レノファを青黒の眼で東京から見るblog

レノファ山口を応援・分析します。

Jリーグユニフォーム要項をちょろっと読んでみた。

以前A契約やC契約についてのブログを書いたところ、

知らなかった! 勉強になった!など色々ありがたい反応をいただけまして、今回も似たようなテーストの記事です。

最近色々規約を読むことがありまして、今回もそこで得た知識を文字におこすことで記憶するという意味合いも含めて、簡単ではありますが下記のようにまとめてみました。

気になった方はよろしければ。

 

 

2024シーズンユニフォームパートナー決定について | レノファ山口FC

レノファの2024年のユニフォームパートナーが発表されました。そういや広告関連ってどんな感じに決められているのかな?と調べようと思ったのが、今回の記事のきっかけでした。

調べはじめてまずわかったのが、当たり前ではあると思いますが、ユニフォームについてもJリーグユニフォーム要項があり、そして別途サッカー協会のほうでも規程があるということ。※リンク先参照

両規程ともに似たようなことを定めているが、今回はJリーグのユニフォーム要項について書いていきます。

この要項にはユニフォームの色についてや広告表示の大きさなどについて明文化されています。例えば

第3条〔ユニフォームの色彩〕
ユニフォームの色彩は以下の要件を満たすものでなければならない。
① ユニフォームの前面と背面の主たる色彩が同じであること
② 審判員が着用するシャツと明確に判別し得る色彩であること
③ アンダーシャツは、シャツの各袖の主たる色と同じ色で1色とすること。またはシャ
ツの各袖とまったく同じ色の柄にすること
④ アンダーショーツまたはタイツを着用する場合は、その色はショーツの主たる色また
ショーツの裾の部分と同じ色であること
⑤ それぞれのゴールキーパーのユニフォームは、他のフィールドプレーヤーおよび審判
員と区別し得る色彩であること

 

第6条〔選手番号・チーム名・チームエンブレム〕にて、ユニフォームへのこれら3つの掲出について、シャツやショーツに対して場所・サイズが定められている。※詳しきはリンク先のP6を参照

 

背番号には数年前に始まったJリーグの指定するフォントを使わないといけないことであったり、

そのほか背番号0は使っちゃダメ。1はGKの番号であり、で2~11はフィールドプレイヤー。12~99はポジション無関係ということも明記されている。

ゴールキーパーがフィールドプレイヤーとして出場する際は、フィールドプレイヤー用のユニフォームを着なければならない(番号は彼らのもの)。反対にフィールドプレイヤーがゴールキーパーとして出場する場合は、選手番号がないゴールキーパーユニフォームを着用しなければならない。ともある。

 

確かに、コロナ禍でベンチ入りメンバーがままならない状況の際に、確かにゴールキーパーがフィールドプレイヤーのユニフォームを着てアップやベンチ入りをしていたし(浦和対川崎)、
確かに交代枠がなくなりゴールキーパーが退場した時は、背番号が入っていないものを着ていた気がする。

特に後者の方はちゃんとこうやって規約があるんだなと個人的には勉強になった。

 

また第8条2項には

(2) J1リーグ年間優勝チームは、優勝の翌シーズンの間は、前項の指定するマークに代え
て、Jリーグ指定の「J1リーグチャンピオンマーク」をつけなければならない。 

と、チャンピオンマークを付けるのはチャンピオンチームの通例のような形ではなく、ユニフォーム要項で必須事項にしているのね。と感心したものである。

 

また、9条にはメーカー名の表示のしかた、11条では表示が規定されており、12条はその他ユニフォームに表示できるものとして、

① ホームタウン名またはホームタウンが属する都道府県名 

② チームシンボル

③ 優勝回数に相当する個数の星印 

④ 試合に関連する以下の情報
イ. 開催日
ロ. 対戦カード
ハ. スタジアム名
二. その他Jリーグの事前承認を得た事項

⑤ 前年度天皇杯優勝チームが天皇杯出場時に表示を義務付けられる、天皇杯優勝チーム
マーク

 

④は確かに去年の川崎対バイエルンミュンヘンの記念ユニフォームには両国の国旗やクラブ名が表示されていた。

また、⑤の天皇杯についてもJリーグ同様にチャンピオンは表示が義務付けられるようだ。ちなみに今年の川崎のユニフォームを購入する際に、この天皇杯チャンピオンのワッペンは購入者のオプションになっている。お値段は3300円。

 

続けて13条には記念ユニフォームについて。おそらくレノファも最近出すようになった夏ユニはこの項目に属するものと思われる。

第 13 条〔記念ユニフォーム〕
Jクラブは、「ユニフォーム使用計画」とは異なるユニフォームの着用申請によりJリ
ーグに申請し、その承認を得た場合、「ユニフォーム使用計画」に定めるユニフォームとは異なる記念ユニフォームを使用することができる。ただし、当該記念ユニフォームは本要項に従ったものに限る。 

