる体制を取りました。

 

 

3)選手はどうする? 

・在籍選手

そして選手の契約についてです。選手の契約についてはJFAで規約があります。以前A契約、C契約の記事の際に使ったプロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則より抜粋。

 

② クラブから選手への契約更新通知
クラブは、その所属選手に対し、新たな契約を締結する意思及びその契約条件を「契約更新に関する通知書」(書式A)により、遅くとも以下の期日までに通知しなければならない。クラブは、その写しを所属リーグに提出しなければならない。
(1)1月1日から1月31日の間に契約期間が満了する契約を締結している場合:リーグ戦が終了した日の翌日から5日後まで
(2)(1)以外の日を期間満了日とする契約を締結している場合:契約期間満了の2週間前まで
③ クラブと選手の契約交渉
クラブは、上記②の通知後すみやかに選手との交渉の場を設定し、以下の期日までに新たな契約の条件についての交渉を終えなければならない。
(1)1月1日から1月31日の間に契約期間が満了する契約を締結している場合:12月31日まで
(2)(1)以外の日を契約期間満了日とする契約を締結している場合:契約期間満了日まで

とあります。

<1月1日~1月31日の間に契約期間が満了する契約>とありますが、ほとんどの日本人選手は今のJリーグのカレンダーであれば、シーズンの始まる2月から1年ということでこの契約になると思われます。※シーズン以降問題がどうなるかでこの辺は大きく変わるでしょう。

例外としては2010年シーズン川島永嗣フロンターレと半年の契約を結んでおり、W杯を機に海外へ移籍したのがあったかなと思います。また、外国籍選手の中には6月末などヨーロッパのカレンダーにあわせている選手もいるかもしれません。

 

話を戻して、この多くの日本人選手が結んでいる契約状況であれば、在籍している多くの選手に『シーズンが終わった翌日~5日後までにクラブは選手(もしくは代理人)に通知をする』必要があります。

この場で来季の契約をまとめていくわけです。複数年契約を結んでいる場合はそれに準ずるのですでにスカッドには入れているでしょう。

ただ、契約を更新する選手(またはその代理人)には、

「来期は○○監督のもと、△△のようにやっていく」

「その際にあなたには××のような役割を担ってほしい。給与については■■で」

といったことが行われているのでしょう。

そのため、上で監督を先に決めると書きましたが、『3週間』J3が終わるまでに時間があったので、ある程度この時点で志垣監督サイドからも色よい回答があったのかもしれません。または監督はまだ確定はしていないが、来期についてはエスナイデルさんではなく、○○のような方針で考えている、ということが伝えられているのかなと思います。

在籍選手はレノファというクラブを知っているし、選手間でのピッチ内外での関係性もあるでしょうから、ある程度次年度の基盤として考えるものと思います。今期もレンタル延長含めて20人を超える選手がレノファは残留してくれました。

 

・移籍してくる選手

在籍選手に加えて強化部が動いているのが他クラブに在籍をしている選手、レノファに新加入してくれる選手、補強戦力ですね。

今季のレノファメンバーで言えば、12月12日に相田選手、同15日に板倉選手がレノファ在籍選手の契約更新と同じタイミングで発表されていきました。志垣監督のリクエストの印象もありますが、既に強化部もリストアップをしていた、というようなニュアンスの言葉もおっしゃっていたので、早くから声をかけていたと思われます。同じように山本選手はJ3の最終戦前にはレノファから接触があったことを新体制発表会で認めていました。

ただ、このような選手たちはおそらく割とレノファから声をかけた時点で心が決まっていた選手なのかなと思います。下位カテゴリーから『個人昇格』であったり『故郷凱旋』というのは、移籍をするという動機としてはわりと選びやすいものと思います。

ただ、やはり個人昇格などであっても、クラブのホームタウンがどんな地方・街の規模なのか、というのは選ぶ際に見分けるポイントとなるようです。

選手の中にはどこの誰とは言いませんが、やはり「都会がいい!」というようなチーム選びをしていそうな選手もいます。自分の出身地よりもだいぶ遠い。。。関東志望です、という理由で山口を敬遠されることは中にはあるかと思います。また、カテゴリーはやはりJ1、せめてJ2上位でないと、というのもあるでしょう。施設面などを考える選手などは食堂ついててほしいなどもあるかもしれません。J3に降格となりましたが大宮は素晴らしいと聞きます。

なので、山口のことを悪くいう意図はないことを先に申しておきますが、レノファを選ぶということは多少ほかの在関東クラブやレノファよりもクラブの規模が大きいクラブなどと比べても、ある程度割り切ってきてくれる選手が多いのかなと思います。

もちろん、吉岡選手のように自分の故郷に似ているからこれくらいのほうが住みやすいという声もあるので一概には言えませんが。

 

そして、このようなクラブの立地問題をクリアしてもやはり付いてくるのはお金です。選手も他クラブもビジネスですから、タダというわけではありません。

このような他クラブの選手の獲得を狙う場合には下記のような規約があります。

① 他のクラブとの契約
他のクラブに在籍するプロ選手との間でプロ選手としての契約を締結しようと意図しているクラブは、当該プロ選手との交渉に入る前に書面により当該プロ選手がその時点で在籍するクラブに通知しなければならない(「他クラブ在籍プロ選手との契約交渉開始に関する通知」(書式I)により通知。写しを所属リーグに提出)。当該プロ選手は、当該プロ選手のその時点のクラブとの契約期間が満了したか、又は期間満了前6ヶ月間に限り、他のクラブと契約を締結することができるものとする。かかる規定に違反したクラブ又は選手に対しては、以下の懲罰が科されることがある。
(1)違反当事者がクラブの場合:最大2つの登録ウインドー期間について、新たな選手の追加登録
の禁止
(2)違反当事者が選手の場合:最大6ヶ月の出場停止処分

とあり、まず在籍クラブへの通知が必要であり、獲得のためには契約が満了しているか、または満了6ヶ月前であることが明記されております。そして破った際の罰則も書かれています。

 

そしてこの契約期間が満了する前に移籍する場合は下記の通りになります。

3-2 移籍補償金
① プロ選手がプロ選手として契約の期間満了前に移籍する場合、移籍元クラブは移籍先クラブに移籍補償金を請求することができる。
② 移籍補償金の金額は、移籍元クラブと移籍先クラブの合意によって決定する。
③ 上記②の合意がなく契約の期間満了前に移籍が行われた場合、違反当事者には以下の通りスポーツ上の制裁が科されることがある。
(1) 違反当事者がクラブの場合:最大2つの登録ウインドー期間について、新たな選手の追加登録の禁止。
(2) 違反当事者が選手の場合:最大6か月の出場停止処分

よく「移籍金」という言葉で使われるものです。正式名称は「移籍補償金」。②にあるように金額はクラブ間合意で最終の金額がきまります。

選手の移籍の際に移籍金はとったか?というのが国内外の移籍で言われていますが、元神戸のコーチであったモラス雅輝さんがおっしゃっているように移籍のほとんどが契約切れの『0円移籍』のようです。

われらがレノファもそこまでお金をかけられるか?といえば、町田のようになかなか大盤振る舞いで選手を取ってくることができる財政ではありません。そのクラブにはそのクラブの規模、それに見合う補強の仕方があります。

例えば上記で挙げた、相田選手や板倉選手のような例。あくまで憶測ではありますがJ3というカテゴリー上あまり複数年契約を結ぶ例が多くないということを聞いたことがあります。そのため、彼らはちょうど契約が切れていたところをレノファが『0円移籍』で獲得できた可能性があります。

また、五十嵐選手、平瀬選手のような期限付き移籍も選手をそろえる方法のひとつです。

4.国内の期限付移籍

4-1 期限付移籍の手続き
期限付移籍契約書の締結
期限付移籍を行う場合、移籍元クラブ、移籍先クラブ、選手の三者は、本協会所定の「期限付移籍契約書」によって契約を締結する。
② 移籍先クラブと選手との選手契約の締結
(1) 移籍先クラブと選手は、移籍元クラブと選手が締結している選手契約(以下「原契約」という)の期間内で、新たな選手契約(以下「移籍先クラブ選手契約」という)を締結する。
(2) 移籍先クラブ選手契約の種類は、原契約と同じ種類とする。
(3) 移籍先クラブ選手契約の基本報酬は、原則として原契約と同条件とする。
(4) 期限付移籍の最短期間は、本協会基本規程に定める2つの登録ウインドー間の期間とする。

と規則にも項目としてあります。なかなか出番のない他クラブの選手をいわゆる『レンタル』するわけです。

ただ、取り決め次第ではありますが無料ではありません。

4-2 期限付移籍に関する補償金(期限付移籍補償金)
期限付移籍補償金
選手の期限付移籍に関しては、移籍元クラブは、移籍先クラブに対し補償金(以下「期限付移籍補償金」という)を請求することができる。期限付移籍補償金の金額は、移籍先クラブと移籍元クラブの合意によって決定される。

とあるように、クラブ同士で取り決めれば『期限付移籍補償金』が発生します。これについては武者修行させてもらっているからタダでいいよ~みたいな感じで、五十嵐選手らをお借りできていることを祈るばかり。多少は払っているのかな。

反対に去年横浜FCに橋本選手を貸したときはたくさん期限付移籍補償金が発生していたといいな~と現金なことを考えるばかりです。

 

また、そのほかにもトレーニング補償金というものがあります。

長くなるので割愛しますが、『プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則』の項目7にこのトレーニング補償金について書かれており、23歳以下の選手が移籍をした際に、移籍補償金とは別にこの補償金をクラブに支払う必要があります。(※若月選手がこれに該当する可能性あり。ただ、移籍補償金がない可能性もありそう)

 

 

・新卒選手

次はアマチュアからプロへの場合です。新卒選手ですね。

③ アマチュア選手がプロ選手として移籍する場合
マチュア選手がプロ選手として移籍先クラブへ移籍したい旨を申し出た場合、移籍元クラブは、当該移籍について異議を申し立てることができない。ただし、移籍元クラブは、本規則に定められた「トレーニング補償金(アマチュアからプロ)」を請求することができる。

とあります。選手が望めば移籍を止められない、というのも明記されています。そしてその分トレーニング補償金(アマチュアからプロ)を請求できるとあります。

これはしっかり金額がこの規則の項目6で定められています。12歳から22歳にアマチュアとして所属していたチームに在籍年数に応じて払う金額が書かれています。ざっくり書くと大卒選手の場合はこの補償金は130万円、高卒選手は80万円ほどかかると明記されてます。

また区分が難しいのですが、今井選手もアマチュアからプロの区分になるかと思います。レノファの1/31のyoutubeにアップされたインタビューにて「プロサッカー選手としてのキャリアを山口で始められることを本当にうれしく思います」と言っていたので、この区分変更があったかなと推測しています。(※JFLにもプロ契約の方はいらっしゃるようです)

ただ、当該移籍(アマチュアからプロへの区分変更)が選手の25歳の年度の終了日までに、と明記されています。そして今井選手は26歳。この区分の移籍であったとしても保証金はなかったものと思われます。

 

 

とまあ、このように選手を獲得するのも色々なお金が発生します。と終わりたいところですが、実はこのほかにもお金が発生します。それが『支度金』。

住居費や家具や自動車などの該当項目に対してクラブが支給する上限の金額があります。既婚者(同居扶養家族あり。お子さんもいる)とかですと最大500万が発生するようですが、これは上限なので必ずしも上限が払われるわけではないようです。これも規則の項目8のところに明記されています。

ということで、ようやく終わりです。

 

書いてきました通り、選手を獲得するのにも規則でしっかりとお金の話や契約形態が定められています。

これらの項目をクリアしてはじめてシーズンを迎えられるわけです。レノファに来てくれた選手に対しては「よくぞ来てくれました!」という思いは当然ありますが、今回いろいろ規則やそれに関わることを調べて、聞いて、書いてくると「よくぞしっかりそろえていただきました!」と強化部さんにも感謝の気持ちがとても湧いてきました。仕事ですから、と言われればそれまでですが、このようにお金のやりくりなどをしつつ『編成する』というのはとても難しいものだなと感じます。

今年の移籍イマイチだったよね?なんて言われることもあるかもですが、これだけいろいろ要因があればそんな年も出てくるわな、というのもこれを書いている今の自分の率直な意見です。

 

さて、『編成(&だいぶ移籍のこと)』について長々と書いてきましたが、このようなプロセスを経て(まだまだほかにもたくさんあるでしょうが)集まってくれた監督・選手。そりゃ全員が同じ年は2度とないというのも当然です。

ただ、1年1年メンバーは変われど山口に来てくれる選手たちにクラブスタッフ。それを後押しするスポンサー・サポーターが一丸となって戦っていくというのは、当たり前のようで当たり前ではないことに思えます。クラブが好きなサポーターも入れば、個サポのような選手メインで応援するサポーターもいます。それはその時にいる選手だったり、チームの順位などにも関わってくるでしょう。

だからこそ、先月末の開幕前のパレードなどもそうですが、町全体が一体となって盛り上がっていく、おらが村の選手たちがんばれ、そんな言葉を彼らにかけ、彼らが躍動する。そしてその姿を見てまた僕らも活気づく。町も活気づいていく。

チームを編成をするというのは、そういう夢のようなものを紡ぐ大きな第一歩目なんだと感じました。

2024年いよいよ始まります。笑って終われるように、後押しをしていきましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(文中敬称略)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、またここまでスクロールして気づかれた方向けに最後にこの項目を。

・退団する選手

シーズン終了後クラブが面談の席を設けることを書きました。そこで更新を打診される人もいれば、更新されない選手もいます。また、契約内容で合意できない場合もあるでしょう。昨年末で言えば、高木大輔選手、神垣選手などです。

彼らについても少し触れていきます。

 

シーズン終了後5日間までに席を設けて、契約を更新するのか否かを通知する、と規則にはありますが、やはりそれまでに下交渉というものを行ってはいるのでしょう。

昨年末の例で言うと高木選手が最終戦の前の11月10日に契約更新されない旨が発表されています。このあたりはすべてシーズン終わりに!と杓子定規で行っているわけではなく選手やクラブの配慮もあるのでしょう。しっかりとさよならを言いたいという思いであったり、反対に遅くまで契約満了が発表されない選手は『ギリギリまで次が決まるまで発表したくない』というのもあるでしょう。神垣選手のようにトライアウトに出る選手は発表をしないといけないですし。

このように契約が更新されない場合はやはり規則で移籍リストへの登録がクラブに義務付けられています。JFAの移籍リストには2/8現在も高木、皆川、国本の名前があります。高木は一度消えたんですがまた載ってます。水戸と琉球の試合にでていたようなので決まるといいですね。皆川と国本にも早く移籍先がきまることを願いたいです。

話を戻すとこの移籍リストに必ず乗せる通知をJFAにクラブをしないといけません。ですので、吉満や神垣も載っていましたし、引退をした大槻も載っていました。いわばここに載っている選手はフリーの選手。上位カテゴリーに今の時点で引き抜かれることはあまりないかと思いますが、JFLなど4部相当以下のチームでの獲得ができるようです。その際はプロからアマチュア契約という形になる選手もいるでしょう。

 

契約満了というのはサッカー界においてはよくある話です。選手のみならず監督やコーチも契約満了を迎えます。一般の会社と違い、競技の現場に身を置いている彼らは一寸先も自分の足次第ではないですが、必死に一年一年契約を勝ち取るんだろうなと感心をしてしまう一方で、厳しい世界だなと遠目で見るような感情も若干あるのも事実です。

 

Jリーグユニフォーム要項をちょろっと読んでみた。

以前A契約やC契約についてのブログを書いたところ、

知らなかった! 勉強になった!など色々ありがたい反応をいただけまして、今回も似たようなテーストの記事です。

最近色々規約を読むことがありまして、今回もそこで得た知識を文字におこすことで記憶するという意味合いも含めて、簡単ではありますが下記のようにまとめてみました。

気になった方はよろしければ。

 

 

2024シーズンユニフォームパートナー決定について | レノファ山口FC

レノファの2024年のユニフォームパートナーが発表されました。そういや広告関連ってどんな感じに決められているのかな?と調べようと思ったのが、今回の記事のきっかけでした。

調べはじめてまずわかったのが、当たり前ではあると思いますが、ユニフォームについてもJリーグユニフォーム要項があり、そして別途サッカー協会のほうでも規程があるということ。※リンク先参照

両規程ともに似たようなことを定めているが、今回はJリーグのユニフォーム要項について書いていきます。

この要項にはユニフォームの色についてや広告表示の大きさなどについて明文化されています。例えば

第3条〔ユニフォームの色彩〕
ユニフォームの色彩は以下の要件を満たすものでなければならない。
① ユニフォームの前面と背面の主たる色彩が同じであること
② 審判員が着用するシャツと明確に判別し得る色彩であること
③ アンダーシャツは、シャツの各袖の主たる色と同じ色で1色とすること。またはシャ
ツの各袖とまったく同じ色の柄にすること
④ アンダーショーツまたはタイツを着用する場合は、その色はショーツの主たる色また
ショーツの裾の部分と同じ色であること
⑤ それぞれのゴールキーパーのユニフォームは、他のフィールドプレーヤーおよび審判
員と区別し得る色彩であること

 

第6条〔選手番号・チーム名・チームエンブレム〕にて、ユニフォームへのこれら3つの掲出について、シャツやショーツに対して場所・サイズが定められている。※詳しきはリンク先のP6を参照

 

背番号には数年前に始まったJリーグの指定するフォントを使わないといけないことであったり、

そのほか背番号0は使っちゃダメ。1はGKの番号であり、で2~11はフィールドプレイヤー。12~99はポジション無関係ということも明記されている。

ゴールキーパーがフィールドプレイヤーとして出場する際は、フィールドプレイヤー用のユニフォームを着なければならない(番号は彼らのもの)。反対にフィールドプレイヤーがゴールキーパーとして出場する場合は、選手番号がないゴールキーパーユニフォームを着用しなければならない。ともある。

 

確かに、コロナ禍でベンチ入りメンバーがままならない状況の際に、確かにゴールキーパーがフィールドプレイヤーのユニフォームを着てアップやベンチ入りをしていたし(浦和対川崎)、
確かに交代枠がなくなりゴールキーパーが退場した時は、背番号が入っていないものを着ていた気がする。

特に後者の方はちゃんとこうやって規約があるんだなと個人的には勉強になった。

 

また第8条2項には

(2) J1リーグ年間優勝チームは、優勝の翌シーズンの間は、前項の指定するマークに代え
て、Jリーグ指定の「J1リーグチャンピオンマーク」をつけなければならない。 

と、チャンピオンマークを付けるのはチャンピオンチームの通例のような形ではなく、ユニフォーム要項で必須事項にしているのね。と感心したものである。

 