 

そして、自分が興味をもったきっかけである広告についてである。

第10条にこの広告について定められている。いくつか割愛するが、10条第2項において、

前項に基づく広告は、第4項の定めに従い、シャツに6か所まで、ショーツ前後面に1
か所ずつ表示することができる。ただし、1か所につき1社に限るものとする。

なお、1st ユニフォーム、2nd ユニフォーム、3rd ユニフォーム、記念ユニフォーム、大会別ユニフォーム等のユニフォームの種類毎に、異なる広告を表示することができる。

と書かれており、やろうと思えばユニフォームごとに色々な会社様の広告を出せるようだ。
確か浦和レッズACL用のユニフォームの胸スポンサーにリーグとは違い、DHLを掲載しており、大会に親和性がある会社さんを選んでいたように思う。

 

それで、である

広告が表記出る部分については4項にあり、
① シャツ前面: 選手番号の上部又は下部に300㎠以下
② シャツ前面鎖骨(右): 50㎠以下
③ シャツ前面鎖骨(左): 50㎠以下
④ シャツ背面: 選手番号の上部又は下部に200㎠以下
⑤ シャツ背面裾: 裾に150㎠以下(選手番号最下部からシャツ裾までの長さを二等分し、その下部に150cm2以下)
⑥ シャツ左袖: 50㎠以下
ショーツ前面左: 80㎠以下
ショーツ背面: 左右いずれかに80㎠以下

多少端折ったが、上記のような具合である。場所の指定がある他やはりサイズの指定もある。もちろん第2項にて1カ所1社と規定されているので、A社様とB社様で胸スポンサーを折半ということももちろんできないし、A社さんには長い間お世話になっているので去年よりももっと大きくユニフォームに表記しましょう!ということももちろんできない。

 

では、2024年度レノファのユニフォームパートナー様をどのようになっているかというと、

① シャツ前面: ユーピーアール株式会社様
② シャツ前面鎖骨(右): 不二輸送機工業株式会社様
③ シャツ前面鎖骨(左): 株式会社山口銀行様
④ シャツ背面:山口マツダ株式会社様
⑤ シャツ背面裾: UBE株式会社様
⑥ シャツ左袖: インバースネット株式会社様
ショーツ前面左: マックスバリュ西日本株式会社様
ショーツ背面: なし

となりました。(パートナー企業の皆さんありがとうございます!)

 

自分が応援しているレノファ山口川崎フロンターレともにショーツの背面右端の広告がこの何年もなかったような覚えがあるので、勝手にこの部分には広告がないと思っていました。
しかし、ちゃんと他のチームを調べてみたら、鳥取さん柏さんなどはこの部位が入っており、「ここもOKなのね」と認識を改めた次第。

ちゃんと調べればフロンターレはこんなお知らせも出しておりました。

そういえばやってな、と。色々youtubeにもそういや出ていたしこのあたりは完全にスポンサーの集め方などはこのクラブらしいなと思う。ただ、ショーツ背面は今年もなし。なんかあるのだろうか(笑)

 

と3000字くらいになってしまいましたが、ユニフォーム要項を読んだだけでも色々発見があったので記してみました。特に知らなければならない事項とかではないですが、知っておくと色々面白いなと思いました。

特にGK⇒FP、FP⇒GKへの出場についてこういうように定められていたのか、というのは書いた通り勉強になったし、知識としてひけらかすこともできないが、色々事情をより汲めるようになったのは読んでよかったなと思いました。

 

もう一つ、こういうようなあまりレノファに関わるというか、あまり知らなかったサッカーの規定みたいなものを書こうかなと思っているので、シリーズ第3段にご興味がある方はまた読んでいただけると幸いでございます。

 

 

余談ではありますが、Jリーグの要項とJFAの規定がある話は冒頭にしました。

ずっとJリーグの要項はないと勘違いをしており、先に見つけていたJFAの規定を読みながらこのブログを書いておりました。

そして、読み進めていくうちに・・・

 

第10条 〔適用除外〕
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、日本フットボールリーグ(JFL)、日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)、日本女子サッカーリーグなでしこリーグ)、および日本フットサルリーグ(Fリーグ)のユニフォームについては、本規程を適用しない。

といきなり出てきて、「はい??適用除外??Jリーグ適用除外?!」となって、慌ててJリーグのユニフォーム要項を探し、一部ではあるが、大幅に記事の修正をしないといけなくなったことは最後まで読んでいただいた人へ共有したい思います。ほんと焦った(笑)

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

(※文中敬称略)