また、9条にはメーカー名の表示のしかた、11条では表示が規定されており、12条はその他ユニフォームに表示できるものとして、

① ホームタウン名またはホームタウンが属する都道府県名 

② チームシンボル

③ 優勝回数に相当する個数の星印 

④ 試合に関連する以下の情報
イ. 開催日
ロ. 対戦カード
ハ. スタジアム名
二. その他Jリーグの事前承認を得た事項

⑤ 前年度天皇杯優勝チームが天皇杯出場時に表示を義務付けられる、天皇杯優勝チーム
マーク

 

④は確かに去年の川崎対バイエルンミュンヘンの記念ユニフォームには両国の国旗やクラブ名が表示されていた。

また、⑤の天皇杯についてもJリーグ同様にチャンピオンは表示が義務付けられるようだ。ちなみに今年の川崎のユニフォームを購入する際に、この天皇杯チャンピオンのワッペンは購入者のオプションになっている。お値段は3300円。

 

続けて13条には記念ユニフォームについて。おそらくレノファも最近出すようになった夏ユニはこの項目に属するものと思われる。

第 13 条〔記念ユニフォーム〕
Jクラブは、「ユニフォーム使用計画」とは異なるユニフォームの着用申請によりJリ
ーグに申請し、その承認を得た場合、「ユニフォーム使用計画」に定めるユニフォームとは異なる記念ユニフォームを使用することができる。ただし、当該記念ユニフォームは本要項に従ったものに限る。 

 

そして、自分が興味をもったきっかけである広告についてである。

第10条にこの広告について定められている。いくつか割愛するが、10条第2項において、

前項に基づく広告は、第4項の定めに従い、シャツに6か所まで、ショーツ前後面に1
か所ずつ表示することができる。ただし、1か所につき1社に限るものとする。

なお、1st ユニフォーム、2nd ユニフォーム、3rd ユニフォーム、記念ユニフォーム、大会別ユニフォーム等のユニフォームの種類毎に、異なる広告を表示することができる。

と書かれており、やろうと思えばユニフォームごとに色々な会社様の広告を出せるようだ。
確か浦和レッズACL用のユニフォームの胸スポンサーにリーグとは違い、DHLを掲載しており、大会に親和性がある会社さんを選んでいたように思う。

 

それで、である

広告が表記出る部分については4項にあり、
① シャツ前面: 選手番号の上部又は下部に300㎠以下
② シャツ前面鎖骨(右): 50㎠以下
③ シャツ前面鎖骨(左): 50㎠以下
④ シャツ背面: 選手番号の上部又は下部に200㎠以下
⑤ シャツ背面裾: 裾に150㎠以下(選手番号最下部からシャツ裾までの長さを二等分し、その下部に150cm2以下)
⑥ シャツ左袖: 50㎠以下
ショーツ前面左: 80㎠以下
ショーツ背面: 左右いずれかに80㎠以下

多少端折ったが、上記のような具合である。場所の指定がある他やはりサイズの指定もある。もちろん第2項にて1カ所1社と規定されているので、A社様とB社様で胸スポンサーを折半ということももちろんできないし、A社さんには長い間お世話になっているので去年よりももっと大きくユニフォームに表記しましょう!ということももちろんできない。

 

では、2024年度レノファのユニフォームパートナー様をどのようになっているかというと、

① シャツ前面: ユーピーアール株式会社様
② シャツ前面鎖骨(右): 不二輸送機工業株式会社様
③ シャツ前面鎖骨(左): 株式会社山口銀行様
④ シャツ背面:山口マツダ株式会社様
⑤ シャツ背面裾: UBE株式会社様
⑥ シャツ左袖: インバースネット株式会社様
ショーツ前面左: マックスバリュ西日本株式会社様
ショーツ背面: なし

となりました。(パートナー企業の皆さんありがとうございます!)

 

自分が応援しているレノファ山口川崎フロンターレともにショーツの背面右端の広告がこの何年もなかったような覚えがあるので、勝手にこの部分には広告がないと思っていました。
しかし、ちゃんと他のチームを調べてみたら、鳥取さん柏さんなどはこの部位が入っており、「ここもOKなのね」と認識を改めた次第。

ちゃんと調べればフロンターレはこんなお知らせも出しておりました。

そういえばやってな、と。色々youtubeにもそういや出ていたしこのあたりは完全にスポンサーの集め方などはこのクラブらしいなと思う。ただ、ショーツ背面は今年もなし。なんかあるのだろうか(笑)

 

と3000字くらいになってしまいましたが、ユニフォーム要項を読んだだけでも色々発見があったので記してみました。特に知らなければならない事項とかではないですが、知っておくと色々面白いなと思いました。

特にGK⇒FP、FP⇒GKへの出場についてこういうように定められていたのか、というのは書いた通り勉強になったし、知識としてひけらかすこともできないが、色々事情をより汲めるようになったのは読んでよかったなと思いました。

 

もう一つ、こういうようなあまりレノファに関わるというか、あまり知らなかったサッカーの規定みたいなものを書こうかなと思っているので、シリーズ第3段にご興味がある方はまた読んでいただけると幸いでございます。

 

 

余談ではありますが、Jリーグの要項とJFAの規定がある話は冒頭にしました。

ずっとJリーグの要項はないと勘違いをしており、先に見つけていたJFAの規定を読みながらこのブログを書いておりました。

そして、読み進めていくうちに・・・

 

第10条 〔適用除外〕
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、日本フットボールリーグ(JFL)、日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)、日本女子サッカーリーグなでしこリーグ)、および日本フットサルリーグ(Fリーグ)のユニフォームについては、本規程を適用しない。

といきなり出てきて、「はい??適用除外??Jリーグ適用除外?!」となって、慌ててJリーグのユニフォーム要項を探し、一部ではあるが、大幅に記事の修正をしないといけなくなったことは最後まで読んでいただいた人へ共有したい思います。ほんと焦った(笑)

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

(※文中敬称略)

練習動画を見ての感想。以後不定期更新予定

www.youtube.com

早くも練習模様が#2になりました。(これ書いているのが1/17なので実は#3が昨日上がっています。ほんとに早い!)

てことで、いくつかまた気づいたものを書いていきます。

タイトルにある通りこれは動画が上がるたびに不定期でこの記事を更新していきますので、興味ある方は時々覗きに来られていただけると幸いです。

更新しましたのXの投稿を多分するかなと思います。

 

てことで、#2 から

シャトルラン。吉岡・田中よりも先頭になって走っているのは末永君かな?水口君?若手頑張れ。

3:20の謙介と話しているのは誰だろう。山本君と若月君かな。やっぱり謙介はこういう時に頼りになるベテラン選手なんだろうな。色々意図を嚙み砕けるんだろう。結構トレーニングでも彼の声が聞こえますね。

5:50 若月君の人の良さが垣間見える。

 

周南公立大学とのトレーニングマッチのミーティングのシーン。

6:05 プロジェクターに投影されていたもの。

 

目的

ゲーム(勘をとり戻す) かな? 

※9:00の河野、10:40志垣監督のコメントで試合勘についてのコメントがあったので。

注意

球離(れを意識する) とかこんな感じですかね。

 

何度か挙げているように、FC大阪は手数をあまりかけず攻撃をしていたので、球離れのところを挙げていたのかもしれません。

その後のピッチでの志垣監督のコメントが「とにかくゲームを楽しんで(?)」といった具合だったので、目的のところは「ゲームを楽しむ」とかそういう根本のこともおしゃっていたかもですね。

全員しゃべってね!といった前貴之の声掛けなど、やはり佐藤謙介とともにそういう役割ですね。

試合のところはちょっと髪の毛以外判別できないのでコメントはあまりできないので割愛。ただ、2本目のチャンスのところ。タテパスを落としてアーリークロスでヘディングなどは去年あまり見れなかった形ですね。去年は落としたところで結構ボールをこねることが多かったので。相手が中にそろってないならすぐにエリア内でFWに勝負させるってのは多くなるかもですね。

 

で、#3

50秒のボールを使った腕立て。苦戦している山本を横目に、水口君かな安定してますね。そして今日も鳴り響く謙介の声掛け。

「同じレーンを共有しない!」「最後通すところ大事だよ!!通すところ!」 #1の「そんな横パス通用しないよ!」に続き、ボールホルダーに対しての2人目、3人目の意識は例年よりも言われているかもしれないですね。

2:00くらいからの練習でも、おそらく5レーンの大外レーンを3つに区切ってるのかな、そのなかで真ん中のレーン⇒中央寄りのレーン⇒大外のレーン⇒真ん中のレーンでレイオフ(楔に入れて落とす)して中央寄りのレーンの選手が真ん中に入ってそのまま大外を走らせる。

といった感じでポールを置いてレーンを意識して、ワンタッチのみかな、そんな練習してますね。

そのあとの3-3のボールゲームもボムヨン、謙介、山本?で同じような形。五十嵐君とジュニもそんな具合でのプレーもしてますし、こういうのが増えそう。

レノファがやられたシーンで言うと、アウェイ大宮で結構やられてましたね。アンジェロッティにボールを入れられて、そのボールをボランチなどに落とされてそこから展開されてしまったようなやつです。

『手数をかけず』ちょっと気にしてみてもよさそうですね。

そしてこの前の編成部会のスペースを聞いて、ちょっと気になった言葉が『活動量』いくつか投稿も見かけました。

なんだろう?とおもって色々考えて、答えは出なかったのですが、ちょっと別のデータを。

なんクロ#2で新加入選手の年齢について触れましたが、やはり新体制発表会でも年齢について葛西さんが触れられていました。

そして活動量≒出場時間ともかんがえられないかなと思い、新加入選手の前年の出場時間数を調べました。

 

2023シーズン新加入選手

  加入時年齢 2022年出場時間(分)
沼田 32 1686
松本 24 1524
矢島 29 2650
松橋 21 966
小林 28 682
皆川 31 1318
五十嵐 19 0
新加入平均年齢 26.29 1260.9

 

2024シーズン新加入選手

  新加入時年齢 2023出場時間(分)
田口 27 1800
板倉 25 2970
相田 25 3021
山本 24 607
加藤 29 2897
新保 21 3158
若月 21 143
新加入平均年齢 24.6 2085.1

 

前所属のカテゴリーが違うのがあるので、一概に良い悪いは言えませんが、想像以上に大きな差が。

もちろんJ3からの加入となればJ3で目立たなければならないので、出場時間が長いのは当たり前なのですが、J2で出場機会が少なかった実力者よりもJ3で勢いのあった猛者、というようにわかりやすく舵が切られたようにも考えられますね。

 

ということでひとまず今日はここまで。また次のレノファ動画の更新の時にでも。

初練習の映像からの感想

まず、末永くんの一声で今年は開始。こういうのは新卒や若手がやるので、しっかりやり切ってましたね。

志垣さんからサポーターの距離の修正が入るところなど、志垣さんの選手との距離感がわかる一面だったかなと。

 

そして、アップのランニングのところ。

フィジカルコーチに続いて前列が野寄、池上、高橋の大体大トリオに佐藤、吉岡、平瀬がフロントライン。その後ろを梅木、河野、田口、ヒョンチャンあたりがいた感じですかね。

個人的にはこのあたりは割と選手のパーソナリティが出るところで好きです。平瀬・高橋、野寄がここにいてくれるのは個人的にとても好感触。

そして、人一倍防寒しているのがヘナン。ジュニさんはまだ来日してないのかな。

 

二人組みを組んでいるときに田口と組んでいるのが沼田。琉球繋がりですね。

山本は梅木?高校時代にたくさん対戦してそうですね。新保は五十嵐くんかな?河野含めて年下組でまた盛り上がってくれるといいですね。

池上は板倉? 末永は山瀬??ちょっとまだ自分の新加入の認識が怪しい。

 

鳥かごのときの田邉のトラップやパスの質は高そう。この人うまいなって思う。小山さんのnote通りな気がする。

 

6:26の相田は多分こういうプレーがやはり彼は得意なんだろうなと思う。

パスを予測してカットし、そこから空くだろうなというところにしっかりまた顔を出している。

 

個人的には、ちょっとの映像だが、気に入ったのは田邉、相田かな〜。特に田邉くんは中央大で憲ちゃんの指導を受けているし気になるな。

新体制発表会2024

いや〜びっくりしましたね。

単に和気藹々という雰囲気で進めるのではなく、新しく今期を迎えるにあたって今シーズンのレノファはこうなんです!という雰囲気があったように思います。サポーターは入れずにメディアだけというのもこういうところがあったのでしょうか。

昨季の数字関連の見直しから入り、得失点のパターンで3ポイントを重要項目をあげる。

その上で数字目標や強化方針を説明するという、とても普通なんですがレノファとしては珍しいというか初めて?の試みであったかなと思いました。

また、チームの売上であったり地理的に置かれている状況。これは色々年末のスペースなどでも話していましたが、これは『主にtwitterで活動されている』と質疑をされた方が去年から発信をされていたことが、可視化されたように思えます。

現に僕は去年1年で色々小山さん以外にもインプットをさせていただき、この点は自分なりにより考えていくようにした点でした。

下記は自分で覚えておくように、新体制発表会の書き起こしです、抜けているところもあると思いますが、ある程度は書けたのかなと。

明日の新聞よりは内容は保証しませんが、量はカバーしているかなと思います。笑

 

また、ブログについては練習模様や去年のように練習を見て思ったことなどを書いていこうと思います。

ひとまず今日はここまで。

 

 

2024年新体制発表会は3部制

1部:2023年シーズンの振り返りや強化方針について

2部:新コーチングスタッフ

3部:新選手

 

2023年シーズンは10勝14分18敗 勝ち点44 順位20位 平均入場者数は4407人(昨年3661人)

まず渡部社長より昨季の1位町田、6位千葉、10位岡山を基準に各ポイントを比較。

・得点パターン

・失点パターン

 

渡部社長が使われていた資料はこのFootball labさんからの引用です。リンク先はレノファに飛ばしてます。

 

・得点パターン

①セットプレーは合計12点

町田:20点 千葉19点 岡山:14点

10位の岡山とはあまり差がなく、チームの強みとして捉えている。もっと伸ばしていきたいと考えている。

②クロスは合計7点

町田12点 千葉12点 岡山:10点

このクロスにおいてもセットプレー同様に2点、3点上乗せができれば順位、勝ち点が上がっていくと考えている。

すくなからずここも強みと捉えており、伸ばしていきたい。

ショートカウンターは4点

町田20点 千葉15点 岡山11点

ここは大きく差を広げられてしまった点であった。高い位置でボールを奪って早く攻撃をしていくというのは念頭においていたが、成果に繋がれなかった。

こういうところはよりよい守備から攻撃で点を取れるチームにしていきたい。

 

この3ポイントを絞ったのは上位陣はここのポイントが高い。そのためより改善していきたいと考えている。

 

失点パターン

①セットプレー 合計23失点

町田10点 千葉14点 岡山16点

ここも改善ポイント。被セットプレーが多いということは押し込まれてしまっているということ。

②クロス 合計16失点

町田10点 千葉7点 岡山7点

ここも大きく差がある。クロスをあげさせない、よい立ち位置を取るなど改善しクラブとして減らしたい。

ショートカウンター・自分たちのミスから 18失点

自分たちのミスからは9失点あった。自陣でボールを奪われることは如何に危険なことであるかを認識し、より前でボールを保持したり早い攻撃ができるサッカーができるかを考えている。

 

この3点を改善することで勝ち点を改善できると考えている。

10位岡山は自分たちの指標として良いものと思っている。そのうえで目標

勝ち点55

失点45

をめざす。得点は特に掲げていないがまずは去年よりも良い数字を。得失点差もプラマイゼロやプラス1などをめざす。ただ、まずは失点をしない、守備の構築が最重要と考えている。

 

葛西部長より強化方針について

保持をして相手陣でプレーすることを選んでいた。ただ、保持にこだわりすぎているところがあったと考えている。

①能動的なアクション

志垣監督も使われていた言葉。「能動的≒前向きな行動」と捉えられがちだが、意識の問題である。状況判断で「止まる」を選ぶことも能動的なアクション

 

②組織的な守備

どのポジションに立つべきなのか、などを整理したい。まずは個人ベースから。それが集まればチームとして形となる。

 

③素早い攻撃

相手の陣形が整う前に。それは高い位置ではなく低い位置からでも。

前に蹴りたい、ではなく、相手の困ることをやりたい。

 

新加入選手は活動量を確保できるメンバーを選んだ。20代が中心となった。特徴を持った選手を揃えられたと思っている。

 

クラブの経営について

2023年売上高:1137百万円(見込み) スポンサー、チケット収入などが伸びた。

TOP10指標

・J1昇格への指標20億円

・売上順位はJ2中14位

・人件費強化

 

集客についてコロナ前から

 

山形、交付、岡山、熊本、徳島をベンチマークしている。各ベンチマークのクラブは1万人を超える試合がある。

 

1万人プロジェクト

①団体アプローチ(企業、自治体、学校など)

②招待、優待

③スタジアム来場者配布

④露出(メディア連携、街頭)

⑤ゲスト来場、イベント開催

⑥季節、対戦カード

体験mコミュニケーション、地域連携  

 

24年チーム再構築  売上高13億円 平均入場者数5500人

26年クラブ創立20周年 TOP6 売上高18億円 平均入場者数8000人

 

ホームタウン

全19市町を「Jリーグで地方創生・まちづくり包括連携協定」を締結している。

オール山口で「地方創生、まちづくり」の観点で、各市と連携して、山口を盛り上げていきたい。

 

2024年のスローガン

総力

想 成功したいのであればまず強い気持ちで想うことである 

爽 スポーツマンである以上フェアであり、子供やみんなに愛される存在であること

走 インテンシティをあげるためにはまず走る、

クラブのフロント、スタッフ、スポンサー、サポーターの総力

クラブとしても走り続けていかなければならない。クラブ全体の話でもある。

志垣さんの考えとクラブで一致したポイントがスローガンとなった。

 

第2部

志垣監督

スローガンにあった通り、みなさんと総力戦で戦っていきたい

 

中山コーチ

チームの目標に向かって、自分の役割を果たしていきたい

 

山田GKコーチ

しっかりとクラブが掲げる総力というスローガンのもと、自分の想い、山口県の思いというものを背負った中で2024シーズンをしっかりと戦っていきたい。

 

松本フィジカルコーチ

1つでも勝利を届けられるように一丸となって戦っていきたい

 

安部テクニカルコーチ

今シーズン多くの勝利を届けられるようサポートしていきたい

 

Q 初めてのJ2のクラブを率いる気持ちは?

新年を迎えてスタッフ選手が揃った段階でサッカーをできる喜びを噛み締めながら結果にこだわって戦っていきたい

 

Q 守備などに強化のポイントを置いた

特徴のある選手に集まってもらった。温故知新という言葉がある通り、より良いものを築けるメンバーが揃った。

 

Q 勝ち点55 45失点どのように捉えている?

自分も賛同している。しっかり勝ち点3を取っていく。残留を早い段階で決める。そしてそこからより高い位置を目指して戦いたい。

 

Q 67失点だったがどの点を変えていきたいか

45失点は平均1以上。失点しなければ負けない。ハードワークする。全員守備、全員攻撃、そういう姿勢を全員で表現したい。可能な数字だと思っている。

 

Q横浜FC戦への印象は。

昨季J1で戦っていた強豪。7週間というプレシーズンは貴重。自分たちの現在地を知る相手としては良いと思っている

その上で2節にホーム維新に帰ってこれる。

 

Qサポーターへ

クラブの意気込みが感じられるオフシーズンで合ったと想う。

感動を皆さんと共有していきたい。クラブや現場だけではできないので、地域の方、メディアなどと作り上げていきたい。

 

Q 中山コーチ、昨季色々経験されたがどういう思いで今期を迎えたか?

悔しかった。ただ、J2でまた戦えるということはすばらしいこと。スローガンにある「総力」で戦っていける。やる気に満ちあふれている。

 

Q 山田コーチ 志垣監督と戦っていく思いは?

共感するところがあった監督。半年だったが成長させてもらった。J2で戦っていくそれに携わっていくことに幸せに感じている。全力で支えていく。自分も成長して、支え合う関係を作っていきたい、

 

率直にサッカーが好きで真摯にサッカーに向かっていらっしゃる人

 

Q 安部コーチ 今季に向けて

昨季結果が出なかったが、しっかりサポートすることが自分の仕事。

 

Q 松本コーチ 様々な場所でコーチを務められていたが、山口への思いなどを聞かせてほしい

2回下関でも試合をしたことがある。温かい印象。開幕だけをフォーカスしているわけではなく、年間通して走り切れることを考えている。なかなか難しい時期もあるかもしれないが、良い方法良い雰囲気を作れるよう取り組んでいきたい。

 

Q 志垣監督 昨年はTOP6だった。今季は昇格ではなく勝ち点55を目指すのか?

あくまで55を目指すのである。いち早くそこに到達しより高みを目指すということ。55は基準。

 

Q クラブは3年であったが監督はどうなのか?

クラブが発展していくために立てた目標。中長期的に見ながら眼の前のものを目指していきたい。

 

Q ヘッドコーチという枠を付けた理由は?

鳥取で仕事をしていた方。コーチ陣を取りまとめてもらうという意味でも、ストレートで選手・クラブのために意見を言ってくれる人。

一緒にチームを作り上げていくところで

 

Q 中山コーチ 長くレノファに携わられている。ボール保持にこだわらないとあったがどう感じているが。

クラブがしっかり分析されていること。サッカーは色々な側面がある。しっかり準備する。

 

Q 志垣監督 明日からの練習。7週間をどういったものを落とし込みたいか。

大事な7週間。しっかり戦っていくフィジカルを立ち上げからやっていく。ただ、サッカーは頭でやるものと思っている。頭を鍛えたい。

ディテールにこだわりたい。大枠づくりからどうやって攻撃していくのか、どうやってボールを奪うのか、守るのか。共通認識をもってディテールをつめていきたい。

40回くらいの練習になると思うがしっかり取り組んでいきたい。

 

新チームはどのように作っていくか?

昨年まで在籍していた選手、新加入選手、素晴らしい選手が集まってくれた。彼らを鍛えて素晴らしいチームにしたい。

 

加藤潤也(MF)

今年1年チームの目標を達成できるように頑張っていきたい。

 

田口潤人(GK)

失点数を減らしてチームに貢献したい

 

板倉滉(DF)

チームの勝利に1つでも貢献して、チームの順位を1つでも上にあげられるようカンバっていきたい

 

相田勇樹(MF)

自分の持てる力を最大限発揮してたくさんの勝利に貢献できるようがんばります

 

山本駿亮(FW)

地元のクラブに移籍してこれてとても嬉しく思っています。点を取ってチームに貢献できるよう頑張っていきます。

 

田邉光平(MF)

自分のゴールやアシストでチームの多くの勝利に貢献できるように頑張っていきます。

 

水口飛呂(MF)

去年は苦しい思いをした。自分の出た試合で1勝もできなかった。今年は持っている力を存分に発揮し、チームの勝利に貢献したい。

 

若月大和(FW)

じぶんの武器は前への推進力。背後を取ること。そこから1点でも多く取ってチームに貢献したい。

 

新保海鈴(DF)

応援よろしくお願いします

 

末永透瑛(FW)

山口県出身選手として子供たちに夢を与えられる選手になりたいと思います。

 

Q選手それぞれ 山口入りのきっかけ。

加藤 対戦した際にすごくテクニカルな選手が多い印象があった。そういう選手たちとサッカーをすると楽しいのではないかと思った。上で(上のカテゴリー)サッカーをしたいと思った

田口 琉球がJ2にいたときに対戦した。レノファサポーターを背に守ったときに、当時は仕事ができず悔しかったが、スタジアムで盛り上がる印象が強かった、今度は自分がその声援を受けられると思ってワクワクして移籍を決断した、

板倉 J2という初めてのカテゴリーをレノファに与えてもらった。自分がどこまでやれるかチャレンジしたかった。

相田 素晴らしいクラブ、監督スタッフ、チームメイトとサッカーできるのを楽しみできめた。

山本 鹿児島でJ2に昇格した。地元クラブでプレーできるという機会を逃したくなく決めた。

田邉 オファーしてもらった感謝、プロとしてしっかり全身全霊で戦っていきたいと思った。

水口 レノファがボールを大事にするところ。攻守にハードワークすることが自分にあっていると思った。それで山口を盛り上げたいと思った。

若槻 湘南で試合に出れない時間が続いた。志垣さん、レノファが声をかけてくれた。ここで活躍しようと思った。

新保 1年目はなかなか出せなかった。4年目で帰ってくるチャンスを与えてもらった、ワクワクよりもやってやるぞという気持ちが強い。

末永 ずっと小さい時からこのスタジアムで見ていた場所。ピッチでやってやるぞと持ってここで戦っていくことを選んだ。

 

Q自身のプレーで見てもらいたいところ

加藤 ゴールに直結するプレー。攻守で貢献したい。

田口 シュートを止める。失点を減らすというところに自分の仕事をしっかりしたい

板倉 まずは体を張って守備をしていく。攻撃は好きなので、攻撃参加やチームの攻撃の一歩となるパスを見てもらいたい

相田 攻守においてのハードワーク。特にボールダッシュ。そこから前線へ上がっていく。ゴール前に出ていくところを見てもらいたい。

山本 ゴールに向かうし姿勢。時間を作れるプレー。

田邉 ゴール、アシスト、高い技術と高いサッカーIQあるなかでチームのためにハードワークするところ

水口 常にボールに関わりゲームメイクするところ。インテンシティ高くプレーする

若槻 スピード。相手の背後を取るアクションを何回も繰り返せるところ。

新保 攻撃の部分。

末永 前への推進力。

 

背番号について

加藤 群馬の時から背負っていたので。ラッキー7というのもあって。

田口 以前藤枝にいたときにプロ初めてこの番号で試合に出場した。琉球でもつけていたので 26

板倉 高校生のときにつけていた。 13

相田 家族にかかわる数字。家族のために頑張るという決意のもとに選んだ。 18

山本 19はプロになったときからつけていた番号

田邉 高校のときに37をつけていた

水口 27は特に意味はないが、27は水口といってもらえるよう頑張りたい。

若槻 9はU-17 のときにつけていた番号。それをつけさせてくれるクラブの期待も感じるので、それにむけて頑張る。

新保 あまり意味はないです

末永 初めてレノファに入ったとき8番をつけていた。それをつけたかったが、河野選手が38をつけていたので、それを選んだ。

 

Q 山口の印象は?

加藤 地元が福山だったので良く試合に来ていた、これから持って知っていけれたら。

田口 ふぐが美味しいと聞いた。早くふぐを食べたい。

板倉 瓦そばが美味しいと聞いた、早く食べたい。

相田 住みやすそうだという印象。これから色々教えてもらって生活していきたい。

山本 萩市出身なんで、選手に萩市を教えられるよう勉強したい。

田邉 自然豊かな印象。唐戸市場に行きたい

水口 自分も唐戸市場に行きたい。山口県民は熱いというイメージ。

若月 どんなところか分からないが、群馬に似ているところが安心できる。これから知っていきたい。

新保 土井ヶ浜がきれいだった。3年前すきだった。また行きたい。

末永 秋吉台にぜひ行ってほしい。

 

Q 志垣監督、新戦力をどのようにみているか?

それぞれ特徴の持った選手。才能溢れる選手たち。攻守両面にアグレッシブにハードワークできるよう自分もしっかりやっていきたい。

彼らの特徴をもっと出せるように、彼らと歩んでいきたい。

 

Q 編成について。半分J3からの選手レノファがあまり下のカテゴリーからの補強がなかったが、どのような考えがあったか?

クラブがピックアップしている選手もいたが、自分の考えもいれて編成した。カテゴリー問わずチームのスタイルに合った選手を獲得したと思っている。取れなかった選手もいるが、声かけた選手殆どが来てくれた。

J3には将来豊かな選手が数多く在籍している。J1やJ2上位から引き抜くのは難しいのが現状。クラブのためにやってくれる選手に集まってもらったと思っている。

 

Q 山本 加入時よりレノファ愛が溢れていたが。

コメントした通り、エスコートキッズとして入場したことも、ボールボーイ、チケットのもぎりもしたことがあるクラブ。そういうクラブで戦っていけることを楽しみにしている。

 

Q 板倉 相田 志垣監督について教えてください

板倉 人柄は真面目。選手一人ひとりと向きってくれる。対等に向き合ってくれる。この何年も一緒にやっている中で感じている。

個人の力を上げるのもそうだが、組織として守備攻撃をどう戦っていくかを考えられている方。

相田 半年だけだったが、誰とでも多く選手とコミュニケーションを取られる人。選手へのリスペクトを持ちながら接してくれる。非常にチームがまとまる印象。

やるサッカーは監督からあったがハードワーク、アグレッシブに行くところを重要視している印象。

 

Q志垣監督 二人の特徴を。人柄なども。

まずまず良いコメントだったなと。笑

2人を誘った段階で話をしたさいに、誘ったけれどもポジションは確約しない、フラットにポジション争いをしてほしいと。そうすれば彼らの力はクラブのためになるし、ハードワークできる2人であり、頭も使える。彼らが成長していくのに良いクラブだと思っている、

自分のサッカーをいち早く浸透させてもらえるよう期待をしている。30人の選手たちといいチームを作りたい。

板倉は真面目。実直。髪の色は黒く染めてきたなと笑 人当たりもよい素晴らしい人間性

相田もインテンシティについてはJ3でトップクラス。山口蛍佐野海舟のようなチームを支える上で重要な役割を担ってくれると思う、身体能力も高いし、これからもっと面白いところを出していってもらいたい。

 

Q山本選手 重複するがこのクラブへの思いとオファーを貰ったときの思い、

レノファが1つ1つレノファがカテゴリーを上がっているのを見ていた。友達とも話していた。そういう存在になりたい。

オファー時は鹿児島の昇格が決まってなかった。ただ、フラットに考えてはいたが嬉しくて親に報告した。

 

Q皆さんにききたい、目標にしてる監督や選手をおしえてください。(小山会長)

加藤 考えてなかった。笑 好きな選手はグリーズマン

田口 パクイルギュ、高岡、 同じくらいの背丈で、シュートストップ、ボールの配給がトップクラスなので見ることが多い。

志垣 指導者という観点でいうと、フェルホーセン(元名古屋)、名波現代表コーチ。グアルディオラだったりモウリーニョ。切り替えはクロップ。いいとこ取りしてチームに還元したい。

板倉 単純に好きなのはチアゴ・シウバやダンク。

相田 遠藤航 ボールを取れて、前に持っていける。ミドルシュート、縦パスをさせる。参考にさせてもらっている。

山本 神戸の大迫。幅広くいろんなことができるプレーヤーになりたい、岸田のようなレノファを象徴する選手になりたい。

田邉 イニエスタとシャビ

水口 遠藤保仁、すごく簡単そうに難しいプレーをするから。

若月 ロナウジーニョやメッシを見ていた。エムバペのようにスピードのあるドリブルをしてゴールへ行けるような選手になりたい。

新保 長友の守備を参考にしている。

末永 ロナウジーニョが好きな選手。

 

Q個人目標を教えてください

加藤 数字はあまり設定していないが。多くのゴールとアシストで貢献します。

田口 何試合というよりも練習で良い準備をして無失点で抑えて、サポーターの方と感情を爆発させたい。

板倉 全試合スタメン出場を目指したい

相田 同じく全試合スタメン出場。目の前の試合にかつ。

山本 二桁得点を狙いたい。5点以上はとりたい。

田邉 大卒初年度。大事な年になると思っている。まずは開幕スタメンをめざしたい。数字は7ゴール10アシスト。

水口 同じく開幕スタメン。20試合以上の試合出場

若月 数字設定はしていないが二桁ゴール。できる限りとっていきたい。

新保 去年のアシスト数以上をめざしたい。

末永 1試合でも多く出られるようがんばります。

2023年レノファ山口を振り返る

『試行錯誤』『暗中模索』

2023年のレノファ山口を表す言葉としてこれらを挙げたいと思います。

シーズンオフの選手の言葉でも「悔しいシーズン」となったという言葉が並んでいました。J2昇格後は残留争いをすることが多いレノファでは、難しくなかったシーズンのほうが珍しいわけではありますが、ただ、それでも今期は上記の言葉が付いて回ったシーズンであったと思います。

監督交代があったことももちろんですが、レノファがピッチ内で見せるサッカーが基本同じようなことを目指してはいるのですが、その方法が定まらない。また、「え?こっちを続けたほうがよくない?」といったものが個人的にはあったように思いました。

 

そんなシーズンを振り返る間にちょっと時計の針を去年に戻したいと思います。

布石は昨シーズンの最終盤にあったように思います。

昨年のアウェイ栃木戦より3-4-2-1を採用し、何とか軌道修正を図り最後は勝ち点を久々に50まで残せました。ただ、41節アウェイ長崎戦より4-2-3-1へ変わり天敵に長崎に勝利するもジェフには逆転負けをしました。当時いた選手の特性を考えたものではあったと思いますが、長崎には勝ったものの、多少3-4-2-1をかえてまでやるのか?という疑問は個人的には感じました。

 

そして今年再度4-3-3への挑戦をしました。メンバーは昨季から勢いの良い若手(橋本、田中、沼田ら)、中心選手(高井)が移籍をしていき、Jリーグで実績のあるベテラン選手(皆川、矢島、沼田ら)を中心に新加入選手を迎えました。

昨シーズンの反省点として4-3-3を敷いたときにSBであったりWGにボールが入った時点で彼らが孤立しており、相手のプレスの嵌め位置になっていたことがこのフォーメーションがうまく行かなかった一つの要因としてあったように思います。

そこで3−4−2-1にしてある程度後ろからのビルドアップを大雑把に言えばDF3人とボランチ2人のように変えて、WBを高い位置に上げることで、サイド攻撃に厚みを出せなかったものの、攻守においてある程度の安定を産んだように思えました。

しかし、最終盤4-2-3-1に変え、今年の入りにまた4-3-3への挑戦を選びました。

では今年の4-3-3はどうだったか?昨年左サイドに沼田−田中−橋本が開幕当初から高連携をみせ、序盤はチームを牽引しましたが、今年のチームはどこにストロングポイントがあるのか?と問われると、シーズンが終わった今もどこであったか、、、と個人的には答えを出すのが難しいです。多少WGが昨年よりもインサイドで仕事が増えたことくらいで、マンパワーで解決する要素がより増えたようにも思えました。

ただ、序盤でみせた五十嵐太陽のターンであったり、矢島慎也の経験値からくるプレーなどここからどうなっていくのだろうと思えたのも事実ではありました。

 

開幕当初は勝ち点を稼げていましたが、けが人などもあり、先発メンバーがなかなか固定できない試合が続いていきます。3連敗であったり、0−6敗戦のような試練を与えられるような試合、そして勝てない試合が続いたことで名塚政権は群馬戦で終りを迎えました。

以前にも書きましたが、特に名塚さんのみを責める気はあまりなく、コーチングスタッフ全体やひいてはこのチームで今年「トップ6を目指す」とした強化部などクラブ全体の責任であると思います。山本さんと立石さんが他クラブへ移籍。そしてそこにあらたに関さん、安倍さんを迎えましたが、正直昨年に比べてなにかプラスアルファをチームで出せたかというと、上述したように特に何かが変わっているように思えなかった。そして成績もついてこなかった。失速・今季通じての低迷したことは結果論ではありますが自明であったのかもしれません。

 

 

そして、中山暫定政権を経て新たに迎えられたのがエスナイデル監督でした。

名塚さんと共に石原前GMが身を引かれたことで、強化部のみならずGMとして管轄していた場所が他にもあったでしょうから、クラブ内調整や新監督選定が大変だったことは中山暫定政権が長かったことが物語っていたと思います。

 

そのエスナイデル監督は当初は、『玄米』『狂気のハイライン・ハイプレス』と変な盛り上がりをレノファ界隈の外でも(主に千葉方面)ありましたが、蓋を開けてみればハイプレスをしたときにどこでボールを取るのか、という設定をしっかりやるという現実路線。

来日間もない甲府戦はおいておいて、いきなりホーム仙台戦で結果を出しました。ハイプレスをかけて、ヘナン・松本の対人に強いCBを並べてここで相手のロングボールを跳ね返す。最終ラインを高くすることでアンカーを務めた神垣ら中途の距離を縮め、ボールを回収していきます。

ヘナン・松本はショートパスで繋いだところにもファウル覚悟で潰しに行くといった姿勢も見せ、2-0の快勝。得点もボールを奪ったら逆サイドも空いているのを見ておきましょう、というエスナイデル監督の言葉通りの展開から吉岡→沼田→矢島とピッチを大きく使ったファインゴールもありました。

ここから波にのり3勝3分と勝ち点12を積み上げ、この間無失点というレノファらしくない数字を残しました。

 

いつかは止まるこの手の記録は秋田に破れ、千葉にも大敗し、松本が町田への移籍が決まりチームはまた変更を余儀なくされることになりました。

松本がいなくなったことや、新加入選手もあり並びを3−5−2へ変更。大分戦は早速新加入選手のキムボムヨン、ジュニーニョが出場し新たなエスナイデル政権の形になるかと思いましたが、攻撃を求めてツートップにすると結局後ろがうまくいかない、と「あちらを立てればこちらが立たず」といったジレンマ的な試合が続きます。

甲府戦に劇的勝利をしたかと思えば、負けは許されない徳島・水戸の試合を落としヴェルディには何もせてもらえず完敗し、いよいよ崖っぷちに立たされました。

 

そして近年レノファの伝家の宝刀「困ったときは3−4−2-1」が発動されます。

磐田戦でもう一度しっかりつなぐ相手に対して、プレスをかけて後ろで回収することを取り戻し、群馬戦もほぼ相手に何もさせず快勝。続く金沢戦も梅木の活躍もあり当面の残留争いの相手を突き放す勝ち点3をとることに成功しました。

この時点で大宮・金沢とは勝ち点9差。普通に考えればもうセーフティゾーンではありました。現に知り合いの他サポさんは「これでほぼJ2の降格はきまったかな」とも話されておりました。

ただ、ここで余計な演出をしてしまうのがレノファの悪いところ。大宮戦を落としもしかしたら、、、という状況を作ってしまいました。

大宮が上位陣との対戦を残しており、J2上位陣のみなさんも負けられない戦いが続いていたこともあり、大宮は勝ち点を伸ばせず、レノファはしぶとく岡山・仙台から勝ち点を取ったこともあり、残留が決まりました。

 

結果としては10勝14分18敗、勝ち点42 得点37 失点71 でシーズンを終えました。

監督交代はある程度功を奏した形ではありましたが、肝心のエスナイデル監督に期待をした複数得点というのはなかなか達成できず、ということで退任が決まりました。

『狂気のハイプレス』はありませんでしたし、彼の色が発揮されたのも数試合でどちらかというと、今までのレノファのサッカーに彼なりにすり合わせにいった、といったほうが合っていたように感じました。

ただ、外国籍の監督一人(&通訳さん)を連れてきて、半年で劇的に変わるかといえば、難しかったのかもしれません。それでも残留まで導いてくれ、またいつぞやからいつの間にか使い始めていた「ハードワーク」というフレーズなど確かに変わろうとしていた形跡がありました。

ホーム最終戦の町田戦の前半で見せてくれた試合内容は得点が生まれなかったのが残念ではありますが、エスナイデルレノファの完成形であったよう思えました。

どこかハイプレスやアグレッシブという言葉だけが並び徹底しきれていない以前の姿が、敗戦はしたものの、2018年へ立ち返るのではなく、現代のサッカーに近づいたように個人的には思えました。

 

そして、レノファはまた変わることを選択しました。志垣レノファ。

町田のレビューの最後に、レノファは監督を変えて変化を望みつつも、結局2018年に立ち戻ることを選び結局は変わっていない、といった旨を書かせていただきました。

また来年同じように振り返ったときに、2023年名塚-中山-エスナイデルの3者で繋いだ今シーズンが志垣レノファの礎になっていた、となるといいなと個人的に願っております。

 

20位でしたが、感情移入ができて楽しめた今シーズンのチームでした。まあ皆さんお察しの通り、70%くらいエスナイデルさんのおかげなんですが。笑

 

 

そして最後に個人的に大事と思っていることを。

手厳しいことを書かないと行けない順位ではありましたのでそんな旨を書いてきましたが、最後に今までものが台無しになることを書きます。

こんな順位、結果であっても、ちゃんとボーダーラインの勝ち点42まで持っていき、J2昇格後からまだJ3への降格をしていないのは評価ができると思います(コロナ恩赦などありましたが)。今回降格したのが金沢と2017年までJ1に所属していた大宮でした。

金沢はレノファよりもクラブ規模は大きくありませんが、レノファよりも1年先にJ2へ上がりそれまでずっとJ2で戦い続けていたクラブです。そして大宮はJ1にいたこともあり、近年トップチームの人件費自体は下がってきていますが、クラブの大きさやユースの強さ、施設レベルなどは素晴らしいクラブです。

この2チームが降格するようなのが今のJ2リーグなわけで、また2024年シーズンもJ2で戦うことができることは、最後まで戦ってくれた2023年シーズンの選手、クラブスタッフの皆さんに感謝するところであると考えています。ありがとうございました。

その上で考えないといけないのは、クラブ規模やトップ人件費などレノファよりも下のクラブが今年躍進していたこと。2024年シーズンはレノファは今年以上の成績を残していかないといけません。

今季のような場当たり的に感じてしまうような対応を繰り返せば、今度こそ降格をしてしまうでしょう。ただ、ここでは詳しくは触れませんが今のところ補強については、選手・コーチングスタッフ含めてなにか変えてくれそうな予感がしています。

志垣監督のもと、維新で躍動するレノファの選手たちを楽しみにし、新年を迎えようと思います。

参考資料:主に2−3から2−6の項目(P8-11)

https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/club-r3kaiji_2_20230526_final.pdf

 

 

今年1年ありがとうございました。

無事、全試合のレビュー、1試合のプレビューを出すなど個人としてはとてもやりきった1年でありました。

このブログを書き始めて3年が経ちました。

今年は特に自分のレノファの環境が変わった年でした。ブログを書いていたらクラブ公式イベントにでることができたり、東京PVでご一緒させていただいている方々とスタジアムで挨拶するようになったり、自分が見たことのない世界をみせてくれる方々にもお会いできるなど、このブログを書いていることで世界がいきなり広がりました。

来年以降どんな事が起こるかわかりませんし、ちょっと試合によってはお休みするかもしれませんが、また来年も書き続けていこうと思います。

その時はまたお付き合いいただければと思います。

 

いつも読んでいただき本当にありがとうございます。また来季もよろしくお願いいたします。

 

(※文中敬称略)

チーム編成や移籍についてのメモ 2023年オフ

さて、今回はかなり初歩的な話をちゃんと見直してみようというものです。

選手の登録数。A契約やC契約。去年もそういや自分としても「なんとなくしかわかってないな」と感じたことなので、ちょっとメモ代わりに。参考になる方いれば、お付き合いくださいませ。

 

まず、今回のブログは下記のJFAの規約より引用、そしてそれを自分なりに2023年12月25日現在のレノファ山口の選手登録(移籍情報)について解釈をしております。

間違っている可能性は十分にありますが、参考程度にしていただけると幸いでございます。

JFAは「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/br20.pdf

 

ではまず『1-6 選手の登録数①』の項より、チームのA契約の登録数について

① プロA選手の登録数
(1)選手登録できるプロA選手は、第2種(ユース)登録選手も含め、クラブ全体で25名以内(以下「25名枠」という)とする。
(2)外国籍選手は「25名枠」の対象とする。ただし、外国籍のアマチュア選手及びプロC選手は除く。

と規定されています。

ではA契約とは?

1-3 プロA契約・プロB契約 ([別紙]表-1 参照)
① 契約締結条件
次のいずれかを満たすことをプロA契約及びプロB契約の締結条件とする。
(1)試合出場
◆ J1 : 450分
◆ J2 : 900分
◆ J3・JFL:1,350分 (一部略)

(2)プロC契約3年経過

と、各カテゴリーで出場した試合の出場時間でC契約⇒A契約へかわります。(B契約の説明はここでは割愛)

 

② 対象となる試合
(1)リーグ別対象試合
◆ J1 : リーグ戦、リーグカップ戦、スーパーカップ天皇杯
◆ J2 : リーグ戦、リーグカップ戦、スーパーカップ天皇杯
◆ J3・JFL: リーグ戦、スーパーカップ天皇杯 

そして、その対象となる試合は上記の通りリーグ戦とカップ戦が適用されます。

以前僕がXに投稿したもので、平瀬をリーグの試合のみで判断したため、C契約と誤った情報を載せておりました。

彼は鳥栖ルヴァンカップで178分出場しているため、A契約となっておりました。

J1カテゴリー ルヴァン出場時間178分⇒J2への時間換算356分

⇒356+昨季出場時間761分 合計1117分となり平瀬はA契約でした。

大変失礼をいたしました。申し訳ございません。(J1⇒J2への換算については1-3 プロA契約・プロB契約 ③の項目参照)

 

また、B契約C契約の選手については『1-6 選手の登録数②』の項で

プロA選手以外の登録数
プロB選手、プロC選手、社員選手及びアマチュア選手の登録数には制限がないものとする。

とされています。要は新卒の選手がまず登録されるC契約については登録数に制限がないわけです。(例:来季の水口、田邉など)

 

そして、『1-6 選手の登録数③』の項で、このA契約ではあるが、25人枠に含まれない選手が規定されています。

(1)年度途中のプロA契約への変更 

マチュア又はプロC選手が年度途中でプロA契約に移行した場合は、その年度に限り「25名枠」の対象外とする(外国籍選手も同様)。

この以降するというのは、例えば今年の野寄の出場時間は553分でした。

野寄が来季あと347分出場をすれば、上述したJ2カテゴリーで900分というA契約になる条件を達成します。ただ、来期中にA契約になっても来期中はA契約の25人枠にカウントしないということです。

なぜなら、25人ギリギリまでレノファが登録していた場合、野寄に限らず、上本らがA契約になった場合に、25人枠としてカウントをするようになってしまえば、誰かの登録を外さないといけないからです。ですので、そうならないようにその年度に限ってはC契約⇒A契約になっても、25人枠には影響がないということになります。

 

そしてこの25人枠に影響を受けないA契約の選手が下記。

(2)自クラブの育成組織出身及び在籍選手
自クラブの第3種又は第2種の育成組織のチームに3年以上在籍した選手は、同クラブのチー
ムに在籍する場合、「25名枠」の対象外とする。ただし、外国籍選手はこれに含まない。

レノファで言うとこれは河野が該当します。すでにA契約ではありますが、下部組織で3年以上在籍期間がありますので、彼は対象外となります。

もちろん末永も出場時間を伸ばしA契約になっても、レノファに在籍する限りこの25人枠に当てはまりません。要は下部組織の選手が多くなれば、25人枠の対象外の選手が多くなるので、よりチームとしては多くの選手を抱えることができるわけです。

Jリーグがいかに下部組織出身の選手を優遇といいましょうか、重視していることがわかると思います。

 

その重視をしているのがわかる内容が下記です。

1-6-2 ホームグロウン制度
① ホームグロウン選手の定義
12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間(以下、本条において「育成期間」という。)
の合計日数が990日(Jリーグの3シーズンに相当する期間)以上である選手を、本条において当該Jクラブのホームグロウン選手という。
② ホームグロウン選手の登録義務
Jクラブの第1種チームは、当該シーズンの初回の登録ウインドーの終了日(以下、「カウント基準日」という。)において、次に定める人数以上のホームグロウン選手を登録していなければならない。
(中略)
2021年シーズン J1:3名 J2/J3:0名
2022年シーズン J1:4名 J2/J3:1名
2023年シーズン J1:4名 J2/J3:2名
2024年シーズン J1:4名 J2/J3:2名
2025年シーズン以降: 別途定める
③ ホームグロウン制度の不遵守
Jクラブの第1種チームが、カウント基準日において前項に定める人数のホームグロウン選手を登録しなかった場合、翌シーズンにおいて当該チームが登録できるプロA選手の数(本規則1-6①に定める)は、前項に定める人数に満たない人数分減じられるものとする。ただし、当該クラブがJリーグの会員でなくなった場合はこの限りではない。 

とあるようにホームグロウンの選手数が満たなかった場合翌年の25人枠について、かなえられなかった人数分減らすと規定しています。

 

さて、2023年のレノファはというと、河野と国本がこのホームグロウン枠でありました。2023年は2人にこの枠が増えましたが、武者修行から帰った国本と河野が埋めることになりました。国本は期限付き移籍であったため、18歳から21歳までの3年レノファに所属していたことになり、この条件に合致した選手でありました。

2024年シーズンに向けては、まだ河野や国本・上本の処遇が発表されていませんが、すでに新保と末永でこのホームグロウンの条件は達成しております。

 

 

で、ざっと見てきましたが、現在のレノファの2024年の陣容を確認しますと、

A契
関、高橋、沼田、板倉、平瀬(レンタル)、新保(HG)、池上、吉岡、田中、山瀬、相田、五十嵐(レンタル)山本、若月 梅木 15人 
外国籍
ボムヨン、ジュニーニョ2人

C契
野寄(553分)、ヒョンチャン(たぶん外国籍C契約)、水口、田邉、末永(HG)


A契約17+C契約5人  の体制となります。上記書いてますが、もしかしたら、ヒョンチャンはA契約かもなんでプラスマイナス1くらいで考えていただけると助かります。

 

そして現在契約が発表されていない選手は

更新未
ヘナン、前、橋本、矢島、石川、佐藤、小林、皆川
HG対象
国本、上本、河野 計11人です。

 

河野は対象外選手、上本はC契約ですが、その他の9人は25人枠にかかってくる選手であり、彼ら全員と契約することはできません。(誰かをB契約にするならありですが)

そして、ここで鍵を握ってきそうなのがゴールキーパーです。

去年まで在籍していた寺門は今シーズンまでは出場時間が540分であったため、C契約でした。そのためこの25人枠の対象外でした。

例年のレノファはキーパーをほぼ4人編成をしているので、ここの枠に2人のA契約選手を取るのか?となります。(個人的にはない気がしてます)

また、昨季は五十嵐が同様にレンタル選手でC契約でした。今季もレンタル期間延長ではありますが、去年の出場時間でA契約となっております。

五十嵐を成功例と感じ、J1のクラブがC契約選手を貸してくれることを願いたい。同じくレンタルの話でいうと成岡はA契約です。

 

25人きっかりでシーズンに突入してしまえば、夏の移籍で選手を獲得するには、誰かを放出して…という段取りを取らないといけないので、25人枠は23人くらいにしてスタートすることになります。

去年はおそらくA契約22人とここにヒョンチャン、寺門、五十嵐、河野、上本、野寄で28名体制でスタートしました。

そして、MDが所属元へ戻り(そこから移籍)、ボムヨン、成岡、ジュニーニョと当時C契約の平瀬が夏の移籍で加わり、最終的には31人でした。

去年の人数などから考えると、あとC契約の選手が1人ないし2人。契約更新してない組が9人いますがおそらく多くて5人くらい。

外からもう1人2人。ここは残留組次第で加減が変わりますが。こんな感じかなと予想をしております。

 

枠があっても交渉事なので、残留するのか移籍するのかはわかりませんが、こういう登録枠から編成を考えるのも面白いかなと思います。

実際もう新加入って多くないんじゃない?!などこういうところから考えることもできそうです。

 

自分もこれを調べてて色々勘違いしていることあったなと勉強になりました。(まだ勘違いしてる箇所がありそうですが)

ストーブリーグを客観的に楽しめる方は参考にしていただければと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

(※文中敬称略)

 

12月26日現在

A契
関、田口、高橋、沼田、板倉、平瀬(レンタル)、新保(HG)、池上、吉岡、田中、山瀬、相田、五十嵐(レンタル)山本、加藤、若月 梅木 17人 
外国籍
ボムヨン、ジュニーニョ2人

C契
野寄(553分)、ヒョンチャン(たぶん外国籍C契約)、水口、田邉、末永(HG)


A契約19+C契約5人  

※A契約中にB契約の人がいるかも。

 ヒョンチャンは個人的にはかなりあやふや

 

そして現在契約が発表されていない選手は

更新未
ヘナン、前、橋本、矢島、石川、佐藤、小林、皆川
HG対象
上本、河野 計11人です。

 

12/27 9:00

勝手にここから追記。

ホームグロウンがすでに埋まってしまったと書いた時点で正直国本の更新はないと思っていました。あったとしても他クラブへ移籍。2年契約+2年契約の4年目で満了だったのかなと。

そうなると今色々模索しているのは銀ちゃんとコータかも。コータの場合は実績があるので、簡単に満了⇒移籍金なしでの国内外移籍はないと思うが、銀ちゃんはもしかしたら下のカテゴリーで頑張る選択をするかも。

また、加藤潤也がきたことも結構気になっていて、基本CFか左サイドを務めているイメージがある選手。そう、左サイドである。おそらく橋本はこれで残留はないのではないかと感じた。あとはあまり日本では聞いたことがないケースではあるが、加藤が群馬のイメージが強いからではあるが、背番号7を付けている。そうかレノファの今の背番号7は。。。と勝手に考えてもいる。

とりあえず、今日はここまで。

 

12/29 12:00

やはり橋本は移籍。こればかりは仕方ない。わかってたし。

で、ヘナンの更新がないのが結構気がかり。彼が更新にならないならCBはまだ2人ほどとりたいところ。

前の更新は大きかった。ボランチや右サイドバック、なんなら左もできてしまうだろうし、便利屋っぽく使うことについて彼自身がどう思っているのかはわからないし、個人的には申し訳ない感じに思うが、編成上こういう選手がいるのは大きい。

あとは去年来た選手が結構更新に時間がかかっている。そりゃ連れてきたGMと監督がいないんだから当然か。

複数年を結んでいるのかな~。正直皆川は志垣さんの構想外なんじゃないかなと思う。小林はサイドではなくツートップの一角なら、という見方はしている。ただ放出はされるかな~。

 

1/5 12:30

年末年始で

佐藤、小林、ヘナン、石川が残留  矢島、皆川が退団。

いや~。結構意外(笑) 誰が意外かはまあ察してもらうとして、今の契約状況は

 

A契
関、田口、高橋、沼田、板倉、平瀬(レンタル)、新保(HG)、石川、佐藤、池上、前、吉岡、田中、山瀬、相田、五十嵐(レンタル)山本、加藤、若月、梅木、小林
外国籍
ヘナン、ボムヨン、ジュニーニョ2人

C契
野寄、ヒョンチャン(たぶん外国籍C契約)、水口、田邉、末永(HG)


単純A契約とした場合24+C契約5人  合計29人

 

現在契約が発表されていない選手は
HG対象
上本(C契約)、河野 2人 ※A契約枠とかは関係ない。

 

平瀬や五十嵐あたりがB契約なんかな~。さすがに24人A契約ってのはないはず。あともう1人くらいスカッドには入れたいかな。

正直もうちょい上乗せが欲しい。ただ、ボランチは石川も想定しているんかな。降格した大宮・金沢からはほぼスタメン級は確定していた気がするしな。

レンタル組は今年と同じくらいあるかなって思っているから、ちょっと今の編成は意外な点でもある。

 

 

1/9 12:00

今までの動画を見る限りやはり田邉や相田が気になるな。

ポストもしたが、鳥かごの田邉の技術、ミニゲームの相田の動きなどが気になる。結構言葉もこの二人は独特だった。

田邉は自分の長所を「高いサッカーIQと技術」があり、その上でチームのためにハードワークができる、という正直自己分析というよりも他人への評価の際に使うような言い回しだった。

ただ、これはおそらく彼自身が名古屋の下部組織で育った環境も多かったのではないかと感じる。それだけの自信だったりプライドをもって自分を伸ばしてきたんだろう。名古屋復帰はかなわなかったかもだが、レノファでその凱歌を上げてほしい。まあ、そうしたら来年は他クラブなんだが。。。

相田は自分不器用なんで、ではないが言葉は一応持っているが、内に秘めているものも色々多そうだ、という印象。この選手はやってくれる気がする。

 

ちょっと話を移籍に戻します。

上記は12/26付のJFAにあった移籍リスト。

高木はもっと前に登録されたので上にあるが、この日(12/26)に彼ら3人が載った。

そして神垣は12/30に奈良クラブ、吉満はこの日の12/26中に移籍が発表された。

一度リストに載ったということは、12/26でないにしろちょっと前まではまだ話は固まっていなかったんだろうと思う。

とりあえず高木大輔、大槻の次のチームが早く決まるといいなと思っている。